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港の総合病院 国総研・港空研

101001cimg2484  平成22年9月29日(水)、高松サンポート合同庁舎のアイホールで、四国地方整備局港湾空港部、国土技術政策総合研究所、独法港湾空港技術研究所の主催により開かれた、「平成22年度 四国のみなと特別講演会」に参加してきました。

 平成14年度から組織体制が変更となり、国が自らやる基準作りは国総研国土技術政策総合研究所)、民間に任せておいては進まない部分を港空研独立行政法人港湾空港技術研究所)と役割分担した両研究所の研究者が直接各地に出向き、最新の研究成果を講演し、自治体の方など現場の方々と直接意見交換をするというものです。

 この特別講演会は平成18年からスタートしたそうで、今回は下記の6件の講演と意見交換が行われました。

1)国土技術政策総合研究所(国総研)の概要
2)港湾空港技術研究所(港空研)の近況と高炉水砕スラグの硬化促進工法について
3)四次元広角映像及び測量用ソーナーシステムの開発
4)港湾施設の戦略的維持管理のための最近の取組み
5)近年の巨大地震津波による被害と日本への教訓
6)浸水による沿岸域の地域被害の推定手法について

 濁っていて視界が1メートルもないような海中で、海底や構造物の状態を映像化し、測量しようとするソーナーシステムの開発や、近年の海外の津波の挙動から、どう日本の津波対策、避難行動に結びつけようかとするものなど、担当している研究者ご本人から熱く説明いただきました。

 津波の講演では、私達もテレビで見たことのある、街中を逃げまどう住民を瓦礫を巻き込んだ津波が襲いかかる映像や、港空研で行った津波の威力を示す映像などを紹介いただきながら、人の正常性バイアス多数派同調バイアスなど、避難が不十分だったり過った判断をしてしまう人の心理についても説明いただきました。

 津波の威力について科学的な研究が進んでいます。

 この研究成果を活かすためにも、「地震が起きたら津波が起きる。すぐに高いところに逃げろ」を、実際の行動に結びつけるには、津波の再現装置で自分の身体で津波を体験することが一番。

 でも、全ての人に体験してもらうことは難しく、研究所と自治体や現場が連携し、人の行動につながるよう取り組んでいくことが大事ではないでしょうか。

 二つの研究所は港に関する総合病院。地方整備局は地元にあるホームドクター。困ったことがあれば、ホームドクターである地方整備局に相談いただき、内容により総合病院である研究所につなぎますから、ぜひ相談して下さい。

 そんなコメントもありました。

 特別講演会の様子をメモにまとめました。
「100929_minato.pdf」をダウンロード (196KB)

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