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子どもの頭痛には要注意 もやもや病

101031cimg2831  平成22年10月31日(日)、香川県社会福祉総合センター7階の第1中会議室で、「もやの会」四国ブロック主催の医療講演会に参加してきました。

 みなさんは「もやもや病」の事をご存知ですか。

 2001年、シンガーソングライターの徳永英明がこの「もやもや病」に羅患したことが報じられ、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 太い動脈が閉塞して失われる働きを補うために、無数の細い血管が脳の深奥に発達し、これを血管に造影剤を入れてレントゲン撮影すると、それらの細い血管があたかもタバコの煙のように”もやもや”と写ることから、もやもや病の名があるそうです。

 「もやもや病の患者と家族の会」のホームページには、次のように説明文があります。

 元気だった子供が突然、脳卒中のような症状、たとえば左右の半身マヒやロレツが回らない手や足の力が抜ける、視野を失うといった症状を起こす。熱いラーメンをフーフーして食べたり笛を吹いたり強く泣いたり(いわゆる過呼吸の状態)した後に急に足が立たなくなったり、箸をポロリと落とす。これが典型的なもやもや病(ウィリス動脈輪閉塞症)の症状です。

 もやもや病は脳血管の病気で、原因は不明であり基本的に進行性の病気です。 脳の働きを支える太い動脈が閉塞してくることにより、様々な症状が起こります。

 就学前の幼児に多く発症し、30代や40代での初発も少なくありません。大まかには幼児は一過性の脳虚血発作で、成人は脳出血で発症する傾向がみられます。

 脳は通常血液が行かなくなるとその部分の細胞が死んで機能しなくなりますが 、この病気の場合は細いもやもや血管が、その機能をかろうじて支えているという脳の慢性酸欠の状態だと言えます。したがって血流の量が非常に不足しているため、過呼吸の状態となった時、症状・発作が起きやすくなります。

 発作は一過性(症状が出てもまたすぐに元に戻る)のものから、大きく後遺症の残る脳梗塞、死にいたる脳出血まで様々で、患者も殆ど日常生活に支障のない人から寝たきりの人まで千差万別です。一過性であっても繰り返すうちに悪化することから病気の大事なサインを見逃さず、早期発見・早期治療を行う必要があります。

 今回の集まりは、四国ブロックでは6回目、香川では2回目の開催だそうです。

101031cimg2825  講演は、松島俊夫先生を講師に、「もやもや病(ウィリス動脈輪閉塞症)今わかっていること、出来ること」と題した講演です。

 脳神経外科医でも生涯に一度出会うかどうかの病気だそうで、その診察、病気を判明してもらえるかが難しかったりするそうです。

 しかし、いまは、MRIやMRAによる検査で、簡単、確実に診断することが出来るそうです。

 特に脳が成長期にある幼児では、血流の不足が脳の成長に大きく影響し、麻痺や高次脳機能障害の発症につながる可能性が高くなるそうです。

 子どもの頭痛には要注意。過呼吸時に手足のしびれや失神の症状がありはしないか注意がいるそうです。

101031cimg2832  会場のテーブルにはお茶とキャンディーが小袋に入れて用意されています。世話人の方々の心遣いに感謝です。

 講演会の様子をまとめてみました。
「101031_moyamoya.pdf」をダウンロード (430KB)

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