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飛んだ その言葉の意味するところは

141018p1050149平成26年10月18日(土)、宿毛市総合社会福祉センターで行われた映画上映会に参加してきました。

孤島の太陽」とのタイトルがつけられた映画で、宿毛市の沖の島を舞台とし、保健婦の荒木初子さんの献身的な活動を描いています。

戦後の食糧難で貧窮時の沖の島の衛生環境は悪く、乳児死亡率が全国平均の4倍、それに加え風土病のフィラリアが猛威をふるっていました。

そんな沖の島でしたから、乳児をはじめ子どもが死ぬことを、島では「飛んだ」と呼んでいたそうです。

141018p1050150全島人口およそ3千人、その内子ども約300人の衛生管理や健康管理、また出産までを初子は一手に担ったそうです。

初子さんは、「福祉は何人にも平等であらねばならない」の精神とあわせて、自らの五箇条、

 1.保健婦はいつも笑顔を忘れない
 2.苦情を言わない
 3.無言で実行する
 4.美しい心を持つ
 5.住民の秘密を守る

を貫き各家庭の訪問を続けました。

141018p1050161映画では、初子役を女優の樫山文枝(かしやま ふみえ)さんが務め、脇を固める俳優さんは今も活躍される演技派、実力の持ち主が固めていました。

この映画会は、「保健婦初子の会」が主催されたもので、会長の岡崎正勝さんからは次のようなあいさつがありました。

 ・週末にいろいろなイベントがあるなか、わざわざ出向いていただきありがとうございます。「保健婦初子の会」へのご支援に厚くお礼申し上げます。
 ・32の団体が応援、賛同。初子顕彰像建立の活動が着実に進んでおり、全国から寄付も寄せられているところですが、ここに来て少し募金が滞っておりご協力のほどを。
 ・46年前に撮影され、上映された映画。新人の保健婦が離島に赴き、風土病の予防と対策に満身創痍になりながら奮闘し、やがては風土病の克服に至ったという実話に基づくものです。
 ・名優と名高い俳優人が沖の島に集まり、約1ヶ月間のロケが行われた。この映画の主演を務めた樫山さんが主役を務めたNHKドラマ「おはなはん」がブレークし、多くの人が島を訪れ、大騒ぎしたことを覚えている。
 ・名優と言われた方々が、点と点を結び、線にするという丁寧な作品づくりをされ、この作品が出来た。
 ・地元の人も歴史としては知っている。お風呂に入って鼻歌を歌っている少年が私です。当時の商店街も写りますので、楽しんでください。
 ・私は当時5年生で、樫山文枝さんが「いらっしゃーい」と声をかけてくれた。その不思議な頭(髪)をとかしてくださいと言ったら「ダメよ、ダメダメ」と。本当の話ですよ。
 ・ぜんぜん古ぼけてもなく、洗練された作品です。初子の生き様、勇気ある姿が再現された作品だと思い、本日みなさまをご招待した。
 ・今だからこそ観てほしい、そんな映画です。「名作は何度観ても、観るたびに新たな感動が生まれる」。有名な映画評論家の方の言葉。
 ・新たな感動で、残り少ない文化の秋を楽しみたいと思います。
 ・こんな映画を残してくれた初子、制作いただいた監督を始めみなさまに、割れんばかりの拍手をお願いします。

そんなあいさつで始まった1時間50分の映画。

「ありがとう」の言葉がたくさん、たくさんちりばめられた映画でした。

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