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2014年2月

地域のネットスキルは地域で守る

140215p1020313平成26年2月15日(土)、サンポートホール高松4階の第1小ホールで、(株)情報通信総合研究所、文部科学省、「ネットモラルキャラバン隊」in 香川実行委員会の主催により行われた、 「ネットモラルキャラバン隊」in 香川 に参加してきました。

副題は、安心してインターネットが利用出来る「グッドネット」な環境を、みんなでつくろう! とつけられています。

昨日からの大雪のため、文部科学省の川又課長が高松に来られなくなったため、「子供の携帯電話やインターネットをめぐる問題に関する取組 ~有害情報から守るために~」の講演は急遽中止となりました。

実行委員長の川西さんの、「ネットがらみの犯罪や、ネットいじめなど、怖い情報が流れてくるが、一方、ネットは便利なツールでもある。辞書にもなり、連絡も取りやすく、今後ますますネットを使うことは増えていく。一方的に使わせないではなく、ルールを作り、使っていくことが重要と考えている」との開会挨拶で、会は始まりました。

プログラムは次のとおりです。

○開会挨拶 川西健雄 「ネットモラルキャラバン隊」 in 香川実行委員長 
○総務省説明 「ソーシャルメディアガイドラインの普及促進について」
  渡邉栄一(総務省 四国総合通信局 情報通信部 電気通信事業課長)
○講演「スマートフォン・SNS時代における家庭のルールづくりは?」
  桑崎剛(熊本市立総合ビジネス専門学校 教頭 安心ネットづくり促進協議会 特別会員)
○パネルディスカッション「子どもたちのネットモラルを高めるためにどう取り組むか?」 
  パネリスト:
    山本正昭(香川県教育委員会 事務局 生涯学習・文化財課 主任社会教育主事)
    岡見珠美(香川県PTA連絡協議会副会長、母親代表委員長、土庄町立土庄中学校PTA会長、さぬきっ子安全・安心ネット指導員)
    中川斉史(徳島県東みよし町立足代小学校 主幹教諭)
    工藤陽介(デジタルアーツ(株)経営企画部 コンシューマ課 課長補佐)
  コーディネーター:桑崎剛(熊本市立総合ビジネス専門学校 教頭、安心ネットづくり促進協議会 特別会員)
○ 閉会挨拶 副実行委員長 にしきみやこ

 

会の中では、

・青少年はソーシャルメディアにリテラシーが未熟といえる ← リテラシーを持たせるのは大人の役目
・インターネットトラブルはスマホではなく、ゲーム機や音楽プレイヤーで起きている。
・スマホに子守をさせないで!
・今までと何も変わらない ネットもリアル(現実)も同じ! 人への配慮が必要、人権の視点が 人とのコミュニケーション力が 誠意ある言動が、文書表現が重要

といったことや、ワークショップにより、

・顔を見ないとどうなるかを体験させる
・言葉だけでは伝わらないことを体験させる

ことの事例の紹介もありました。

 

140215p1020348パネルディスカッションでは、フロアからの質疑もあり、

・ネット社会はどんどん変わっていき、親がネットのプロであり続けられないし、あり続ける必要はない。
・ネットは道具なので、道具があると力が倍増する。
・基本は人間関係のトラブルが、ネットで起こっているという話。
・子どもが悩んでいる姿に気づくことが原点ではないか。
・ルールが大事なのではなく、作るプロセスが大事なのだ。

といった話があり、「地域のネットスキルは地域で守る」と締めくくられました。

ネットはリアルな社会とは違う、文字だけで伝えなければならないからこそ、よりコミュニケーション能力が求められるし、フェースツーフェースのコミュニケーションにはかなわないことを認識しておかなければなりません。

ネットモラルキャラバン隊の様子をまとめました。
「140215_netmoral.pdf」をダウンロード(600KB)

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アツいまち3市でサミット 全国へ発信

140208p1020212平成26年2月8日(土)、西土佐ふれあいホールで四万十市西土佐商工会の主催で行われた「アツいまちサミット2014 in 四万十」に参加してきました。

開会早々、実行委員長のあいさつの中で、四万十市西土佐商工会会長 浜田敦夫さんから、「昨夜8時に熊谷市を出発し、朝7時に大阪をすぎたところ、本四の3本の橋が通行止めのため、やむなく引き返さなければならなくなった」との報告がありました。

140208p1020220そのため、会場周辺で行われていた「アツいまちうまいもの合戦」は、多治見市と四万十市の産品だけとなりました。

全国一アツいまちが集まるサミットに、何十年ぶりかの大雪が、3本の本四架橋を通行止めにするカタチで、水(雪)をさされた感ですが、3市のゆるキャラの「うながっぱ」「ニャオざね」「しまッチ」は大集合です。

140208p1020294いつもは喋れないゆるキャラ達が、本日だけは心の声がみんなに聞こえる状態で、サミットが進められました。

サミットの決議事項は次の3つです。

①3市でアツいまち PR大合戦 in 東京!
②facebookで3市のアツさ対決!
③対決の勝者はアツいまちサミット開催地に!

