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2012年11月

紅葉まっただ中 大窪寺

121124cimg0016121124cimg0020  四国八十八番札所、大窪寺へ行ってきました。

 

 あたりは紅葉まっただ中。

 

121124cimg0022 121124cimg0011  境内の木々は、紅や黄色の葉に彩られ、地面や階段は真っ赤な絨毯が敷き詰められているようでした。

 建物の中に入ると、東日本大震災の「被災者心身安穏」「被災地復興成満」を願う大きな札があるのを見つけることが出来ました。

121124cimg0015  また、左の写真のような札もありました。

 何か、変だと思いませんか。

 「薬師如来本願公徳

 「」の字の右の点二つが足りないのです。

 ちょうどそのそばにいた、白装束に身を包んだ観光バスのガイドさんが教えてくれました。

 「何でも神頼み、それで願いがかなうものではないのです。自分の努力があって初めて願いがかなうのです

 「健康になりたいのであれば、不摂生をせず、生活習慣に注意するなど、自分の努力で、足りない点二つを補うことが行われて初めて健康になる、願いがかのうのです

 よーく、考えられているなぁ。

 生きていくうえでの、いろいろな戒めが示されています。

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非日常の2時間 菜懐石「霜月」

121124cimg9976  四国八十七番札所、長尾寺にて、「菜懐石」を堪能してきました。

 奥さんが二週間ほど前に予約してくれていたものです。

 食事が始まる12時の10分ほど前に到着すると、紅葉の庭を見渡せる和室に案内されました。

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 部屋には机と椅子が配置され、50人弱のお客さんが食事の始まるのを待っています。

121124cimg9977  机にはお品書きが置かれています。お品書きには、菜懐石『霜月』の文字が・・・

 さぁ、約2時間の非日常的な時間の始まりです。

 

121124cimg9979 ●まずは「旬菜」

 蕪(かぶ)のあたたかいスープ

 冬野菜のサラダ 柿のソース

 

121124cimg9980 ●「おしのぎ」

 舞茸のお寿司

 パブリカ

121124cimg9981 ●「八寸」

 大根の衣焼き

 春菊の白和え

 紅とうがんと茄子

 昆くらげ巻き

 南京寄せ

 小松菜きな粉和え

121124cimg9985 ●「椀」

 粟麩 糸人参 菊菜 椎茸旨煮 柚

 

121124cimg9986 ●「温物」

 里いもの湯葉つつみ べっこうあん

 

121124cimg9987 ●「御飯」

 湯葉ちりめんご飯

 香の物

121124cimg9988 ●「蕎麦」

 木の子蕎麦

 

121124cimg9992 ●「甘物」

 甘酒羹

 ほうれん草の一口ケーキりんごのせ

 

121124cimg9994 ●「お抹茶とお菓子」

 

 茶室では、お品書きに印が押されている「典子」さんでしょうか、ご挨拶とご質問があればと・・・

 20歳代から60歳代の10人ほどで作っています。
 その時々の食材を使って、どうしよう、ああしようと、いろいろなアイディアを出しながら、早朝から作っています。
 月に10日ほどの提供ですが、2ヶ月先までの予定を、お越しいただいたお客様に提供しています。
 本当は20~30人ほどのお客様への対応が理想ですが、ご予約をいただくと、多くを受け入れてしまいます
 と。

