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液状化とは つき合っていかねばならない

130421cimg2070 平成25年4月21日(日)、坂出グランドホテル 1階 ルクソールで国土交通省 四国地方整備局 高松港湾・空港整備事務所の主催による「沿岸部の液状化を考える講演会」に参加してきました。

 定員300名の会場は、天気の良い日曜日の午後という時間帯にもかかわらず、多くの方々が参加されていました。

 プログラムは次のとおり、行政報告と2題の講演です。

○主催者挨拶 高松港湾・空港整備事務所長 久米英輝(くめ ひでき)

○来賓挨拶、来賓紹介、お祝いメッセージ披露

○行政報告「港湾における地震・津波対策の取り組み」
  国土交通省 大臣官房 技術参事官 大脇崇

○講演①「浦安市の液状化被害の状況と復旧・復興について」
  千葉県 浦安市 副市長 石井一郎

○講演②「液状化の予測と対策」
  徳島大学大学院 教授 渦岡良介(うずおか りょうすけ)

○ご感想

○閉会挨拶 四国地方整備局 次長 丸山隆英

 

130421cimg2071 来賓挨拶では、多くの国会議員の方々や、地元香川県副知事、坂出市長からも挨拶をいただきました。

 南海トラフの巨大地震の際には、香川県は高知県や徳島県の復旧の拠点とならなければなりません。また、港湾施設は、復旧活動や復旧資源の搬入機能として重要な役割を担っており、津波への備えと共に、地震時の液状化対策も必須の課題です。

 

 千葉県 浦安市 副市長の石井一郎さんからは、「浦安市の液状化被害の状況と復旧・復興について」と題して講演をいただきました。

 まずは映像により、地震の最中に地面の亀裂が開いたり閉じたりしながら揺れ続け、そのうち泥水が地面から噴き出してくる様子が紹介され、下水道や住宅の被害について説明がありました。

 下水道が被災したことから仮設トイレを用意したものの、大半が和式トイレのため、お年寄りには使いにくく、ビニールシートで囲った仮設トイレはプライバシーの保護など、女性の使用には課題があったことそうです。

 そこで、自宅で使用してもらおうと携帯型トイレを30万セット配布したり、仮設トイレにもしっかりとした囲いを追加することが行われたそうです。

 下水道の応急復旧は、東京都下水道局の協力もいただきながら懸命に作業が進められたものの、電気やガス、水道に比べて最も遅く、地震から1ヶ月以上が過ぎた4月15日だったそうです。

 また、地面が大きく水平に移動していることから、道路や宅地の「境界確定作業」、「水準測量」が必要となっており、用地の境界を元に戻すのか、現況から再協議を行うのか、境界再確認作業が必要な対象が1万3千筆にもおよぶそうです。

 「液状化」は、「津波」のように人命や家屋を倒壊させるような重篤な災害を起こさせないが、広範囲にインフラや家屋に被害を発生させる。起きた際には、行政も住民も速やかな復旧が出来るよう、普段から備えておくことが重要。

 そんな言葉で講演を締めくくられました。

 講演会の様子をまとめました。
「130421_ekizyouka.pdf」をダウンロード(439KB)

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