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2014年11月

長く続けること 市民主導で行政は手助けで出過ぎない

141228p1060010平成26年11月28日(金)、中村地区建設協同組合会館で行われた「つるシンポジウム in 四万十 -環境、学び、集い、産業。ツルがもたらす地域の発展-」に参加してきました。

高知県四万十市中筋川流域に、地域住民と行政が協力し、湿地や水辺の希少な野生動植物を保全し、ツル類の渡来地としての湿地環境整備を行っています。

その結果、昨年、河川内に人工的に整備した「ツルのえさ場・ねぐら」としては全国で初めてマナヅルが飛来・越冬しました。

今後、より安定してツル類が越冬できる環境づくりを進めるとともに、それらの活動を地域の発展につなげていくため、ツル類や絶滅が危惧される鳥類の保護に取り組んでいる各地域の方々と情報交換を行うことを目的にシンポジウムが開催されました。

プログラムは次のとおりです。

○実行委員長開会挨拶 四万十つるの里づくりの会 会長 武田正
○開催地挨拶 四万十市副市長 和賀正光
○来賓挨拶 四国地方整備局 河川部長 今井一之 
○特別講演「自然豊かな地域づくりに向けて」
  国土交通省顧問・元四国地方整備局長 足立敏之
○基調講演「里地・里山・里海 生物多様性がもたらす生態系サービス」
  NPO法人黒潮実感センター長 神田優
○事例紹介
 <四万十市>四万十ツルの里づくりの会事務局 平石英正
 <愛媛県西予市>西予市環境衛生課 高岡伸次
 <豊岡市>豊岡市コウノトリ共生部コウノトリ共生課長 三笠礼子
○パネルディスカッション 「ツルがもたらす地域の発展」
  コーディネータ:兼松方彦(NPO法人 環境の杜こうち理事長
  パネリスト:西岡武美(NPO法人 ナベヅル環境保護協会長 山口県周南市)
        山下慎吾(魚と山の空間生態研究所代表)
        佐伯達雄(四万十つるの里づくりの会事務局長)
        石田和敏(国土交通省四国地方整備局中村河川国道事務所長)
○開催地からメッセージ 佐田末喜副会長
○閉会挨拶 自然再生協議会 会長 西尾正

○特別講演「自然豊かな地域づくりに向けて」

141128p1060434元四国地方整備局長の足立敏之さんからは、
 ①変化する河川環境
 ②河川環境復元に向けた取り組み
 ③迫り来る地球温暖化の驚異
 ④守りたい豊かな河川環境
について説明があり、「四万十川の自然再生事業(ツルの里づくり)は、生息域を多数化し、伝染病による絶滅のリスクから回避できるよう整備している、国交省だけではだめで、地域のみなさまとの協力戦が必要」と締めくくられました。

○基調講演「里地・里山・里海 生物多様性がもたらす生態系サービス」

四国の西南端、高知県大月町柏島に“島が丸ごと博物館”という構想の元、海のフィールド・ミュージアムを作ろうと98年に単身柏島に乗り込んだ神田優さんからは、「生物多様性」や、生物多様性を基盤とする生態系から得られる貝や魚との関係から産まれている「文化」についての話しがありました。

さらに、柏島で実践されている生態系保全と持続可能な生態系づくりとして、漁民と観光客であるダイバーの共存のためのルール作り、子どもを核にする環境学習関係、海の中の森づくりなどについて紹介がありました。

ツルだけでなく、ツルをシンボルにしながら、地域をまとめ、地域のグランドデザインをしていくことが大事。ツルの効果で地域の人たちの心が穏やかになり、地域が元気になっていくことを願う」と締めくくられました。

○パネルディスカッション 「ツルがもたらす地域の発展」

141228p1060009パネルディスカッションは、「四万十をめぐる課題」「ツルをどう地域の発展に活かしていくのか」の二つのフェーズで進められました。

その中では、ツルに継続的に来てもらうこと、市民の協力を得ることの難しさの紹介があり、継続していくためのキーワードとして、「データを公開してしまうこと。市民主動でプロジェクトをやってしまうこと」といったことがやり取りされました。

最後は、「長く続けること、市民主導で、行政は手助けで出過ぎない、専門家を巻き込んで」と、締めくくられました。

シンポジウムの様子をまとめました。
「141128_sympo.pdf」をダウンロード(686KB)

