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震災の中を生きる 映画を生きる

110929cimg8459  平成23年9月29日(木)、称讃寺の秋期講演会に参加してきました。

 通勤途上の壁に貼ってあったポスターの、「震災の中を生きる」に目がとまったことがきっかけです。

 

 プログラムは次の通りです。

11:00~12:03 講演「震災の中を生きる」 山折哲雄(哲学者・宗教学者)

            おうどんのお接待

14:04~15:17 講演「映画を生きる」 河瀬直美(映画作家)

            抹茶のお接待

 

110929cimg8452 この、山折さんの講演の中から、二つの話題を紹介しましょう。

○もうひとつの「絆」

・3.11が起きるまで、「無縁社会」孤独死、年金をだまし取っている、・・ NHKも含めマスコミは全て「無縁」を言ってきた。

・3.11以降、「」。

・人と人との絆 昨日まで無縁と言っていたのに、急に絆と・・・

・ボランティアも重要な「」。

・もうひとつ重要な絆がある。死者との絆。たまたま生き残ってしまい、夫を、妻をたまたま亡くしてしまった。どんな言葉でも説明できない偶然の出来事。

・地球上、いろんな災害が襲ってくるような不穏な時代。地球温暖化、テロ、・・衛星が落ちてくる・・

・復興と言っても、物と金が東北に入るだけでは復興できない。物と金には、その量に限りがある。

・亡くなった方と生き残った方の縦軸の「」を・・

 

○全員で能力に応じたリスクを受け持つ

・「東北で出来た牛や産品、東北の木で送り火を行うな」と、身勝手な人間が増えてきた。

・「放射能が入っている東北の牛や食べ物も食べようよ」との声が出てこない。

・原発による快適な暮らしを達成するにはリスクを持たねばならないのに、東京電力批判、これまでの政策批判。

・国民一人一人の責任、負担の話がされていない。

・幸福のための犠牲、同じ問題を抱えている。

リスクを一人に任せるのではなく、全員でその能力に応じたリスクを持つ、受け持つことが求められている。

 

110929cimg8469 また、河瀬さんの講演の中では、

・21名の世界の監督に映画を作ってもらい、中秋の名月の前日お月様がとてもきれいな日で、僧侶の方にホラ貝を吹いてもらい、月明かりでお堂の陰が出来るような良い天気。

・スクリーンを、地元の小学生が1枚づつ布を持ち寄り、5メートル×5メートルに仕上げた。

・「スクリーンは綺麗でなければならない、風で揺れるなんてだめ」というのが今の時代だが、そんなスクリーンで映画を上映することが大事。一人一人はみんな違う、特徴があって別々でバラバラなので、つながって生きていこうとするのが人だと思う

・「綺麗に!良い音で!」ばかりが求められるが、いろいろな宗教を受け入れた日本人なのだから、世界のいろいろな監督の絵を見て、つぎはぎだらけだけれど、とても心のこもったスクリーン、世界の様々な思いが重なった映画、こんな全てを受け取って帰ってくれたと思う。

・こんなに素晴らしい物があるんだということを、映画を通して伝えていきたいと思っている。

・カンヌで上映され、2,300人が一度に見られる場所がある。5分間拍手が鳴りやまらなかった。

こんな話がありました。

 一人一人はみんな違う、特徴があって別々でバラバラなので、つながって生きていこうとするのが人だと思う。

 一人ひとりが違っていて素敵、みんながつながって協力し合って生きていく、また、協力し合わないと生きていけない生き物が人間。

 何か、ホッとした気持ちになりませんか。

 講演会の様子をまとめました。
「110929_ikiru.pdf」をダウンロード (789KB)

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