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スピリチュアルケア 聴くことは心の痛みをやわらげます

101218cimg3950  平成22年12月18日(土)、サンメッセ香川の1階小展示場で「中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム 第6回 緩和医療に関する集中セミナー in 香川」が開催されました。

 会場となっている小展示場は、多くの医療関係者の方々でいっぱいです。

 プログラムは下記のとおりです。

9:20~10:20 「緩和ケアの現状と将来」
     松岡順治 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 緩和医療学講座 教授

10:30~11:45 「C型肝炎と肝細胞がんの診断と治療」
          正木勉 香川大学医学部消化器・神経内科学 教授

12:45~14:00 「緩和医療における放射線治療の役割」
          木村智樹 広島大学病院放射線治療科 助教

14:10~15:25 「在宅ホスピスを考える」
          山口龍彦 高知厚生病院 副院長

15:35~16:50 「スピリチュアルケア」
          佐藤泰子 京都大学大学院人間・環境学研究科

 

101218cimg3938  最後の講演、佐藤さんの「スピリチュアルケア」にのみ参加してきました。

 健康の定義とは、スピリチュアルとは、考えるとは、苦しみとは、わかってもらえた感とは、などなど わかりやすい例も示しながらの80分間でした。

 人は、「苦しい事項」と「こうありたい事項」の違いを、「思い(評価)」することで苦しみます。

 この「苦しい事項」が「こうありたい事項」へと動かせないとき、例えば「このがんは治らない」とかの場合、人は「思い」を動かし始めます。

 この思いは他人が動かせるものではない、薬で動かせるものではなく、自分でしか動かせません。

 そこで、自分の苦しさを「言葉」にすることで、今の事態を俯瞰することが出来、相手に「わかってもらえた感」を持つ事が、事柄を動かしていく。

 このように、スピリチュアルケアには「聴く」事が大事で、「訊く」事になってはいけない。

 また、「わかってもらえた感」を得るのは大変なことだとの例が、上の絵です。

 聴き手は聴いた物語を自分のコード表から瞬時に意味を抜き出し、さらにイメージしながら物語を解釈します。その際に、話し手のイメージとの間に乖離があることは免れない。

 「桜が綺麗」と言われても、人それぞれに桜の種類から、その綺麗さも違っています。

 自分の持っているコード表、経験や知識によって物事が見えたり、理解されているのです

 

 あなたは、上の絵が何の絵に見えましたか?

 あなたが大人の方なら、男女が絡み合う姿が見えていませんか。

 子どもたちには、男女の姿ではなく、たくさんの動物が見えていることでしょう。

 人の話を聴くことの難しさ、でも、人に話を聴いてもらうこと、「わかってもらえた感」は、新しい一歩のための大きな力となります。

 「聴く」ことは、関係性によるケア 「語る」ことは、自立性の場

 そんな言葉で講演は締めくくられました。

 講演の様子をまとめました。
「101218_spiritual.pdf」をダウンロード (309KB)

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