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海運・造船のメッカ「四国」が 海洋国家日本をリードする

100522cimg0630   「次世代に伝えたい、海や船の大切さ・楽しさ」のテーマのもと、今日から始まった「船の祭典2010」。

 50ほどあるイベントの中で、最も早い開催となるシンポジウムとして、海事産業シンポジウム「海洋国家日本の将来」が開かれました。

 アルファあなぶきホールの4階大会議室に、130名ほどの参加者が集まり、基調講演やシンポジウムが進められました。

 「海事産業」がテーマということから、海運、造船、舶用エンジンや船に関連する企業の社長さん方が多く参加されている、そんな雰囲気を受けました。

○開会挨拶
 まずは、船の祭典2010実行委員会 委員長 梅原利之さんから、「本当の海洋大国になるには、多くの若者が海洋に興味を持ち、そこから優れた人材が生まれてくることが必要。約50のイベントが実施される。海の大切さや魅力を再認識、我が国の海事産業に興味を持ってもらえれば幸い」との開会挨拶です。

 

○来賓挨拶
 続いて、国土交通省 四国運輸局 宮村弘明さんから、「海洋について考えていかねばならない。それに大切なのはやはり「人、人材」だと思う。海に興味を持ってもらえる若い人が大事。四国はそんな人を育てるには、造船、多くの船が走る備讃瀬戸、そんなことを見て育ち、知っている若者がいる、四国の若者が日本の海事産業を救う」と、挨拶をされました。

 

○基調講演
 内閣官房総合海洋政策本部 事務局長 内閣審議官 井出憲文さんによる、「最近の海洋政策の展開」と題した基調講演です。

 平成19年に交付された海洋基本法の話、海洋のエネルギー・鉱物資源の話、大陸棚延長の話、EEZ・大陸棚の保全の話、海洋分野の成長戦略についてお話し頂きました。

 日本の国土面積が38万平方キロ。

 沖の鳥島一つで42万平方キロ、南鳥島では48万平方キロの排他的経済水域を日本にもたらしてくれている。これらの保全の大切さや、資源の無い日本において、海洋の豊かなエネルギーや鉱物資源を、どう開発していくかなど、わかりやすく講演頂きました。

 

○海洋情報クリアリングハウスの説明 ~海洋情報クリアリングハウスが拓く持続的な海洋利用の未来~

・各機関の目的に応じた個別の法律のもと縦割り的な体制で、情報が分散しており、情報収集が困難。
・横断的に情報を管理できるシステムを作る。データセンター機能。
・タウンページのようなもの クリアリングハウス どこにどんなものがあるのかを提供
・参加機関:内閣官房、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省、(独)海洋研究開発機構、(独)水産総合研究センター

といった紹介や、事例に基づき、使い方の紹介がありました。

http://www.mich.go.jp/ に、アクセスしてみてください。

 

○パネルディスカッション
 「四国の海事産業と海洋国家日本の将来」のテーマのもと、行政、商船、海運、造船、舶用設備の分野を代表する5名のパネリストにより、宮村四国運輸局のコーディネートでパネルディスカッションが進められました。

100522fitcimg0620  

 いずれのパネリストも具体的な数字を示しながら、現状や将来について熱くお話しいただき、終了予定時刻を過ぎてしまったことから、帰路の都合で途中退席しなければいけないパネリストが出るほどでした。

・「荷役量が延びる」「造船業も需要が伸びる」しかし国際マーケットの中で競争し、シェアを獲得していく必要がある。その中で勝ち残っていく「価値」を、「強み」を持っていくか、いけるか。
・造船も海運も魅力ある職種と思われていない雰囲気があるが、社長さん方からの話で、将来に夢がある。
・今後の発展が見込まれる中、需要は伸びていく。が、国内需要は伸びていかない。労働人口は延びない、国内だけにこだわらず、海外に踏み出していくことも必要。
・技術で対応していける面がある。
・人の問題 労働条件の改善をしていく。魅力ある職場としていく努力をしていく。
・海洋開発 将来的にはやっていかねばならないこと、タイミングはわからないが、造船業も力を発揮していかねばならない。

といった様々なお話を聞くことが出来ました。

 そのような中で四国について、「内航海運業界を絶やしてはいけない。が、次第に業者数は減っている。どういう地域がリーダーシップをとっていくのか、経験が豊富で、多くの船員がおり、船員への理解のある家族がいる、船員を育てる施設が育っている、舶用機器メーカーが密集している、金融機関がそろっている、等々、四国にはこれらすべてがそろっている。 → 他地域のリーダーをとるべき地域であり、とれる地域である」との話もありました。

 最後は、コーディネーターの宮本さんの「四国が海事産業の中心であり、四国の持っている良さを生かして、引っ張っていくことが必要」との言葉で締めくくられました。

シンポジウムの様子をメモにまとめました。
「100522kaiji.pdf」をダウンロード (622KB)

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