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たった一人とつながることで、人間、こんなに安心できる

140914p1050053平成26年9月14日(日)、高新文化ホールで高知県の主催により行われた「高知県自殺対策シンポジウム」に参加してきました。

テーマは「孤立をなくそう ~つながりのある社会をめざして~」です。

定員230名の会場はほぼ満席。

講演は、乳がんをきっかけにうつ状態になった経験から、回復までの経過を話していただいた女優の音無美紀子さん、「無縁社会」「老人漂流社会」などをテーマとした取材とNHKスペシャルの番組を担当された板垣淑子さんのお二人です。

途中、四万十町の現状と問題提起を兼ねたトークショーが、高知県立精神保健福祉センター所長の山崎正雄さんのコーディネータで、板垣さんと四万十町で保健師をしている中屋綾子さんをゲストに行われました。

プログラムは次のとおりです。

○主催者あいさつ 高知県知事尾崎正直 地域福祉部長代読
○講演Ⅰ「うつ病を乗り越えて」 女優 音無美紀子
○トークセッション                             
  コーディネータ:高知県立精神保険福祉センター 所長 山崎正雄
  ゲスト:NHKチーフ・プロデューサー 板垣淑子
      四万十町保健師 中屋綾子
○講演Ⅱ「無縁社会を乗り越えろ! ~超高齢社会を迎えて~」
  NHK大型企画開発センター チーフ・プロデューサー 板垣淑子

自殺による全国の死亡者数は3万人を超え推移してきたそうです。

高知県内では、平成10年以降200人、平成25年には160人と減少はしているものの、人口あたりの自殺者数で見ると、全国平均を上まわる状況だそうです。

○講演Ⅰ

乳がんをきっかけにうつ病になり、回復した経験がある女優の音無さんの講演では、

・「ガンになったら死ぬ」と頭の中で思いこんでいた。
・乳房が無いと言うことを知られたくなかった。
・退院してから、出来ないことがいっぱいあった。後ろ向きに考える生活。
・精神状態が悪くなっていき、生きていることが辛かった。

と、うつ病になるまでの状況や、

・私が「死にたい」と言うと、夫は私を娘のところ、息子のところに連れて行き、寝顔を見せ、「5年経つと、小学校に行く姿を見たくないの。見たいだろう」となだめてくれた。
・「ママは笑うとかわいいのに、なぜ笑わないの」と、娘が私にきいた。

と、夫や子どもが音無さんに寄り添い続けてくれ、出来ることをひとつずつ自ら一歩を踏み出すことがうつ病の解決につながったことを話されました。

最後は、

・寄り添ってあげる。無関心でいてはいけない。
・「あの人うつ病じゃない」と視線がチクチクするような社会ではなく、みんなが受け入れてあげられる社会が出来るといいなぁと思っている。
・「もう」は使わない。「まだ」を使い、前向きに生きたい。

と、「もう60歳」ではなく、「まだ60歳」と、締めくくられました。

シンポジウムの様子をまとめました。
「140914_sympo.pdf」をダウンロード(304KB)

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