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2015年3月

認知症 腹を立てずに顔を立て みず・めし・うん・うん

150315p1060703平成27年3月15日(日)、四万十市立中央公民会で四万十市の主催で開かれた平成26年度 市民講座「認知症」に参加してきました。

副題に「~認知症は予防できる!改善できる~」とつけられています。

開会挨拶では、「認知症は、本人や家族の生活に甚大なる影響を及ぼすもの。85歳以上の4割の方に認知症状が見られる。認知症はどこの家庭でも見られる症状」、「認知症を恐れるのではなく、正しく理解し、対処する方法を身につけることが大事」といった話しがありました。

プログラムは次のとおり、お二人の講演と、3件の事例報告です。

○講演講演① 高齢期の身体と変化と認知症 ~認知症は予防できる!改善できる!  森本外科・脳神経外科医院 金田弘子

○実践発表
 1)表情が乏しく、ぼーっとしていたHさん
    西野ひとみ(かいご老人福祉施設 四万十の郷)
 2)通所リハという場所で私たちに出来ることは・・・
    敷地美加(通所リハビリテーション 治優園)
 3)Nさんらしさを取り戻すために
    井口小百合(フループホーム なはことば四万十)

○講演② 「上手に老いるための自己点検」
  (財)長寿社会開発センター 審議役 石黒秀喜

150315p1060704金田さんからは、高齢者の水分の摂取不足がのどの渇きや便秘を産み、食欲を落とし、それがまた便秘へとつながり悪循環となり、食欲の減退は低栄養の状態となり、耐力が落ちることで運動機能が低下、運動不足が便秘を増強といった、悪循環になることを紹介されました。

水分不足は死にもつながりうることで、体重の6割ほどある水分(体液)の1~2%(250~500cc)を失うだけで意識障害が発生し、10%(2,500cc)失うと死に至るそうです。

水は生命の源であり、細胞を活性化する。その結果、意識、覚醒水準改善となり、認知症状の改善につながります。

 

実践発表では、3人の方について、水分摂取を工夫することで、認知症症状の改善が認められたこと、どんな工夫をしたのか、プライドやプライバシーに配慮し、恥をかかせたり不愉快な思いをさせないことの大切さなどが報告されました。

 

150315p1060706石黒さんからは「上手に老いるための自己点検」と題して、介護され上手の準備のポイント、家族の心理と心構え、健康長寿の3大要素などについて紹介がありました。

本人の心境を汲んで、プライドを傷つけない関わり方をするためには、「知識、感性、忍耐、演技」と「余裕」が必要。本人に「腹を立てずに、顔を立てる」が肝要です。

「認知症なので、怒らせても、不愉快な思いをさせても覚えていないだろう」は間違い。偏頭体に、不愉快な気持ちやうれしかった気持ちは覚えている。いやな思いは蓄積されていくのです。

市民講座の様子をメモにまとめました。
「150315_ninchisyo.pdf」をダウンロード(316KB)

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和食恐るべし 日本人の体と心を作ってきた食文化

150301p1060597平成27年3月1日(日)、新ロイヤルホテル四万十で、国立会(くにたちかい)(高知県国立大学歯学部同窓会)の主催により行われた講演会に参加してきました。

講師は、「食あれば楽あり」「食と日本人の知恵」「発酵食品礼賛」など著者多数、テレビでもおなじみの東京農業大学名誉教授 小泉武夫先生です。

演題は「医食同源・心と体のための食生活」で、2時間30分を超える講演でした。

○体が変わり、心が変わる
・食事で体が変わり、心が変わる。小中高校生の暴力事件は6万件。
・原因は? → 和食の主材を食べなくなったから。
・低タンパク、低脂肪、低カロリーの日本人が、高タンパク、高脂肪、高カロリーの生活に。
・肉の分解にはミネラルが消費される。
・ミネラルが不足するとアドレナリンが増え、暴力的になる。ラットを使った実験からも明らか。
・ミネラル摂取で暴力事件が減る 17%減
・肉を食べていけないわけではないが、毎日食べるのは遺伝子に問題を起こす。

○遺伝子
・二つの遺伝子「民族の遺伝子」と「家族の遺伝子」
・1億2千万人、「民族の遺伝子」、同じ遺伝子を持っている。その民族が長い間生活してきて、それに合うように進化してきた遺伝子。
・50年で食が急変したので、遺伝子が追従できていない → それでいろいろな問題が生じてきている。
・草食動物が、急に肉食動物になれと言われたようなもの。

○和食の主材
 ①根茎(こんけい):土に入っているもの ゴボウ、大根、レンコン、人参
 ②菜(な):小松菜、ほうれん草
 ③青果(せいか):ショウカ みずみずしいもの
 ④山菜・芽:山菜、キノコ、イタドリ
 ⑤大豆:味噌、納豆、豆腐
 ⑥海藻:法、わかめ、ひじき
 ⑦穀物:米、麦、そば
・和食の副材:あったらいいなぁ 魚、肉、卵など
・日本人は、世界の民族の中で一番の「菜食主義者」であった。

○江戸時代のスタミナ食
・豆腐の入った味噌汁
 まな板の上に糸引き納豆、これを切ってひき割り納豆 これを味噌汁に入れる
 油揚げ1枚を千切りにし、味噌汁に乗せる
 これをススらせるだけ。
・大豆を肉と考えると、肉汁(味噌汁)に肉(豆腐)、肉(納豆)、肉(油揚げ)が入っている。4種類の肉が入っている。
・有効タンパク質は、この味噌汁を朝夕食べるだけで、肉食を越えている。

○上手な肉の食べ方
・すき焼き 少しのお肉でたくさんの野菜を食べている。
・野菜は「繊維」で構成されている。私たちは草食動物ではないので、繊維は体に入っても分解されない。ウンコになる。 → 世界有数のウンコ生産民族
・肉ばかりを偏食して食べていると、口の中に肉が好きな菌が増えてくる。 → この菌が食事と一緒に腸まで届くと、ビフィズス菌などの良い菌を追い出しにかかる
・体内では:肉タンパク質 → 肉アミノ酸 → 悪性菌、酸化 → 発ガン性物質
 肉ばかりを食べている人の発ガンのメカニズム
・食物繊維は + に帯電
 悪性菌は -
 腸内細菌(整腸菌、ビフィズス菌)は +
   ↓
 食物繊維は悪性菌と一緒にウンコになって出て行く。
・これが、野菜を肉といっしょに食べることの大事さ。

さらには、スタミナ食品としての甘酒のすごさ、血管を強くするテンペ、ダイエットへのの効果の話しなど、あっという間の2時間半でした。

日本人は世界の民族の中で一番の「菜食主義者」、世界有数のウンコ生産民族であり、これらは和食が生み出してくれていることを、気づかせてくれました。

講演会の様子をまとめました。
「150301_isyokudougen.pdf」をダウンロード(297KB)

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