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2013年3月

東日本大震災報告会 ~震災から2年を経て~

130319cimg1693 平成25年3月19日(火)、合同庁舎2号館(地下2階)講堂(東京都千代田区霞ヶ関2ー1ー2)で、国土交通省 国土技術政策総合研究所、独立行政法人 土木研究所、独立行政法人 建築研究所の主催で行われた「東日本大震災報告会 ~震災から2年を経て~」に参加してきました。

 
 3月11日、当日より現地に入り、被災状況、対策をしていくうえでの診断、応急復旧を進めていくうえでの助言。その後は、津波防災地域づくりへの技術面の整理などに取り組んできた。2年前の4月にも報告会を開催している。その後の調査、研究の進展具合、これからの課題について皆様方と一緒に考えていきたい。

 そんな、国土技術政策総合研究所長 上総周平さんの開会挨拶で始まりました。

 プログラムは次のとおりです。

○主催者挨拶 国土技術政策総合研究所長 上総周平
○セッション1:液状化
 地盤の液状化判定法の高度化に向けた取組み
 液状化被災住宅地の復旧に向けた国総研の技術支援

○セッション2:地震・津波外力
 長周期地震動の予測と建築物応答
 構造物に対する津波作用の研究と今後の展望
 津波に対する沿岸防災の強化に関する研究

○セッション3 地震・津波への対応(1)
 津波に対して粘り強く効果を発揮する海岸堤防の研究状況
 防波堤の耐津波設計の基本的考え方
 河川津波遡上の対策について
 寒冷地の河川津波に関する研究

○セッション4:地震・津波への対応(2)
 東日本大震災による建築物被害を踏まえた対応について
 災害時における下水の排除・処理の確保に向けた取り組み
 津波作用により橋に生じる挙動の解明と対策
 河川堤防の地震対策の高度化に向けた取組み
○閉会挨拶 土木研究所 理事長 魚本健人

 地震のあと、「液状化対策検討会議」をもうけ、液状化判定法の高度化に取り組んできた。これまでの液状化判定法が適合しているかどうかを調べた結果、液状化する場所を漏らしてしまうことはない、しかし液状化すると判定されているのに液状化が確認されないところが確認された。直ちに液状化判定法を見直す必要はないが、以上のような課題がある。

 そんな液状化判定法に関する報告から、液状化対策工法の検討、大規模な地震・津波への対応として、構造物の被災メカニズムや「粘り強さ」をいかに実現していくべきかの研究状況の報告などがありました。

 フロアからは、技術的な質問はもとより、「被災地でいろいろな話を聞いてきた。3本の川が流れている地域で、高台に移転し、8mぐらいの堤防を作る。堤防を高く丈夫にすると津波がより内陸へ遡上していくのではないか。環境に配慮した取り組みが必要ではないか。暮らしをどう反映するのか、環境をどう共生していくのか、そのような研究はなかったのか。堤防を高くすることでまちを守れるのか、次にまちを訪問したときに、どう答えればいいのか」と、これからのまちづくり、復興のあり方に関する質問も出されました。

報告会の様子をまとめました。
「130319_higashinihon.pdf」をダウンロード(770KB)

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聴くこと認めることから 一人ひとりが輝く団体活動に

130316cimg1691 平成25年3月16日(土)、香川県社会福祉総合センター7階の大会議室で、香川県の主催で行われた「水環境保全活動研修会」に参加してきました。

 この研修会は、香川県の水環境保全推進員の方々や、香川県内で環境に関する取り組みを行われている市民団体の方々に、県内の先例的事例の共有や、様々な情報交換、意見交換の場として開かれたものです。

 プログラムは以下のとおりで、水質調査の方法や先進的な事例として徳島県の「正法寺川を考える会」の紹介と、団体の活性化の手法などについて、参加者による意見交換を交えながら進められました。

開会挨拶 香川県環境森林部 環境管理課長 今雪良智(いまゆき よしとも)

講義①「水生生物調査の手法と簡易検査キットを使用した水質調査方法等について 他団体の先進的な活動事例について」
     講師:香川県環境アドバイザー 井上修

講義②「団体の活性化の手法と人材育成方法等について」 と 意見交換    
     講師:GCS認定コーチ 土屋廣美(つちや ひろみ)