141128p1060018翌日には、東中筋中学校を会場に「鶴の里祭り」が行われました。

朝がゆのお接待を楽しんだり、教室ではツルの里作りの取り組みやツルの越冬状況の紹介、グラウンドでは巣箱作り体験や様々なパフォーマンスなど、多くの方々に楽しんでいただきました。

運営に携わっていただいた方々、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

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横瀬川の源流探

141114p1050837141114p1050800四万十川の右支川になる中筋川。この中筋川の左支川になる横瀬川

中筋川沿線の洪水対策と四万十市の水道の水源を確保するため、横瀬川ダムの建設が進められているのが横瀬川です。

141114p1050806141114p1050812この横瀬川の源流はどこだろうと、源流探しの調査に行ってきました。

国道56号から県道、市道、そして林道へと車を走らせ約2時間。そこから徒歩約1時間で仏ケ森の山頂(681m)に到着。

せっかくここまで来たので、安全確保のために持参した衛星携帯電話で通信テスト。無事、通話が確認できました。

141114p1050829141114p1050839横瀬川の水が流れた痕跡を確認しながら、一度は山頂まで。
水量の変化にも、水の流れが継続的に維持されそうなところを確認してきました。

帰りには、須多ノ舞神社の祠のあたりを調査。

141114p1050862141114p10508722年前の水神さんのお祓い以来の訪問です。

源流ではたまり水のような水量が、ここでは大きな流れとなっています。

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高知の未来図 公共調達システムを みんなで考えます

141110p1050769平成26年11月10日(月)、公立学校共済組合校地宿泊所高知会館で、公益社団法人土木学会建設マネジメント委員会の主催による「高知の未来図(高知の公共工事システムの将来像)に関するシンポジウム」に参加してきました。

本日の会は、地域の問題を地域の中で議論し、情報交換、意見交換しながら問題解決をしようと、2009年から開始し今回で7回目。建設マネジメントの先駆的な四国で、今日も活発な議論で、有意義な一日を過ごせることを楽しみにしている」との、建設マネジメント委員会 委員長 福本勝司さんの開会挨拶で始まりました。

プログラムは次のとおり、國島教授の基調報告、6名の発表者による「高知の未来図を語る」、実際にユニフォームを着た國島教授などによる「建設現場(作業服・交通誘導警備員等)国際比較(日本とスイス)」、そして最後は、来場者全員参加型ブレーンストーミング(意見交換)です。

○主催者挨拶 建設マネジメント委員会 委員長 福本勝司
   高知工科大学 副学長 挨拶
○基調報告「高知の公共工事システムの将来像」高知工科大学 國島正彦教授
○高知の未来図を語る
   高知県建設業協会 常務理事 事務局長 川上
   四国地方整備局 中村河川国道事務所 所長 石田和敏
   高知県中央東土木事務所 道路建設課 課長 豊後彰彦
   高知市教育委員会 学校教育課 就学前教育班長 今西和子
   高知市 総務部 契約課 課長 谷脇探禎哉
   高知工科大学 システム工学群 准教授 五艘隆志
○建設現場(作業服・交通誘導警備員等)国際比較(日本とスイス)
○来場者全員参加型ブレーンストーミング(意見交換)
○閉会挨拶 四国クリエイト協会 福田

○基調報告 「高知の公共工事システムの将来像」

141110p1050765國島教授からは、

・将来の高知県のインフラ整備を見通せるか。システムやルールが時代に合っていないのではないかと、受注者、発注者、大学教員等の関係者が集まって議論してきた。
・高知における労務賃金は、将来のことを考えるとどれぐらいが適切なのか議論、提案しよう。
・スイス、ドイツの数万人の人口の町、大都市ではない外国の地方自治体の公共調達のシステムとの比較を行った。

と、報告が始まりました。

高知八策(2次案)では、

・最低制限価格や、上限拘束等だけでは、労働者の適切な賃金につながるとは限らない。
・発注者が行うべき積算を、受注者が発注者の考えている予定値を当てるために積算している。 ← こんな事はやめたい。

