« 37.4度で4日目・・ | トップページ | “まち”をデザインすること それは「やる気」をマネジメントすること »

絶滅危惧Ⅰ類 四国のツキノワグマ

110122cimg4370  平成23年1月22日(土)、e-とぴあ・かがわのBBスクエアで、「みんなでつくる自然史博物館・香川」の主催で行われた、「第4回ナチュラルヒストリーに基礎講座 ~生物多様性セミナー~」に参加してきました。

 みなさんは、今でも四国に、ツキノワグマが生息していることを知っていましたか。

 ということで、今回のテーマは「四国のツキノワグマ」です。

110122cimg4363  講師は、「みんなでつくる自然史博物館・香川」の会員でもあり、高知在住の、NPO法人四国自然史科学研究センター長の谷地森秀二さんです。

 ヒグマは北海道だけに生息。

 ツキノワグマは本州・四国・九州に生息し、ヒグマより一回り小柄で、体長:120~145cm、体重:70~120kg、年齢は10歳ぐらいのものまでしか見つかっていないそうです。

 オスとメスは交尾の間だけ一緒にいて、冬の冬眠中にメスだけで出産し、子育てはメスだけがするそうです。

 四国ではクマに襲われたとの事例がない。スギやヒノキの人工林が人とクマの生息域を分断してくれているのではないか。スギやヒノキの人工林を、クマの棲める自然林に戻すと、クマと人の接触が増えていくかもしれない。クマに遭遇するかもしれない事前の準備が必要。

 昭和初期には、香川を除く四国の山間部に広く生息していたそうです。今では、徳島の剣山のあたりでだけで生息が確認されているそうです。高知と愛媛の県境あたりでもクマを見たとの報告があるのですが、続報が無く、生息域としては確認されていません。

 四国のツキノワグマを絶滅させないために必要なこととして、短期目標:人との軋轢防止、中期目標:四国のツキノワグマの生態解明、長期目標:四国のツキノワグマが棲める山づくり についての話がありました。

 講演の最後は、「四国にクマを残す! そのためには、まずクマに興味を持っていただく。そうして、どうすればいいのか考えていただきたい。」との言葉で締めくくられました。

 講演後の質疑では、40分以上にもわたり、フロアからの様々な質問と谷地森さんの解説のキャッチボールが繰り返されました。

 セミナーの様子をまとめました。
「110122_ursus.pdf」をダウンロード (292KB)

 これまでの3回のセミナーの様子は下記を参照下さい。

 第1回「久米通賢(くめ つうけん)による天体観測と測量」の様子はこちら

 第2回「21世紀の自然史博物館 ~市民と自然の家~」の様子はこちら

 第3回「クマノミの性転換と社会的順位制」の様子はこちら。 

|

« 37.4度で4日目・・ | トップページ | “まち”をデザインすること それは「やる気」をマネジメントすること »

勉強」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/524388/50658263

この記事へのトラックバック一覧です: 絶滅危惧Ⅰ類 四国のツキノワグマ:

« 37.4度で4日目・・ | トップページ | “まち”をデザインすること それは「やる気」をマネジメントすること »