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ものづくりはおもしろい!

090330_monozukuricimg1827  平成21年3月30日(月)、「ものづくりはおもしろい! ~ものづくりと「地域産業人材育成」について考える~」と題するセミナーに参加してきました。

 セミナーに先がけ、まずは京都伝統工芸を体験しようと、京金網を使った「豆腐すくい」づくりを体験です。

 「金網つじ」の代表である辻賢一さんと奥様の指導のもと、30名を超える子供や大人が挑戦です。

 素手で、しっかりとステンレス線を引っ張り捻らないとヨリが緩く大きくなってしまうし、引っ張りすぎると六角形の「亀甲」がゆがんでしまうし、悪戦苦闘の末、1時間ほどをかけ、なんとか皆さん完成することが出来ました。

 最後の仕上げは素人では難しいということで、辻さん夫婦による仕上げです。ここまでの段取りを間違っていない作品であれば、2~3分ほどでステンレス線端部の始末や全体の整形をし、袋詰めをして完成です。

090330_monozukuricimg1821  本当は、ステンレス線より銅線の方が扱いもよく、風合いも良いモノが出来るそうなのですが、素人がやると、手に汗を握ってしまい、完成する頃にはその汗で銅線が黒く腐食し、汚い作品になってしまうんだそうです。

 「ステンレス製だと、なかなか壊れもせず、次の商品が売れませんよねぇ」と奥様に尋ねたところ、「長持ちする良いモノを作るのが京都の店のやり方です。使う方も、壊れたら修理しながら使うのが京都のやり方です」との答え。モノを大切にする文化、ものづくりの魂がここにはあるんですねぇ。

 こんな体験のあと、セミナーです。講師は京都工芸繊維大学 伝統みらい研究センター長の濱田泰以(はまだ ひろゆき)さんです。濱田さんは、市役所の総務課長と大学時代の同じサークル仲間だそうで、昨年サークルのOB会で集まったことがきっかけに、本日の「ものづくり」セミナー開催につながったそうです。

 日本の「ものづくり」文化の話に始まり、「伝統技術」とは、「その時代における先駆的な先端産業であって、人に優しい技術であり、感動を与える技術であり、環境にも優しい技術と定義できる」といった話や、「伝統に内在された知恵を使って、新たなものづくりを創造し、日本のみらいを切り拓く」ことをセンターは目指していると・・・。

 そのような話の中で、伝統技術の「暗黙知」を「形式知」にしようとする、さまざまな研究の一端を、多くの興味深い映像とともに紹介いただきました。

 匠が何気なくやっていることの裏付け、根拠を、科学的に解明しようとする、「物事を深く、注意深く、どのように見ようかとする姿勢」は、どんなことにも共通することかなぁと感じ入りました。

 セミナーの様子をメモにまとめてみました。
「090330_monozukuri.pdf」をダウンロード (179KB)

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