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南海トラフ巨大地震による津波・土砂災害へ備える

130128top 平成25年1月28日(月)、高松サンポート合同庁舎13階の四国地方整備局災害対策室で、国土交通省四国地方整備局の主催により開かれた「平成24年度 四国防災トップセミナー」に参加してきました。

 今回で13回目を迎えるセミナーで、今後の地域防災を考える会として、四国95市町村長と防災関係機関の参加のもと開かれています。

 今回は、 「南海トラフ巨大地震」による津波・土砂災害に備える と題して、東日本大震災で被災した釜石市より野田市長、一昨年の台風12号により被災した十津川村より更谷村長さんが基調講演を行いました。

 プログラムは以下の通りです。

1.挨拶 四国地方整備局長 川崎正彦

2.防災に関する情報提供
  ①「四国地震防災基本戦略」の取組について
      四国地方整備局企画部 防災課長 上林正幸

  ②津波対策型救命艇の開発について
130128cimg1533      四国運輸局長 丸山研一

3.基調講演
  「撓まず屈せず-スクラムかまいし復興まちづくりの現在-」
      岩手県釜石市長 野田武則

  「台風12号豪雨土砂災害について被災自治体からの報告」
      奈良県十津川村長 更谷慈禧

4.意見交換

 

 野田釜石市長からは、

・ハザードマップは、色が塗られていない地域の人にとっては「安全マップ」として、避難しない判断をさせてしまった。
・がれきが集まったところ、水が徐々に引いていき、ガスボンベが流れてきて引火、車に燃え移り、がれきを全て燃えつくし、残っているのは鉄くずだけ。ガスボンベや車が危険な状況になる。山火事を起こし、避難所にも火が回った。
・車で避難しようとして渋滞になった。
・湾内に大きな船があると、いろいろなところにぶつかって被害を起こす。防潮堤があったので、船や海からの流入物を防止する。
・防波堤などへの過信 ハードが高くなると、危機意識が低くなる。
・リエゾン、被災後2~3日後には来てもらい、何でも注文してくれと、大変助かった。

と、状況を説明いただきました。

 また、更谷十津川村長からは、

・防災無線は一方的な放送しか出来ず、衛星携帯電話は役場に1台しかなかった。
・職員の6割しか参集できなかった。道路が寸断していたため、集まれない。
・集まった職員の3割は消防団で、役場の業務は出来ない。
・200の集落が孤立し、自助・共助で、自分たちで道を造り、食料を分けあい、若者たちが買い出しに行ってくれた。
・山を守ることで川が守られ、道路や村、暮らしを守れる。

と、中山間地であることから住民が助け合う暮らしをこれまでもしていたからこそ、対応できたし、これからもそれを活かしていこうとされている様子が伝わってきました。

トップセミナーの様子をまとめました。
「130128_bousai.pdf」をダウンロード(319KB)

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