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文化遺産の防災 あなたは気がついていましたか?

100414cimg9944  平成22年4月14日、サンポート高松の会議室で行われました、立命館大学教授で、歴史都市防災研究センター長の土岐憲三先生の講演会に参加してきました。

 演題は「社会基盤と文化遺産」です。

 講演の中では、「社会基盤という日本語はない。広辞苑にも掲載されていない。社会資本は掲載されている」と。

 日常使っていた「社会基盤」の言葉が、皆さんに認知されるには至っていない言葉だったとは・・・

 また、さらに話は続き、「経済活動、利便性の追求の結果生み出された、物質的活動の所産。それに、人間の精神活動の結果として、物として残っているもの、文化遺産を加えたものが、社会基盤ではないか」、また、「そのような中、文化財保護に取り組んでいる人たちは「自然災害」のことに目がいってなかったし、自然災害研究に取り組んでいる私たちは「文化遺産」に目がいってなかった」と。

 言われてみれば当たり前のことに、私たちは気をとめていませんでした。

 講演の中では、

・地震で粉々になっても、モノは残っているので、もう一度組み立てればいい。
・しかし、火災で燃えてしまってはどうしようもない。
・災害に関しての「諦観」と「楽観」 「自分は別」の意識 「本当に起こるとは思いませんでした、自分のところには起こると思っていませんでした」 阪神淡路大震災の6千人を超える死亡者の内、約5千人の人は10秒以内に亡くなった。その人達は、前の晩眠るときに、自分が死ぬとは思っていなかった。
・僅か百年間で都市の構造が変わって、地震火災の可能性が飛躍的に高まった。
・また、明治以降は社会構造が変わって、文化遺産を復興・寄進するような「権力者」が居なくなった。
・被災の可能性が高まり、復興の可能性が低いのが現状である。

など、待った無しの状況であること、何をなすべきか、何をしているのかを紹介いただきました。

 

 先人が残してくれたモノで暮らしている今の私たち。

 私たちは後世に何を残してあげられるのか、何も考えていない。

 このままでは、「やらず、ぼったくりである」と、後世の人たちから評価される。

 さあ、私たちが何をなすべきか、共に考え、行動しましょう、見える形で・・・

 講演会のメモをまとめてみました。
「100414bunkaisan.pdf」をダウンロード (201KB)

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