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まず逃げる そして助かって 助け 助け合うこと

141221p1060433平成26年12月21日(日)、高知県の主催、須崎市の共催により須崎市立市民文化会館で開催された「震災に強い人・地域・ネットワークづくり講演会 in 須崎」に参加してきました。

プログラムは次のとおりです。

○開会挨拶 高知県危機管理部 部長 野々村毅
○「東日本大震災における経験と復興へ向けた取り組み」
   宮城県南三陸町 危機管理課 課長補佐 佐藤智(さとう さとし)
○「自主防災組織の活動について」
   大森第二行政区長(兼自主防災会長) 三浦友昭
○閉会挨拶 須崎市長 楠瀬耕作

宮城県南三陸町の危機管理課、課長補佐の佐藤智さんからは、「東日本大震災における経験と復興へ向けた取り組み」と題して、地震の当日、被害の状況などの紹介があり、

○小倉小学校
・海岸から800mほどの平場にある戸倉小学校 3階建ての屋上まで津波が到達。
・これまでの津波では1階までにしか津波が来なかったので、「この校舎の屋上を津波避難場所にしてくれ」と言われたが、「そんな津波が低いわけがない」と、100mほど離れた高台を避難所とした。ここを、避難場所としていたら、小学生と住民500名以上が被災していただろう。

○戸倉中学校
・約15mの高台に建てられた2階建ての中学校。
・津波の高さは20m。子どもたちは海の方ばかりを見ていて、裏の山側から津波に襲われた。

○荒砥保育園
・海抜11mの高台に建てられた平屋の園舎。
・「もっと高いところに逃げなければ」と、保育士さんの機転で、みんな助かった。

と、より高い場所への避難を行うことの大切さをお話しいただきました。

また、南海トラフ巨大地震に備えなければならないみなさんに伝えたいこととして、次の5つのことを紹介いただき、締めくくられました。

①「被害想定」は計算上の「目安」にすぎないこと。
②まず、逃げる。戻らないこと。「助かる」こと。助かって「助け、助け合う」こと。
③「備える」こと。
④「家族」を基本とすること。
⑤「近所付き合い」を大切にすること。

大森第二行政区長(兼自主防災会長) 三浦友昭さんからは、「自主防災組織の活動について」と題して、地域での取組について、

・各家から毛布を1枚出してもらい、避難所に備蓄していた。
・津波が来ないからと逃げなかった二人が亡くなった。
・他町からの応援は、津波の被害がないところまではすぐに来ているが、道路が使えないため、すぐには入ってこられない。
・自宅避難者の状況は、行政は分かっていない。

といったことや、避難所生活、運営について、

・支援物資の配布の難しさ
・ルール作りの大切さ
・一番は、どんなことがあろうと、協力することです。いがみ合いは起こさないこと。
・公助は必ず来るけれど、すぐには自分のところには来ない。日数がかかる。

など、経験に基づいた留意事項を紹介いただきました。

最後は、「まず逃げる。勝手に大丈夫だと判断しない。位牌を気にする人がいるが、位牌なんてお寺に言えばすぐに作ってくれる」と締めくくられました。

質疑の時間には、「ご遺体の処理について」「孤立集落との連絡方法」「訓練の参加の実態について」「高台移転について」など、熱心なやり取りで講演会は終わりました。

貴重な東日本大震災の経験を、私たちの備えに活かさなければなりません。

講演会の様子をメモにまとめました。
「141221_bousai.pdf」をダウンロード(494KB)

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