140208p1020297サミットの中では、多治見市と熊谷市の、暑さを逆手に取ったまちづくりや活性化の取組、暑さ対策の事例紹介や、天から降ってきた観測史上全国一の暑さをきっかけに作られた「恋するフォーチュンクッキー 四万十中土佐バージョン」の上映が行われました。

恋チュンでは、人口3,146人の地区で、10%以上にあたる延べ350名の方が踊ってくれていました。

140208p1020298サミットの様子をまとめました。
「140208_atsuimachi.pdf」をダウンロード(902KB)

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子どもを「アクター」にする”防災教育”を

140202p1020167平成26年2月2日(日)、高知県立高知追手前高等学校の芸術ホールで、高知県教育委員会の主催により開かれた「平成25年度高知県防災教育推進フォーラム “子どもたちの命を守り命をつなぐ”防災教育」に参加してきました。

プログラムは次のとおりです。

1.開会挨拶 高知県教育長 中澤卓史

2.講演1 「国の防災教育の動向について」
   文部科学省スポーツ・青少年局 学校健康教育課 安全教育調査官 佐藤浩樹

3.高知県の取組 「高知県安全教育プログラムに基づく防災教育」
   高知県教育委員会事務局 学校安全対策課 課長補佐 岡田直子

4.実践発表
   実践-1 高知市立南海中学校(実践的防災教育推進事業拠点校)
   実践-2 香美市立大栃中学校(防災キャンプ推進事業実施校)
   実践-3 土佐清水市立三崎小学校(実践的防災教育推進事業拠点校

5.講演2 「災害に強い地域を育む防災教育」
   慶應義塾大学 環境情報部 準教授 博士(理学) 大木聖子(おおき さとこ)

140202p1020142文部科学省の佐藤さんは、東日本大震災の発災時には、宮城県の中学校の教頭先生として、避難所運営にもたずさわれた方で、東日本大震災を受けての「今後の防災教育」などについて、

・学校が避難所なることで、教職員が避難所運営すること、学校の治安、子どもたちの教育への課題などから、避難所は地域の方々、避難民で運営することが大事である。
・これからの防災教育は、「自分の命は自分で守る」それは当然だが、これほどリスクの大きな日本で生きていくという事はどういう事なのかを、教えることがいる。

との話しをいただき、「今後の子供たちの防災教育の充実に努めていただきたい」と締めくくられました。

 

その後、高知県の防災教育の取組や、高知県内の小中学校の実践について発表がありました。

 

140202p1020190最後は、慶應義塾大学の大木聖子さんによる「災害に強い地域を育む防災教育」と題した講演です。

大木さんからは、

・今の子供たちは、生きている間に必ず南海トラフ巨大地震に遭う。
・マグニチュード7なら15秒、8なら1分間、9なら3分間続く。
・「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」に備えればいい。
・訓練では、訓練をする先生の都合でしか、地震は起きなかった。給食の時間には地震が起きなかった。

140202p1020189といったことや、実践的な訓練、子どもたちが自ら考え行動する訓練、行政や学校への要望合戦とならないように「自分が出来ることだけ」を言って下さい!とのルールを設けた発表会など、どう子どもたちの防災教育や訓練に取り組んでいけばいいのか、実践事例と共に、わかりやすくお話しいただきました。

「教育を受ける側」から「アクター」へと、子どもたちが自ら考え行動できる力を身につけてもらえる「防災教育」に取り組み、この子どもたちが大人になることで地域の防災力になるんだ、との思いがいっぱいのフォーラムでした。

フォーラムの様子をまとめました。
「140202_bousai.pdf」をダウンロード(616KB)

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市民一人一人が出来ない力を 「建設業」は持っている

140201p1020127 平成26年2月1日(土)、中村地区建設協同組合会館の3階会議室で、高知県建設業協会幡多支部連合会青年部の主催により開かれた「『地域建設産業の再生について』考える会」に参加してきました。