などが紹介されました。

○高知の未来図を語る

6名の発言者からは、次のような発言がありました。

・受注者が価格を決められない業種は他にもある。
・談合を前提とした公共入札契約制度そのものを見直すべきである。

・「工夫をし、新工法で安全で長持ちさせる工事」、「一般的な工法で施工する工事」もある。工事の発注特性や地域の特性を加味した発注方式があってもいいと思う。
・前向きな経営者がいたときに、チャレンジできる業界であって欲しい。

・「未来を語る」とは、「理想を語る」こと。
・全ての土木技術者が家族や孫に尊敬される高知県であるように。

・高知県民から信頼され、経営力、技術力、地域親和力 身近に生き生きと働く若者のモデルがいることは、子供たちの魅力となる。
・高知が、志を果たす場になるには、分野を越えた意見交換の場が大事と感じる。

・効率化は、技術の高度化、効率化により果たされるべきもので、労働者の雇用調整などで調整されるものではない。
・地方自治体には、「地元建設業を維持、育成すること」も大事。しかし、競争性の除外になってしまうことも。

・コンサル業務には下限価がないので、価格競争が厳しいと思って調べたが、そうではなかった。
・地元にコンサルタントがいないので、地域業者を守る工夫は不要。

・待遇改善 ← 人の健康を診る医者は高給 町のインフラの健康を見る建設業は薄給
 マスコミ認識改善 ← 国民の評価のベースとなり、影響大

○建設現場(作業服・交通誘導警備員等)国際比較(日本とスイス)

141110p1050767ユニフォーム(作業着)を着た國島教授の進行のもと、建設現場の「ユニフォーム」「交通誘導警備員等」「クレーン」の日本とスイスの比較について紹介がありました。

141110p1050768格好良く統一されたユニフォーム、交通誘導警備員の居ない建設現場、工事が始まれば終わるまで常設されるクレーンにより重量物を人力で運搬する必要のない現場・・・

現場環境の違いは、職員の処遇、積算、工事費にも影響します。

○来場者全員参加型ブレーンストーミング(意見交換)

様々な立場、研究者、発注者、受注者、年代も違う参加者から、様々な意見交換が1時間以上にわたり行われました。

・女性の弁護士の方の意見 「県のためにがんばっている業者の人たちを優遇するのは、何が悪いのか」と、一般の方々の意見があった。
・未来とは、自分達が生きている間に実現したいことを目指している。実現するにあたって、細かいことを詰めていくより、出来ることから前に進めていくことではないかな。
・同業者以外に理解していただかなければいけない。一般の人に理解してもらい、味方になってもらわないといけない。

そうです、一般の人に理解してもらい、味方になってもらわないといけないのです。

シンポジウムの様子をまとめました。
「141110_mirai.pdf」をダウンロード(227KB)

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青空のもと さまざまな音、臭い、歓声、笑顔が

141103p1050655平成26年11月3日(日)、三原村のどぶろく祭り&農村文化祭が始まりました。

「雨男といわれる」との村長の挨拶で始まったオープニングセレモニーは、風は冷たいですが、秋の青空に気持ちは盛り上がります。

そんな式典のさなかにも、どぶろく販売のテントにはすごい人だかりです。

141103p1050661三軒の農家食堂で始まった三原のどぶろくも今では七軒に。

そこで、七軒のどぶろくを飲み比べることが出来るセットを購入。実家へのお土産にしようと思います。

141103p1050662そのどぶろくの入った箱がオシャレです。
箱を開けても瓶の色やラベルも統一感があり、蓋のピンクの点もアクセントに…

B級グルメを食べ尽くせ」のコーナーには、全国大会に出場したお店も来ています。

141103p1050663私は、どぶろくや四万十の栗などを使っているというドーナツをいくつか購入、あまりにたくさんの種類があるので、目移りしてしまいました。

お昼ご飯は、昭和45年から三原の学校給食に出されたというきなこパン

100円という値段にも引かれて、買ってしまいました。

141103p1050669フッワフワのパンに、優しい甘さのきなこが合います。

そばで小学生が羨ましそうに見ています。

餅投げのエンディングは15時の予定です。

風が冷たいので、暖かくしていらしてください。

14時過ぎからは中筋川ダムの見学会がありま~す。飛び込みでも対応させていただきます。こちらにも、ど~ぞ。

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