 「常に笑顔での接待に、感激しました」との声に、「みんな自分たちが作ったお料理ですから、おいしいですと言っていただけると、うれしくなります」とのこと。

 非日常な2時間を、堪能することが出来ました。

 ごちそうさまでした。

 そして、ありがとうございました。

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25年経ちました 銀婚

121123cimg0034  今日、11月23日は25回目の結婚記念日でした。

 仕事が入ったので、四万十から高松の家に着いたのは24時前。

121123cimg0039  午前中には、「お花届きました! 毎年ありがとうheart」とのメールが奥さんからありました。

 時間指定が出来ず、配達日指定だけだったので、いつ届くか心配でしたが、午後から外出予定だった奥さんの在宅中に届けられました。

121123cimg0035  あっという間の25年、感謝状と記念の品を妻にプレゼント。

 子ども二人も東京生活が春から始まり、奥さんと二人だけの結婚記念日は、23年ぶりです。

121123cimg0042  奥さんからも、「はい、プレゼント」と・・・

 ワクワクしながら箱を開けると、私好みのシャープなデザインのネクタイピンでした。

 ありがとうございます。

 結婚して二人になり、それが三人、四人となり、また、三人、二人へと戻り、結婚当時とは違った二人の時間を楽しみましょう・・・。

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2500人が集う。彩る。 蛍湖まつり

12111817  平成24年11月18日(日)、中筋川ダムで行われた、第17回「蛍湖まつり」に参加してきました。

 今年のキャッチコピーは「みんなが集う。 みんなで彩る。 蛍湖まつり」です。

 大雨、洪水、強風、波浪注意報が出た前日とはうって変わって、まさに雲ひとつ無い快晴のもと、「土佐宿毛いごっそ太鼓」の勇壮な太鼓の音で祭りが始まりました。

121118a_003  山々に囲まれた中筋川ダム周辺の山の緑や湖面に、太鼓の音が響きます。

 土佐宿毛いごっそ太鼓は、宿毛青年会議所の創立20周年を記念して結成され、28年間、練習と出演活動を続けているそうです。

 息のあった太鼓の音はもちろんのこと、その太鼓を打つ体制や途中の決めポーズもかっこよく決まっています。

121118b_014  続いての「開会式典」では、蛍湖まつり実行委員会会長の立田雅弘(宿毛商工会議所副会頭)さんの挨拶に始まり、「児童絵画作品表彰式」です。

 今年の5,6月に中筋川ダムで写生大会を行っていただいた、三原村立三原小学校4年生と宿毛市立咸陽小学校3年生の中から、特に優秀な作品の児童の表彰式です。

121118c_031  再びステージはイベントに戻り、宿毛市立東中学校ブラスバンド部の皆さんによる演奏です。

 様々なジャンルの曲の演奏が、体を動かしながら(ダンス?)進められます。

 途中、楽器ごと、順に主役を務めながら演奏が進んでいきます。

121118d_036  小学生以下を対象とした「お菓子投げ」に続き、ソウルストリームダンススタジオの生徒さんたちによる「ストリートダンス」のステージです。

 ソウルストリームダンススタジオは、宿毛市、四万十市など四国内に12カ所もの教室を構えるストリートダンス専門のダンススタジオです。

121118e_040  2人から5人まで、チームの構成も年代も異なるグループによるダンスが展開していきます。

 ステージの背景は蛍湖を囲む山々で、「ストリート」とは、また、違った趣があります。若い方を中心に、多くの方々がダンスを楽しんでいました。

 

121118f_058  次は、間六口(はざま むくち)さんによる「バナナのたたき売り」です。

 「土佐の寅さん」の別名を持つ間さんは、県内はもとより、大阪、東京方面まで活動範囲を広げ、昨年には葛飾柴又の「寅さん記念館」で芸を披露するという夢もかなえられたそうです。

 立て板に水のごとく、息つく間もないほどに繰り出される口上は、子供らお年寄りまで、大いに楽しまれ、テーブルに山盛りあったバナナは、30分足らずで売り切れてしまいました。

121118gcimg9869  次のステージは、地元出身の堀内佳(ほりうち けい)さんによりギターの弾き語りライブです。

 堀内さんは現在の四万十市生まれ、お母さんの実家が宿毛市平田町、1歳の時に先天性網膜膠腫(もうまくこうしゅ)により、両眼を摘出し全盲となったそうです。中学の頃より、レコードなどの音だけをたよりに独学でギターを弾き始め、中学2年の頃にはオリジナルの作曲も始められたそうです。

 平田の地に工業団地が出来ていく様子など、この地域を歌った曲は、堀内さんならではのものです。

121118h_070  最後は、この地域恒例の「もち投げ」と、中筋川ダムならではの機能である「洗浄放水」です。

 

121118primg0167  中筋川ダムの特徴である階段状のダムコンクリート表面の汚れを流すのが「洗浄放水」です。この洗浄に使っている水は、ダムの西側の沢から流れてくる水をタンクに蓄えて使っているもので、ダムの全幅にわたって滝のように流れていく様は、壮観です。

121118m_068  以上のようなステージイベントのほかにも、地元の婦人会による「うまいもの市」や、中筋川ダム周辺の鳥類や、植物、水生生物、魚類などの展示や観察会、四万十森林管理所による木工教室やダム見学会、昨年から取り組んでいる防災に関する展示として自衛隊や宿毛警察署、幡多西部消防組合・宿毛消防署、、宿毛海上保安署、NTT西日本、四国電力などの展示や説明なども行われています。

121118ncimg9841  木工教室は親子連れで大盛況、建設業協会によるミニバックホーの運転や、四国電力の高所作業車の試乗には子どもたちの長い行列が出来ていました。

