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高知の未来図 公共調達システムを みんなで考えます

141110p1050769平成26年11月10日(月)、公立学校共済組合校地宿泊所高知会館で、公益社団法人土木学会建設マネジメント委員会の主催による「高知の未来図(高知の公共工事システムの将来像)に関するシンポジウム」に参加してきました。

本日の会は、地域の問題を地域の中で議論し、情報交換、意見交換しながら問題解決をしようと、2009年から開始し今回で7回目。建設マネジメントの先駆的な四国で、今日も活発な議論で、有意義な一日を過ごせることを楽しみにしている」との、建設マネジメント委員会 委員長 福本勝司さんの開会挨拶で始まりました。

プログラムは次のとおり、國島教授の基調報告、6名の発表者による「高知の未来図を語る」、実際にユニフォームを着た國島教授などによる「建設現場(作業服・交通誘導警備員等)国際比較(日本とスイス)」、そして最後は、来場者全員参加型ブレーンストーミング(意見交換)です。

○主催者挨拶 建設マネジメント委員会 委員長 福本勝司
   高知工科大学 副学長 挨拶
○基調報告「高知の公共工事システムの将来像」高知工科大学 國島正彦教授
○高知の未来図を語る
   高知県建設業協会 常務理事 事務局長 川上
   四国地方整備局 中村河川国道事務所 所長 石田和敏
   高知県中央東土木事務所 道路建設課 課長 豊後彰彦
   高知市教育委員会 学校教育課 就学前教育班長 今西和子
   高知市 総務部 契約課 課長 谷脇探禎哉
   高知工科大学 システム工学群 准教授 五艘隆志
○建設現場(作業服・交通誘導警備員等)国際比較(日本とスイス)
○来場者全員参加型ブレーンストーミング(意見交換)
○閉会挨拶 四国クリエイト協会 福田

○基調報告 「高知の公共工事システムの将来像」

141110p1050765國島教授からは、

・将来の高知県のインフラ整備を見通せるか。システムやルールが時代に合っていないのではないかと、受注者、発注者、大学教員等の関係者が集まって議論してきた。
・高知における労務賃金は、将来のことを考えるとどれぐらいが適切なのか議論、提案しよう。
・スイス、ドイツの数万人の人口の町、大都市ではない外国の地方自治体の公共調達のシステムとの比較を行った。

と、報告が始まりました。

高知八策(2次案)では、

・最低制限価格や、上限拘束等だけでは、労働者の適切な賃金につながるとは限らない。
・発注者が行うべき積算を、受注者が発注者の考えている予定値を当てるために積算している。 ← こんな事はやめたい。

などが紹介されました。

○高知の未来図を語る

6名の発言者からは、次のような発言がありました。

・受注者が価格を決められない業種は他にもある。
・談合を前提とした公共入札契約制度そのものを見直すべきである。

・「工夫をし、新工法で安全で長持ちさせる工事」、「一般的な工法で施工する工事」もある。工事の発注特性や地域の特性を加味した発注方式があってもいいと思う。
・前向きな経営者がいたときに、チャレンジできる業界であって欲しい。

・「未来を語る」とは、「理想を語る」こと。
・全ての土木技術者が家族や孫に尊敬される高知県であるように。

・高知県民から信頼され、経営力、技術力、地域親和力 身近に生き生きと働く若者のモデルがいることは、子供たちの魅力となる。
・高知が、志を果たす場になるには、分野を越えた意見交換の場が大事と感じる。

・効率化は、技術の高度化、効率化により果たされるべきもので、労働者の雇用調整などで調整されるものではない。
・地方自治体には、「地元建設業を維持、育成すること」も大事。しかし、競争性の除外になってしまうことも。

・コンサル業務には下限価がないので、価格競争が厳しいと思って調べたが、そうではなかった。
・地元にコンサルタントがいないので、地域業者を守る工夫は不要。

・待遇改善 ← 人の健康を診る医者は高給 町のインフラの健康を見る建設業は薄給
 マスコミ認識改善 ← 国民の評価のベースとなり、影響大

○建設現場(作業服・交通誘導警備員等)国際比較(日本とスイス)

141110p1050767ユニフォーム(作業着)を着た國島教授の進行のもと、建設現場の「ユニフォーム」「交通誘導警備員等」「クレーン」の日本とスイスの比較について紹介がありました。

141110p1050768格好良く統一されたユニフォーム、交通誘導警備員の居ない建設現場、工事が始まれば終わるまで常設されるクレーンにより重量物を人力で運搬する必要のない現場・・・

現場環境の違いは、職員の処遇、積算、工事費にも影響します。

○来場者全員参加型ブレーンストーミング(意見交換)

様々な立場、研究者、発注者、受注者、年代も違う参加者から、様々な意見交換が1時間以上にわたり行われました。

・女性の弁護士の方の意見 「県のためにがんばっている業者の人たちを優遇するのは、何が悪いのか」と、一般の方々の意見があった。
・未来とは、自分達が生きている間に実現したいことを目指している。実現するにあたって、細かいことを詰めていくより、出来ることから前に進めていくことではないかな。
・同業者以外に理解していただかなければいけない。一般の人に理解してもらい、味方になってもらわないといけない。

そうです、一般の人に理解してもらい、味方になってもらわないといけないのです。

シンポジウムの様子をまとめました。
「141110_mirai.pdf」をダウンロード(227KB)

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