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冷静に正しく恐れ しなやかに それに備える

131103_resilience平成25年11月3日(日)、高知県幡多郡黒潮町「ふるさと総合センター」で、黒潮町消防団の主催により行われた、「くろしお レジリエンス 2013 津波防災シンポジウム」に参加してきました。

午前中には屋外で開会式典が行われ、ちょうど雨が降り出す直前に式を終えることができました。

131103p1010117午後は、ふるさと総合センターで、藤井さんの講演とパネルディスカッションです。

プログラムは次のとおりです。

11:10~11:50 開会式典
13:00~13:04 黒潮町紹介と津波被害シミュレーションビデオの上映
13:07~14:32 ProⅠ:Resilience theory 「国土強靱化論 -日本を強くしなやかに-」
14:42~16:12 ProⅡ:Full resilience 「犠牲者ゼロシンポジウム」
16:13~16:17 黒潮宣言(案)の提案・承認
16:17~16:19 閉会宣言

○ProⅠ:Resilience theory「国土強靱化論 -日本を強くしなやかに-」

131103p1010120内閣府参与、ナショナル・レジリエンス懇談会座長、京都大学大学院工学研究科教授の藤井さんの講演の演題は「国土強靱化論 -日本を強くしなやかに-」とつけられています。

レジリエンスとは、「強靱さ」を意味している。大和言葉なら「しなやかさ」「たくましさ」。無機物の機械に対して使う言葉ではなく、有機物、生物、命が宿るものに使う形容詞。

防災は押さえるだけではいけない。怪我を防ぐことと、「回復力」がないと生きていけない。大怪我をするかもしれないが、もとに戻るんだ。そんな思いでレジリエンスに取り組んでいる。

そんな話しから90分間の講演はスタートしました。

講演の中では、山本常朝(やまもとじょうちょう)の言葉を引用するなど、

・復興において、絶対必要なのは「迅速さ」である。都市は生き物であるので、すぐに手を打てば直る。しかし、1~2年放置されては、都市は直らない、直れなくなる。
・覚悟のある武士とは、その時に備えてありとあらゆることを考え、準備をしておく人。
・今、このときに地震、津波が起き、何が起きるかを考えておけば、最悪を考えておけば、一生涯、失敗することがない。
・国土強靱化とは、国家をあげたリスクマネジメント。
・「どんな深刻なことが、起こるのか」を評価し、どうすればいいのかの計画を立て、軽やかに対応できるぐらい、毎日考え、訓練したおし、どんな事態が起きるかを評価し、これらをPDCAする。
・地震に対してまじめに備えたことで、平時の暮らしが豊かになる。

といった話を聞くことができました。

最後は、「日本は台風の通り道に位置し、日本人を日本人にしたのは学校でも文部省でもなく、神代から今日まで根気よく続けられたこの災難教室であったかもしれない。我々の先代の日本人は、それをやってきたのである」と締めくくられました。

○ProⅡ:Full resilience「犠牲者ゼロシンポジウム」

131103p1010141福井照(衆議院議員)さんのコーディネートにより、古屋圭司(内閣府特命大臣(防災))さん、山本有二(衆議院議員)さん、尾崎正直(高知県知事)さん、大西勝也(黒潮町長)さん、佐藤健一(黒潮町防災アドバイザー)さんによるシンポジウムです。

131103p1010167古屋さんからは「平時と有事の両用設計が必要」、尾﨑高知県知事からは「やれば減らせる、やらなければ増える」、防災アドバイザーの佐藤さんからは「徹底的に、とことん考え、起きえることをイメージする。イメージしたことに備える」などのお話を聞くことができました。

○黒潮宣言

締めくくりは、黒潮宣言(案)が朗読され、会場参加者の満場の拍手により確認されました。

シンポジウムの様子をまとめました。
「131103_resilience.pdf」をダウンロード(781KB)

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