121118icimg9878  土佐くろしお鉄道のマスコット、サンコちゃんサニーくんの着ぐるみは、11月にもかかわらず、良い天気だったことから、30分も入っていると汗だくで湯気が出るほどで、交替しないといけなかったそうです。

 子どもから大人まで、いろいろな楽しみ方をしていただきながら、2,500人の方の笑顔や元気な声が蛍湖を彩っていました。

 蛍湖祭りの様子を写真でまとめてみました。
「121118_a.pdf」をダウンロード (563KB)
「121118_b.pdf」をダウンロード (609KB)

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リアリティを追求し 実践的な アメリカの防災教育

121110cimg9789  平成24年11月10日(土)、黒潮町入野の土佐西南大規模公園体育館で開かれた「Power of Kochi こども★防災フェス2012」に参加してきました。

 「現場のプロが教えます! プロの力魅せます!」 そんな文字がチラシを飾ります。

121110cimg9805  消防団、消防署、日本赤十字社、自衛隊の人たちが、仕事の体験をさせてくれます。車両の展示や、煙テント、土石流災害3D体感シアターや降雨体験装置、起震車も来ています。

 いろいろなイベントがあるなかから、防災講演会「アメリカの防災教育 ~今までと違う新しい考え方を学ぼう~」に参加してきました。

121110cimg9777  講師は、横須賀基地の消防署で勤めている、米海軍日本管区司令部消防隊 予防課長の長谷川祐子さんです。

 東日本大震災で米軍が行った「友達作戦」の話からはじまり、アメリカの火災教育の話へとつながりました。

 子どものうちから火災予防の教育を徹底的に行い、その内容は非常にリアリティがあり、有益な内容です。

 子どもたちは好奇心から火を使いたくてしようがありません。火遊びをするなと言っても火遊びがなくならない、子どもの火事による事故が後を絶たない。なら、子どもたちに火の消し方を徹底的に教育しよう。

 それが、子どもたちを守ることにつながる!!

121110fitcimg9696  

121110cimg9736  例えば、自分の洋服に火がついた時にどうやって火を消すのか、火事の時にどうやって避難するのか。わかっているつもりですが、本当でしょうか?

 火がついた袖を振って消そうとすると、空気により触れ、火の勢いがさらに強くなります。火を消すには、窒息消火するために机や壁、床にこすりつけるのです。

 避難する時、ドアの向こうに火がまわってしまっていないか、ドアの温度を確認することが大事です。この時にも、手の甲で温度を確認しなければなりません。

 なぜでしょう。その答えは講演メモのなかにあります。

 火事や事件、台風や竜巻から避難しなければならない時に、具体的に何をしなければいけないのかを、子どもたちと実演、実践しながら勉強していきます。

121110cimg9794  ペットといっしょにどう避難すればいいのか、ペットをいっしょに連れて行けない時にはどうすればいいのか、避難所で”怖さ”を感じたらどうすればいいのか、などなど、そんな東日本大震災の際にも問題となったことについての説明もありました。

 特別講演のあと、消防隊員の方と自衛隊員の方による降下のデモンストレーションも行われ、子どもも大人も熱心に見入っていました。

 特別講演の様子をまとめました。
「121110_bousai.pdf」をダウンロード (685KB)

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医療や行政、いろいろな機関の連携で被害に備える

121109cimg9522 平成24年11月9日(金)、サンポートホール高松の大ホールで、公益社団法人全国自治体病院協議会の主催で行われた「第51回 全国自治体病院学会 市民公開講座」に参加してきました。副題は、「今こそ見せよう! 自治体病院の底力 ~地域に新たな架け橋を~」となっています。

 医者として当時の現地に対応した寺澤さんからの福島第一原子力発電所事故の教訓についての話や、厚生労働省の長谷川さんからの消防庁や消防の中でどのようなことが行われ、どんな課題が見えてきたのかなど、次のようなプログラムで講演とディスカッションが行われました。

○特別講演(大規模災害)「福島第一原子力発電所事故の教訓」
   講師:寺澤秀一(福井大学医学部 地域医療推進講座 教授)

 

