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津波対策の一番の問題は「自分の油断」

120707cimg7385  平成24年7月7日(土)、高新RKCホール(高知新聞放送会館 西館6階)にて、国土交通省四国地方整備局高松港湾・空港事務所、高知県、高知市の主催により開催された「みなと防災シンポジウム ~来るべき東南海・南海地震・大津波に備えて~」に参加してきました。

 このシンポジウムは、市民の方々や防災担当者の方々に津波に対する備えの重要性を再認識していただくとともに、巨大地震・津波災害に今後どう向かい合っていくか、高知県沿岸部における今後の防災対策のあり方について考えようとするものです。

 プログラムは次のとおりで、約500名の方々が参加されていました。

○開会
  主催者挨拶 高知港湾・空港整備事務所 所長 西村拓
          高知県知事 尾崎正直
  来賓挨拶  衆議院議員 福井照(高知県1区、自民)
          衆議院議員 中谷元(高知県2区、自民)
          衆議院議員 石田祝稔(四国、公明)
          参議院議員 広田一(高知県、民主)
          参議院議員 武内則男(高知県、民主)
○来賓紹介、山本有二メッセージ紹介
○基調講演「岩手県宮古市 被災実体と復興への取り組み」
  岩手県 宮古市長 山本正徳
○基調講演 「東日本大震災の経験、教訓、そして今後の取り組みに向けて」
  東北大学災害科学国際研究所 副所長(教授) 今村文彦
○行政報告「みなと防災シンポジウムの開催に寄せて」
  国土交通省 港湾局長 山縣宣彦
○質疑応答
○閉会挨拶 高知市副市長 吉岡章

 場内での許可のない録音、写真撮影が禁止されていたので、メモのみのまとめとなります。

○基調講演

120707cimg7115  岩手県 宮古市長 山本正徳さんからの「岩手県宮古市 被災実体と復興への取り組み」では、津波災害は生きるか死ぬかの災害で負傷者が少ないこと、大震災前に想定した避難所の数を大きく上回る箇所に避難することとなったこと、全国からの応援が到着するまでの発災後の3日間は自分たちで何とかしないといけないこと、なによりトイレが足りないこと、日頃からのコミュニティが大事なこと などについて、映像や具体的な数値を示しながら説明いただきました。

 二人目の基調講演は、東北大学災害科学国際研究所 副所長(教授)の今村文彦さんによる「東日本大震災の経験、教訓、そして今後の取り組みに向けて」です。

 3秒、3分、3時間、3日、3ヶ月、3年・・ と、地震と津波がどのように起こったのか時系列にしたがって説明されました。

120707cimg7391  大きな揺れは3分間続き、三陸には20~30分後には津波が到達し、津波警報は2日間解除されず、避難所生活は今も続き、3ヶ月たっても沿岸部の様子は変わっておらず、唯一変わっているのはガレキがまとめられ山になっていることぐらい。

 「当時の津波の凄さを残すために、遺構としてみなさんに見ていただきたかったが、地域の方々のご理解を得られず、打ち上げられた船を残せなかったが、後世に伝えていかねばならない」と、津波災害のことを伝承していくことの大切さを訴え、講演は終わりました。

 引き続き行政報告が行われ、休憩をはさんで質疑応答が行われました。

 限られた質疑応答の時間でしたので、回答できなかった参加者からの質問については、高知港湾・空港整備事務所のホームページにて後日回答するとのことでした。

120707cimg7386  また、会場の入り口には東日本大震災の状況を説明するパネルとともに、津波により流されたり被災した様々な品物が展示されていました。

 シンポジウムの様子をまとめました。
「120707_symposium.pdf」をダウンロード (468KB)

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