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使う人の話を聞いて 状況をイメージして

091010_silvercimg5914  ホスピス・緩和ケアを考えるシンポジウムの行われた香川県社会福祉総合センターの1階フロアには、シルバーカーバリアフリー用品などの展示コーナーがありました。

 そのコーナーのスタッフの方に、「歩道や道路、町づくりについて、みなさんが気になっていることは、どんなことがありますか?」と質問してみました。すると・・・

 ここで4年仕事をしていますが、そんなことを質問されたのは初めてです。そんな意識で町を見たり、このコーナーを訪れる人と関わりを持ったことがないので・・・。

 でも、私もバリアフリーについて勉強しようと、関係の本も読んだりしたのだけれど、本当には使う人の立場が分かっていないような感じがして。

 自分自身も健常者なので、実際に生活されてるい方々がどんなことに困ったり苦労しているのかは、そのご当人から教えられることばかりです。

 公共の建物や町づくりを行うときは、そんな方々の話をしっかりと聞くことが大事だと思います。マニュアルやガイドライン通りでは良い物づくりは無理だと思います。

 そんなお話を聞けました。

091010_silvercimg5910  また、シルバーカーについてもいろいろなことを体験し、お話を聞けました。

 といいますのは、初めてシルバーカーを買おうとされる方は、ここのようにたくさんの種類を実際に触り、体験して選ぶことが出来ないので、カタログだけで選んだり、「隣のお婆ちゃんと同じやつ」を買われたりすることが多いそうです。

 特に、軽いのが良いだろうと、コンパクトで軽量の物を買われる方が多く、それでは、少しの傾斜や凸凹で不安定になったときに、自分の体を支えるにはシルバーカーが軽すぎて、お店を出たところで早速転んでしまうのが常だそうです。

 少し大型で、椅子にもなるし、椅子の下には荷物が入れられるスタンダードタイプのシルバーカーでは、「荷物を入れないときには、荷物入れに煉瓦やブロックを入れて、重くして使うように」と、取扱説明書にも書いてあるそうです。なかなか、取扱説明書まで読まずに使われている方が多いそうですが。

 また、車輪が小さいシルバーカーでは、2~3cmの段差でも乗り越えることは至難の業です。シルバーカーを持ち上げて段差を超えられるような方は、シルバーカーが無くても歩ける方でしょうから。

091010_silvercimg5911  左の写真は、3cmぐらいの段差は乗り越えられるように工夫をした車輪付き(左)や、少ししっかりとした造りと車輪も少し大きくしたタイプ(右)です。

 実際に押させてもらいましたが、段差や点字ブロックを乗り越えるだけでも、不安を感じずにはいられませんでした。

 どんな町づくりをすれば、いろいろな方々にとって、安心して快適に暮らせる町に出来るのでしょうか。

091010_silvercimg5913  実際に使われる方々の話を聞き、いろいろな機器も試してみて、生活される方々のニーズや状況の変化にも敏感にならないといけませんよね。

 手摺りの高さ、太さ、手摺りの断面の形、使われる方の体や使える機能の違いによって、どれが一番その方にとって良いのかが変わってきます。

 公共の施設や場所の物づくりは、どうしていけばいいでしょうか・・・。

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