○シンポジウム「大規模災害と自治体病院」
   座長:中島豊爾(岡山県精神科医療センター理事長兼名誉院長)
 ・シンポジスト1「三陸大津波の歴史と東日本大震災から学ぶこと」
   講師:佐藤元昭(岩手県立宮古病院長)
 ・シンポジストⅡ「防災から機器管理への展開 ~想定外災害への備え~」
   講師:白木渡(香川大学工学部教授・香川大学危機管理研究センター長)
 ・シンポジストⅢ「東日本大震災における消防機関の活動及び医療との連携」
   講師:長谷川学(厚生労働省医政局指導課 課長補佐 中四国コンベンショングループ)
 ・ディスカッション

 

○特別講演

121109cimg9603 「緊急被ばく医療に強い緊急総合医養成コース(科学技術戦略推進費)」に携わっていた寺澤秀一(福井大学医学部 地域医療推進講座 教授)さんは、東京出張中で地下鉄の床で雑魚寝していた時に電話がかかり、3月13日には福島県対策本部にいたそうです。

 寺澤さんのミッションは「いかに住民の不安を取り除き、安心させるか」です。

 また、7月には福島第一発電所の5・5号機 救急診療室にいました。この場所には(放射線量が多いということで)今でも救急車は来てくれない。心肺停止の患者さんでも、東京電力のワゴン車が運んでいる状況でした。

 内閣府では福島県を始め各地の被ばく線量を計算し、5月にはWHOが「福島第一発電所事故では、肉体的健康に影響がある放射線量を超えていない」と報告しました。しかし、大丈夫だという報道をマスコミはあまりしませんでした。

 安全を訴える学者より、内部被爆の危険性を訴える学者が、内部被爆に詳しい先生だというような風潮になっていきました。内部被ばくの危険性を強調している科学者は工学の先生ばかりで、放射線生物学者が一人もいない状況でした。

 寺澤さんからは、

・日本の原発事故の際には、住民の被ばく、汚染による肉体的健康被害よりも、精神的健康被害が主体になることを銘記して、住民対策を構築するべきだと思います。
・事前の教育、啓発と発生時の精神的支援体制の構築が重要だと思います。

といった提言もありました。

 また、「住民のサーベイの応援で福島に派遣される医療人は危険だったのか?」と、医療関係者ですら状況を正しく理解されておらず、東北への応援活動に支障があったこと、要介護者の避難で、受け入れ先が決まらずにバスの中で死亡者が発生する事態があったことなど、当時の状況と課題、提言が約1時間にわたり行われました。

 原子力施設周辺の住民の搬送や体表面の汚染検査(サーベイ)で搬送者や医療人が怖がるのは間違っている。原子力施設内から運び出された作業員、自衛隊、消防職員の搬送や救急治療を搬送者、医療人が怖がるのは間違っている。福島の食べ物、飲み物、ガレキなどを怖がるのは間違っている。

 風評被害は避けられず、甚大です。出来るだけ被害を最小限にするため、事前の一般人への教育が重要です。学校教育から変えていく地道な努力が必要だと思います。

 そんな言葉で講演は締めくくられました。

 

○シンポジウム

121109cimg9658 当時消防庁にいた長谷川学(厚生労働省医政局指導課 課長補佐 中四国コンベンショングループ)さんからは、東日本大震災の発生に伴う消防庁の対応について、今すぐ出した方が良いのか、もう少し待った方が良いのか議論があった。長官が「消防法を持ってこい」 そこには消防長長官が出せと指示すれば出せることとなっている。「俺が責任をとるので出せ」となったこと、DMAT活動における課題などについて生々しい話を聞くことが出来ました。

 原発事故に対する対応では、「医療、技師を送り込んだが、空間線量の情報を把握していなかった」、「自衛隊、消防はドクターを連れてきていた。東京電力の職員を守るドクターがいなかった」、さらには「文科省が所掌している中で、厚労省が出しゃばるな!」との状況があったそうです。

121109cimg9686 最後はシンポジストによるディスカッションです。

 香川大学の白木教授からは、我が国の防災の文化は世界に冠たるものがあるが、危機管理、起こったときの備えはまだ。悲しいことを美談として終えるのではなく、科学的に照査し、次に起きたときには防げるように。

 長谷川さんからは、マスコミの情報の伝え方や、死にたいという中学生が急増しており、精神科は頑張っていかなければならない。

 そんな話を聞け、座長の小熊さんの「いろいろな機関と連携し、行政と一緒になった訓練はどこもやっていない。訓練が出来ていないと、何も実現できないことを持ち帰り、取り組んでいただきたい」との言葉で、全てのプログラムが終了いたしました。

 市民公開講座の様子をまとめました。
「121109_byouin.pdf」をダウンロード(747KB)

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