130316cimg1660 まず一人目は、香川県環境アドバイザーの井上修さんの講義からです。

○水質の調査手法について

 水生生物調査の紹介では、虫眼鏡について、「小さな物だと子供たちはどこかに置きっぱなしにしてしまい、すぐに無くしてしまう。大きめの虫眼鏡にヒモを付け、子供達の首から下げるようにすると無くしにくい」といった具体的なノウハウも聞くことが出来ました。

130316cimg1665 パックテストによる水質調査では、水道水と砂糖水を使い、化学的酸素要求量CODの測定を行いました。

 また、香川県環境管理課にご相談いただければ、在庫がある限りパックテストの試薬の提供も行ってくれるとの事でした。

○先進的事例として徳島県の「正法寺川を守る会」の紹介

 正法寺川を考える会では環境学習のねらいとして、

 ・地域の人々と交流し、進んで地域社会を良くしていこうとする実行力を身につける。
 ・コミュニケーション能力と情報収集、選択、活用能力を伸ばす。
 ・科学的な物の見方、考え方を育てる。
 ・環境ボランティアの芽を育む。
 ・EDS(持続可能な開発のための教育)へのアプローチ

として、正法寺川を中心に、年間を通しての四季の観察、フィールドを中心に、テーマ(歴史・環境、鳥、魚、川)のもとに取り組みを行っているそうです。

 「気づく」「つかむ」「学ぶ」「深める」「広げる」「行動する」の流れで、進められています。

 講義の最後は、「多様な主体との連携・協働による環境学習活動をさらに広げるために、多様な主体間の交流・情報交換が必要。自分たち以外のグループと一緒になると、新しいことが生まれ、小学生が入ると元気づく。大勢の関わり 知恵袋となる人、活動する人、PRする人、・・・ 小さなことから始めて、多くの人に関わってもらえると良い」と締めくくられました。

130316cimg1688 二人目は、銀行、自動車販売会社、商社、外資系メーカー等を転職にて経験。営業アイスタント、経理部ほか、中途採用の面接、新人教育に関わり、社員のメンタルサポートを会社より依頼され、チームワークの大切さと人材育成の大切さを感じ、現在はコーチングを主体として独立。Hiro’s Style代表、GCS認定コーチの土屋廣美(つちや ひろみ)さんです。

 講義のプログラムは次のとおりで、

 1)マンネリ化した活動を活性化するには。
 2)後継者(新たなメンバー)をそだてるには。
 3)団体運営の方法について。
 4)他団体と交流を深める、情報共有するには。
 5)団体の課題、抱える問題。
 6)解決・改善の方策等

 「地域間交流や地域の人との繋がり、団体活動する上でのチームワークを大切にしながら、メンバー一人ひとりが輝く団体活動を目指しましょう!」との言葉で、始まりました。

 参加者同士の意見交換を交えながら、メンバーのやる気を引き出すには「聴く」こと「認める」ことが大事であり、「批判」ではなく「質問」「フィードバック」をすること、そんな上司がいれば、若手が動き、若手が育つ。

 そのためのコミュニケーションの3つのポイントとは、

 1)話す事より聴く事
 2)事柄ではなく人に焦点を当てる
 3)先入観を手放す

ことだといった話や、メッセージを伝える3つの方法として、

 1)I メッセージ
 2)You メッセージ
 3)第三者メッセージ

についても説明いただきました。

 参加者の意見交換の中からは、「活動を続けていくためには安全が大事。何よりも、事前に周到な準備をしておく事が大事」といった意見や、「どうやって、他の市民に知らしめていくか。広報の作業、行政の力が必要」といった意見も出されました。

 研修会の様子をまとめました。
「130316_mizukankyo.pdf」をダウンロード(509KB)

130316fitcimg1685 

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四万十川河川敷を覆い尽くす黄色い絨毯 菜の花の巻

130309cimg1540 平成25年3月9日(土)、10日(日)の二日間、四万十川の入田地先で行われた「菜の花の巻2013」に参加してきました。

 これは、「四万十川 花絵巻」の春の部を成すものです。

 絶好の晴天に恵まれ、菜の花畑も、準備は万全、黄色い絨毯が、四万十川の河川敷を覆い尽くしています。

130309cimg1566 9日には「四万十市観光開き」も行われ、四万十川キャンペーンレディと共にたくさんの関係者の方々にご参加いただき、最後は鏡割りで観光開きが締めくくられました。

