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異文化コミュニケーションで防災力アップ

110225cimg4865  平成23年2月25日(金)、サンメッセ香川で、四国管区警察局総務監察・広域調整部高速道路管理室、西日本高速道路株式会社四国支社、西日本高速道路サービス四国株式会社の主催による「四国4県合同高速自動車道 災害図上訓練DIG」に参加してきました。

 みなさんはDIGという言葉を目にしたことがありますか。

 isaster(災害)、magination想像力)、ameゲーム)の略で、参加型の災害図上訓練の一手法です。

 図上訓練のいいところは、様々な災害発生を想定して、訓練者がそれぞれの立場(役柄)で災害時を模擬体験することで、状況の予測や判断、活動方針決定等を訓練できることがあります。

 また、いろいろな組織、職種の人が顔の見える関係を作り、共通認識を持つための異文化コミュニケーションとしても有効です。

110225fitcimg4852  

 今回は、高速道路上の事故を想定し、特にこれまで県別に単発の事故対応をDIGにより訓練してきたことの集大成として、複数箇所で事故が発生し、県境を跨いでの対応が必要となる事象を対象に訓練が行われました。

 4つの班が設けられ、各班には、警察消防本部医療機関、高速道路の管制センター、高速道路の各管理事務所のスタッフ13~15人で構成されています。

 事故発生当初は、高速道路の管制センターや管理事務所のスタッフが中心になり、班員への現地状況の報告と情報共有が進められます。

 しかし、高速道路の避難通路の構造や、管理事務所の配置や機能がわかっていない他の班員には、状況把握や今後の対応の協議はなかなかスムーズには進みません。

 次第に状況がわかってきて、救護や事故車両からの燃料の漏洩など火災への対応が必要なことがわかってくると、がぜん、消防や医療機関のスタッフの発言が多くなってきます。すると、トリアージや現地での救護活動などの医療関係者の手順について、基礎知識がない道路管理者からの質問が増えてきます。

 ひとつの事故対応でも、関係する各機関それぞれがしなければならないこと出来ること出来ないことについて、この訓練を通じ、互いに共通認識を持つことが出来ました。

110225cimg4850  指導にあたられた財団法人消防科学総合センター 防災情報訓練指導員の笠井武志さんの、訓練開始時の説明の中で、異文化コミュニケーションの場共通言語を持つことがDIGの目的としてあげられましたが、今回の訓練で初めて顔を合わせた参加者が、共通言語を次第に持てていく様子を見ることが出来ました。

 人はイメージできないことには、対処のしようがありません。

 参加された方々は、今回の訓練を通じて事故対応のイメージをつかみ、関係・連携すべき機関の方々の顔を知ることが出来、本番に活かせる様々な情報や関係を獲得することにつながりました。

 DIGの様子をまとめました。
「110225_dig.pdf」をダウンロード (289KB)

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