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南海地震に備える 自己責任による地震予知と避難

120721cimg7623  平成24年7月21日(土)、高知県建設会館4階ホールにて、土木学会四国支部・高知県地震防災研究会と(社)高知県土木施工管理技士会の主催による、「高知県地震防災研究会・2012年度技術発表会」に参加してきました。

 プログラムは次のとおりです。

・開会挨拶 高知県地震防災研究会 会長 吉川正昭
・新想定と次の南海地震への備え
  独立行政法人 海洋研究開発機構 リーディングプロジェクト 地震津波・防災研究プロジェクト プロジェクトリーダー 金田善行(理学博士)
・休憩
・地震予知その4(東北地方太平洋沖地震は予知でいていた?)
  ○(株)第一コンサルタンツ 中村和弘(技術士)
   (株)第一コンサルタンツ 関山雅彦(技術士)
   (株)第一コンサルタンツ 北澤聖司(技術士)
・コンサルタント業におけるBCP策定について
  ○(株)サン土木コンサルタント 大野将志
   (株)サン土木コンサルタント 和田達夫(技術士)
   (株)サン土木コンサルタント 坂井 陽
   (株)サン土木コンサルタント 沖 克也
・原発耐震(part2)-放射能は大丈夫-

  高知県地震防災研究会 会長 吉川正昭(工学博士・技術士)
・閉会挨拶 高知県地震防災研究会 事務局長 小川 修(技術士)

 

○新想定と次の南海地震への備え

 独立行政法人 海洋研究開発機構の金田善行さんは、平成24年3月31日に、南海トラフの巨大地震に対する震度分布・津波高の推計結果の第一次報告を公表した「南海トラフの巨大地震モデル検討会」の委員でもあり、南海トラフの巨大地震の観測網であるDONETを計画、構築した方です。

 東日本大震災やJAMSTECによる調査から見えてきたことや課題、南海への備えなどについてお話しいただきました。

 3.31で公表された被害想定は、

・11ケース これで全てではないが、代表的なもの。
・次に起きる南海地震ではなく、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの巨大地震・津波を検討。
・決して南海トラフ沿いにおいて次に起こる地震・津波を予測して検討したものではない。
・次が最大級となるとは思わない。最大級の地滑りを起こさせるような種が見えない。

といった説明があり、質疑の中では、

120721cimg7619  黒潮町で34.4mという数字が出たが、黒潮町全体が34.4mになるわけではなく、少しはずれた一部のところだけ。また、次に起きる南海地震がこれというわけではなく、起きうる最大のものがどれほどかを示したもの。このような事態も起きうることを念頭に置きながら、100年に一度起きるような地震津波への対策を着実に進めていくことが大切。この数字であきらめてしまい、対策をしなくなってしまっては、公表した意味がない。

 また、「このような事態もあり得ることを念頭に置いたうえで、レベル1とはどう考えたらいいのか。100年級の地震津波対策が喫緊の課題である」と締めくくられました。

 

○地震予知その4(東北地方太平洋沖地震は予知でいていた?)

 (株)第一コンサルタンツの中村和弘さんからは、様々な地震予知や南海地震の発生予測に関する情報を紹介いただき、「東海地震」の予測を例に、

・短期予知が可能と言われているのが「東海地震」である。
・しかし、1日あたり7,500億円の経済損失があると言われている状況で、空振りのリスクを抱えている「地震警報」を出すことが出来るだろうか。
・ついては、自分で地震予知を行い、避難などの対処を自己責任により行い、空振りであれば、「地震が来なくて良かった」と受けとめればよい。

といったお話しをいただきました。

 今日から出来ること、しなければいけないことを考え、それを着実に行動に結びつけることが求められます。

 研究発表会の様子をまとめました。
「120721_bousai.pdf」をダウンロード (549KB)

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