 風もなく、あまりの天気の良さに気温もグングン上がり、スーツ姿の参加のみなさんは、さぞかし暑かったことと思います。

130309cimg1617 会場内には、「入田地域物産展」「幡多食まつり」「ざわめきテント」などの食べ物の販売や、菜の花にこだわった「春の野草試食会」や中村料理飲食店組合による「うまいちゃフェスタ」も用意され、春を、菜の花を、目だけでなく、口で、花で、おなかで楽しむことができました。

130309cimg1606 うまいちゃフェスタでは、どの一品も300円の統一価格で、300円の食券が4枚綴りで1,000円、しかも抽選番号つきのスペシャルチケットも販売されていました。

 体験できるものは「食べる」ことだけではありません。

 建設業協会によるミニバックフォーの体験や、国土交通省3Dシアターでは、土石流が起きる前兆や、どう備えるかについて、5分間の3D映像と動くイスで体験することが出来ます。

130309cimg1605 国土交通省のテントでは、綿アメヨーヨー吊りに子ども達の行列がずっと続き、巣箱作りのコーナーも、6つ設けた作業台がいつも満席状態と、多くの方々に楽しんでいただいていました。

130309cimg1596 同テントには、東日本大震災の災害対応状況を紹介するパネルや水害、野鳥などの自然に関するパネルも展示され、質問されている方もいらっしゃいました。

130309cimg1619 また、国土交通省の特別車両から、排水ポンプ車照明車が展示され、会場入り口に配置された標識車には、「菜の花の巻」の案内が表示されていました。

 標識車のうしろのボンネットバスは、高知西南交通による「菜の花バス」です。サンリバーと会場の間を、昔懐かしい情緒のもと、ピストン輸送してくれます。

130309cimg1621 会場入り口の菜の花の黄色い絨毯をバックに、「正派雅楽予会」による琴の演奏や「裏千家淡交会高知支部幡多分会」による野点も行われ、その様子を大型のカメラを持ったたくさんのカメラマンが、シャッターチャンスを逃すまいとカメラを構えて見ています。

 10日午後からは、「子供宝探し」も予定され、100名の子供たちにお菓子のプレゼントが行われます。

 菜の花の巻の様子をまとめました。
「130309nanohana2013.pdf」をダウンロード(829KB)

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屋外のおひな様が お日様に微笑んでいます

130303cimg1532 今日は3月3日

 おひな様の日です。

 四万十市立中央公民館からの帰り、いつもとは違う道を通って帰ってみようと歩き出し、まず最初に広い公園を見つけました。

 広い芝生の広場と遊具が並んでいます。

130303cimg1530 ここで遊ぶと楽しいだろうなぁと公園に沿って歩いていくと、道路に面した家の玄関先の道路に、おひな様と着物姿の日本人形が飾ってあります。

 お天気も良く、公園に来た子ども達へとの思いで飾られたのでしょうか。

 もうすぐ春と思わせる、暖かな日差しのもとで、おひな様はにこやかな笑みを浮かべていました。

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障害とは「あきらめる」その”こころ” 誰にも可能性があるという社会を

130303cimg1529 平成25年3月3日(日)、四万十市立中央公民館で、四万十市の人権啓発課の主催による、「第4回 働く婦人の家まつり 記念講演会」に参加してきました。

 講師は、昭和39年高知生まれ、医療法人近森会でソーシャルワーカーとして勤務、高知市社会福祉協議会でも勤務し、H15年6月にNPO法人ワークスみらい高知を立ち上げた竹村利道さんです。

130303cimg1504 竹村さんは、高知市で障害のある人の社会活動支援として、障害者の就労機会、自立支援を行っています。

 講演の演題は、「障害って何だろう? ~障害のある人から教わった大切なこと~」です。

 講演のなかでは、

・出来るかもしれないことに、手を出しすぎて、「出来ない人」にしていませんか。そんな福祉になっていませんか。

・障害とは見てくれではなく、「あきらめる」その”こころ”

・障害者も権利ばかりを言うのではなく、義務を果たさなければならない。勤労、納税、教育

・人の幸せ:必要とされること、ほめられること、認められること、愛されること

・誰にも可能性があるという社会を作ることが福祉ではないかなぁ。

 そんなことから、事業方針として「福祉」を前面に出すのではなく、福祉の基本はふまえたうえで、品質やサービスの向上を図りお客様に喜んでもらえる店づくりに取り組んでいます。

