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みなとと防災を考える

101109cimg3040 平成23年2月12日(土)、サンポート合同庁舎のアイホールで、四国地方整備局高松港湾・空港整備事務所の主催、香川県と高松市の共催で開かれた「みなとと防災を考えるセミナー in 高松」に参加してきました。

 寒く、強風の吹きすさむなか、多くの方がアイホールを目指して集まってきています。

 アイホールに入ると、多くの地元選出の国会議員も参加されています。

 議員の方々の挨拶のなかでは、「港町高松での港の大切さ」「航路の大切さ」「地震や津波への対策の大切さ」「自助・共助・公助,ソフト・ハード両面からの対策の重要性」を話され、「本セミナーで共に勉強しましょう」 などなど。

 プログラムは次のとおり、地震や津波に関する研究者による講演、兵庫県南部地震の際のフェリーの役割についての講演、そして平成16年台風16号の高潮被害を契機とする高潮対策の取り組み状況についての報告です。
 
 ○講演①「巨大地震の時、港湾・海岸施設に何が起きるのか?
        -被災メカニズムを知り、万一の事態に備えよう-」
     独立行政法人 港湾空港技術研究所 特別研究官 管野高弘

 ○講演②「防災面におけるフェリーの役割について」
     ジャンボフェリー株式会社 会長 加藤琢二

 ○報告「平成16年台風16号の高潮被害を踏まえて」
     香川県土木部港湾課 課長補佐 森川照久

 港湾空港技術研究所の菅野さんからは、「事前の対策として耐震強化岸壁など耐震対策、地震後の対応が出来るよう何が起きるかを想像して準備をしておく」「港だけ守ってもダメ。港に通じる道路が被災していては港は機能しない。船などが津波で流されてきていては港や道路が使えない。全体で耐震対策、防災を考えないといけない。」と、締めくくられました。

 ジャンボフェリー株式会社の加藤さんからは、兵庫県南部地震の経験から、フェリーや旅客船の取り組みについて紹介があり、「お風呂船、ホテルシップとして活用」「援助物資、自衛隊の復旧部隊、電気やガスの復旧のための作業員・車両・資材は航路で運ばれた」といった紹介があり、最後は「神戸でよかった。港町の神戸だったから、港を使って大災害に速やかに対応できた」と締めくくられました。

 香川県土木部港湾課の森川さんからは、香川県内の高潮対策の計画の概要と整備の状況の報告があり、「高潮対策は、高潮+波の影響で設計してあるので、高潮対策をしておけば、東南海・南海地震による津波に対しても対応できるのでは」といったお話も聞けました。

 報告の最後には、「陸こうは家の玄関と同じです。出入りしない時は締めておいて下さい。しっかりとしたコンクリートで堤防を作っても、陸こうが開いていたのでは意味がありません。開いたままで地震を受けると、壊れて閉められなくなることがある。閉まっていれば地震を受けて壊れても、大量の津波が入ることはない」と、締めくくられました。

110211cimg4604  今後30年以内に、約60~70%の高い確率で東南海・南海地震が発生するといわれています。

 地震の発生が先になればなるほど、プレートに蓄えられたエネルギーはより大きく、大きな地震につながりかねません。

 歴史が物語っています。「いつか起きる」のではなく、「必ず起きる」のが、東南海・南海地震です。

 次に起きる南海地震は、昭和21年に起きた昭和南海地震の4倍大きな地震だろうといわれています。

 昭和21年とは生活スタイルも、まちなかの様子も変わっています。電気が無くて、水道が無くて、車が使えなくて、トイレが使えなくて、あなたの暮らしはどうなりますか。

 イメージしてみて下さい。水や食料が必要となるのは、地震であなたが死ななかった場合のことです。

 まずは自分が生き残るためにタンスや家具の固定は大丈夫ですか。あなたの身の回りに危険なものはないでしょうか。

 イメージしてみて下さい・・・

 セミナーの様子をまとめてみました。
「110212_minato.pdf」をダウンロード (282KB)

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