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市民一人一人が出来ない力を 「建設業」は持っている

140201p1020127 平成26年2月1日(土)、中村地区建設協同組合会館の3階会議室で、高知県建設業協会幡多支部連合会青年部の主催により開かれた「『地域建設産業の再生について』考える会」に参加してきました。

会の開催趣旨には、次のようなことが書かれています。

・地域建設業は、社会資本の整備や維持管理、防災・災害復旧など、地域を維持するためには必要不可欠な存在です。
・東日本大震災以降、防災・減災対策の事業が増加していますが、長年にわたる公共事業の削減により経営状態が悪化、人員削減や低賃金などの厳しい就労環境から、就業者数が減少。特に若年層の就労割合が低く、技術や技能の継承が大きな課題となっています。
・地域を守る建設産業を残すためには、経営安定や賃金の改善など魅力ある産業にすることに加え、地域住民に建設産業の必要性や重要性を感じていただかなければなりません。
・そこで、地域建設産業が果たすべき役割を、役職や立場の垣根を越えて考えたく『地域建設産業の再生について』をテーマに、参加型の勉強会を開催します。

 

会のはじめには、高知工科大学客員教授で四国クリエイト協会理事長の福田昌史さんから、「これからの四国(幡多)を考える ~地域建設業の役割~」と題した講演があり、その後1時間にわたる会場の参加者との意見交換が行われました。

建設産業の受発注者だけではなく、一般の方々に参加いただき、いっしょに考えてもらおうとの思いで開いた初めての会議でしたが、参加者120名のうち、7割ほどの方は建設業とは関係のない方とのことでした。

 

140201p1020118 福田さんの講演は、「21世紀の日本社会」「地域づくり」「地域建設業を考える」の3本の柱に従い、

21世紀の日本社会」では、

・インフラの計画の基本は大半が「人口」であるが、インフラに対する地方と中央の目線(評価指標)は違って当然だ。そういうことを地方から声を上げていく必要がある。
・日本社会は標準から地域の多様性、個性を出す社会に構造が変わってきている。幡多の個性、独自性とは何か?

地域づくり」では、

・うまくいっているところは一体感がある。
・幡多の強さは何か。
・多様な文化、慣習 特に「方言」を大事にしている土地。「馬路村」は、継続した取組、また、言葉を忘れなかった。商品の説明文は全て馬路弁。方言は地方の強みである。
・田舎ぶりを競えばいい。都市は田舎にはなれっこない。都市にすり寄ってはいけない、地方の強さを選択しなければいけない。
・開かれていること、地域に根ざしていること、地域の力が結集されていること。

地域建設業を考える」では、

・地域のことを一番知っている:地域の強いところ、弱いところ、人を知っているのが地域建設業。そういう地域建設業であって欲しい。
・「直営力」で困難を拓いていく。直営力がないと地域は守れない。

など、広範なお話しをいただきました。

 

その後の1時間にもわたる意見交換では、建設業以外の方々から、

飲食業 男性:SAとPAの話があったが、飲食業が集まれるし、防災にもなり、やっていけばいいと思った。そういったものを作ることは可能でしょうか。

医療職 女性:アンケートにある「建設産業のイメージ」については、「税金」と書きました。行政からお金をもらって働いているというイメージです。私が見るのは道路工事なので、高齢者の方が増えているというイメージです。

愛媛から来た男性:愛媛県は閉鎖的で、「松山をどうしたい」というのは聞かないが、高知県に来るとよく耳にする。観光 数年前に家族を連れて幡多に来たことがある。雨だった。雨の日にすることが何もなくて、早めに帰った。ご参考に。

パン屋さん 男性:長時間労働について、飲食業も長い。パン屋は5時に起きて、22時まで仕事をしている。店から道路工事とか、建設業の人を見ていると、何度となく休憩している。段取り待ちもあり、10時、12時、15時の休憩。パン屋は踏ん張れるところでの仕事。建設業はぬかるんだようなところで踏ん張らねばならず、だから休憩しないと続けられないのかな。

 

140201p1020122 意見交換の最後は、福田さんから、

・「誇り」 建設業の持っている力、異業種ではなく、このまちを維持していくという事に生き甲斐、若い人にやりがいを持っていただきたい。
・市民一人一人が出来ない力を「建設業」は持っている。それを地域づくりに生かしていく。

と締めくくられ、考える会は閉じられました。

夜の部の懇親会にも70名ほどの方に参加いただき、意見交換、情報交換が続けられました。

考える会の様子をまとめました。
「140201_chikikensetsu.pdf」をダウンロード (339KB)

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