会の開催趣旨には、次のようなことが書かれています。

・地域建設業は、社会資本の整備や維持管理、防災・災害復旧など、地域を維持するためには必要不可欠な存在です。
・東日本大震災以降、防災・減災対策の事業が増加していますが、長年にわたる公共事業の削減により経営状態が悪化、人員削減や低賃金などの厳しい就労環境から、就業者数が減少。特に若年層の就労割合が低く、技術や技能の継承が大きな課題となっています。
・地域を守る建設産業を残すためには、経営安定や賃金の改善など魅力ある産業にすることに加え、地域住民に建設産業の必要性や重要性を感じていただかなければなりません。
・そこで、地域建設産業が果たすべき役割を、役職や立場の垣根を越えて考えたく『地域建設産業の再生について』をテーマに、参加型の勉強会を開催します。

 

会のはじめには、高知工科大学客員教授で四国クリエイト協会理事長の福田昌史さんから、「これからの四国(幡多)を考える ~地域建設業の役割~」と題した講演があり、その後1時間にわたる会場の参加者との意見交換が行われました。

建設産業の受発注者だけではなく、一般の方々に参加いただき、いっしょに考えてもらおうとの思いで開いた初めての会議でしたが、参加者120名のうち、7割ほどの方は建設業とは関係のない方とのことでした。

 

140201p1020118 福田さんの講演は、「21世紀の日本社会」「地域づくり」「地域建設業を考える」の3本の柱に従い、

21世紀の日本社会」では、

・インフラの計画の基本は大半が「人口」であるが、インフラに対する地方と中央の目線(評価指標)は違って当然だ。そういうことを地方から声を上げていく必要がある。
・日本社会は標準から地域の多様性、個性を出す社会に構造が変わってきている。幡多の個性、独自性とは何か?

地域づくり」では、

・うまくいっているところは一体感がある。
・幡多の強さは何か。
・多様な文化、慣習 特に「方言」を大事にしている土地。「馬路村」は、継続した取組、また、言葉を忘れなかった。商品の説明文は全て馬路弁。方言は地方の強みである。
・田舎ぶりを競えばいい。都市は田舎にはなれっこない。都市にすり寄ってはいけない、地方の強さを選択しなければいけない。
・開かれていること、地域に根ざしていること、地域の力が結集されていること。

地域建設業を考える」では、

・地域のことを一番知っている:地域の強いところ、弱いところ、人を知っているのが地域建設業。そういう地域建設業であって欲しい。
・「直営力」で困難を拓いていく。直営力がないと地域は守れない。

など、広範なお話しをいただきました。

 

その後の1時間にもわたる意見交換では、建設業以外の方々から、

飲食業 男性:SAとPAの話があったが、飲食業が集まれるし、防災にもなり、やっていけばいいと思った。そういったものを作ることは可能でしょうか。

医療職 女性:アンケートにある「建設産業のイメージ」については、「税金」と書きました。行政からお金をもらって働いているというイメージです。私が見るのは道路工事なので、高齢者の方が増えているというイメージです。

愛媛から来た男性:愛媛県は閉鎖的で、「松山をどうしたい」というのは聞かないが、高知県に来るとよく耳にする。観光 数年前に家族を連れて幡多に来たことがある。雨だった。雨の日にすることが何もなくて、早めに帰った。ご参考に。

パン屋さん 男性:長時間労働について、飲食業も長い。パン屋は5時に起きて、22時まで仕事をしている。店から道路工事とか、建設業の人を見ていると、何度となく休憩している。段取り待ちもあり、10時、12時、15時の休憩。パン屋は踏ん張れるところでの仕事。建設業はぬかるんだようなところで踏ん張らねばならず、だから休憩しないと続けられないのかな。

 

140201p1020122 意見交換の最後は、福田さんから、

・「誇り」 建設業の持っている力、異業種ではなく、このまちを維持していくという事に生き甲斐、若い人にやりがいを持っていただきたい。
・市民一人一人が出来ない力を「建設業」は持っている。それを地域づくりに生かしていく。

と締めくくられ、考える会は閉じられました。

夜の部の懇親会にも70名ほどの方に参加いただき、意見交換、情報交換が続けられました。

考える会の様子をまとめました。
「140201_chikikensetsu.pdf」をダウンロード (339KB)

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