 毎年の目標は、高知県の法定最低賃金を社員に払うこと、払える職場を造ることだそうです。

 講演会の様子をまとめました。
「130303work.pdf」をダウンロード(408KB)

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認知症の特効薬「水」 自分らしく生きるため「自己点検ノート」

130302cimg1481 平成25年3月2日(土)、高知はたJA会館で四万十市の主催で行われた「四万十市 認知症重度化予防市民講座」に参加してきました。

 四万十市では、脳ドックへの助成、口腔ケアにも取り組んでいます。介護が必要になったときには、介護、福祉の専門職が、地域が支援できるよう取り組んでおり、支え合える地域、その人らしく生きられることを目指しています。

 認知症について正しく理解いただくため、取り組みを始めたところで、今回の講演会もその一環です。

 プログラムは以下のとおり、お二人の方から講演いただきました。

講演①「高齢期の身体の変化と認知症」~認知症は予防できる!改善できる!~    
 
金田弘子 森本外科・脳神経外科医院 副院長

講演②「認知症の方の行動を人生歴から理解する」~上手に老いるための自己点検ノートの活用~
 
石黒秀喜 (財)長寿社会開発センター常務理事

 

130302cimg1484 一人目の講師である金田さんは、その人らしい生活をさせたいと、自立化、予防について取り組んできており、その実践を広めるため、全国各地を飛び回り、活動している方です。85歳以上の3分の1の人が認知症になる時代。いかに備えるかについてお話しいただきました。

 そのポイントは、「」です。

 年をとると、身体に蓄えられている水分そのものが減少しているところに、のどの渇きを感じにくくなることから、水分摂取が不足しています。

 水分摂取が少ないと、血がどろどろとなり、唾液が減ることから食欲がなくなり、それが低栄養と便秘につながり、ひいては筋力の低下、運動しない、外に出ない、閉じこもり、脳機能の低下へとつながっていきます。

 一日1,500mlの水分補給が、身体の調子を良くし、食欲、排便、筋力の向上、運動、脳機能の回復へと結びついていきます。

 認知症の特効薬は「水」とのことで締めくくられました。

 

130302cimg1490 2人目の講師の石黒さんは、ご自身が介護保険制度の創設に携わり、認知症の義母を介護した経験から、「自己点検ノート」を活用しています。

 徘徊や号泣など、どうしてそういう行動になるのか、意味を理解できれば周囲の人の腹立ちの程度が違ってくる、早期受容が可能となります。

 石黒さんの義母の介護の経験から教わったこととして、

①行動の意味を探ることの大切さ
②心境を十分に汲み上げて付き合うことが基本的視点
③故障しているところの影響をさりげなく補ってあげればいい
④調子を合わせて聞いてあげれば、恥をかかせない、混乱させない
⑤間違いを指摘して恥をかかせることは、プライドを大きく傷つけて、周辺症状(BPSD:行動・心理症状)の引き金に
⑥自身がなくなった本人が自分を肯定的にとらえる場面が大切
⑦誰だって、認知症であろうとなかろうと、四六時中周囲から無視されたり馬鹿にされていたら、不愉快であり、やがて精神的構造が崩壊
⑧腹を立てずに「顔を立てる」という周りに忍耐と演技
⑨家族のストレス発散の方法を見つけないと、家族のストレスが本人に向いてしまう

 また、本人の行動の背景を介護する人に知ってもらうために、自分のことを「自己点検ノート」として、認知症になる前に書き留めておきます。

 「私の人生を申告します」と、自分の光り輝いていた誇りに思うことを書いておきます。

 「もっと私のことを知ってください」と、介護者へのお願い、私のクセを紹介しますので、私の顔を立てる演技にご活用ください。

 認知症になった人の気持ちを構造的に理解し、マイナスの連鎖の構造を知り、自分をよく知って貰うための自己点検メモを作っておき、顔を立ててくれる介護者に出会えば、例え認知症になったとしても、混乱と不安は少なくて済みます。

 そんな言葉で締めくくられました。

 長寿社会の到来。自分が自分らしく生きることが出来、自分らしく逝けるよう、そんな地域のために、認知症予備軍である私にも出来ること、しなければならないことがあります。

 講演会の様子をまとめました。
「130302ninchi.pdf」をダウンロード(654KB)

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