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和食恐るべし 日本人の体と心を作ってきた食文化

150301p1060597平成27年3月1日(日)、新ロイヤルホテル四万十で、国立会(くにたちかい)(高知県国立大学歯学部同窓会)の主催により行われた講演会に参加してきました。

講師は、「食あれば楽あり」「食と日本人の知恵」「発酵食品礼賛」など著者多数、テレビでもおなじみの東京農業大学名誉教授 小泉武夫先生です。

演題は「医食同源・心と体のための食生活」で、2時間30分を超える講演でした。

○体が変わり、心が変わる
・食事で体が変わり、心が変わる。小中高校生の暴力事件は6万件。
・原因は? → 和食の主材を食べなくなったから。
・低タンパク、低脂肪、低カロリーの日本人が、高タンパク、高脂肪、高カロリーの生活に。
・肉の分解にはミネラルが消費される。
・ミネラルが不足するとアドレナリンが増え、暴力的になる。ラットを使った実験からも明らか。
・ミネラル摂取で暴力事件が減る 17%減
・肉を食べていけないわけではないが、毎日食べるのは遺伝子に問題を起こす。

○遺伝子
・二つの遺伝子「民族の遺伝子」と「家族の遺伝子」
・1億2千万人、「民族の遺伝子」、同じ遺伝子を持っている。その民族が長い間生活してきて、それに合うように進化してきた遺伝子。
・50年で食が急変したので、遺伝子が追従できていない → それでいろいろな問題が生じてきている。
・草食動物が、急に肉食動物になれと言われたようなもの。

○和食の主材
 ①根茎(こんけい):土に入っているもの ゴボウ、大根、レンコン、人参
 ②菜(な):小松菜、ほうれん草
 ③青果(せいか):ショウカ みずみずしいもの
 ④山菜・芽:山菜、キノコ、イタドリ
 ⑤大豆:味噌、納豆、豆腐
 ⑥海藻:法、わかめ、ひじき
 ⑦穀物:米、麦、そば
・和食の副材:あったらいいなぁ 魚、肉、卵など
・日本人は、世界の民族の中で一番の「菜食主義者」であった。

○江戸時代のスタミナ食
・豆腐の入った味噌汁
 まな板の上に糸引き納豆、これを切ってひき割り納豆 これを味噌汁に入れる
 油揚げ1枚を千切りにし、味噌汁に乗せる
 これをススらせるだけ。
・大豆を肉と考えると、肉汁(味噌汁)に肉(豆腐)、肉(納豆)、肉(油揚げ)が入っている。4種類の肉が入っている。
・有効タンパク質は、この味噌汁を朝夕食べるだけで、肉食を越えている。

○上手な肉の食べ方
・すき焼き 少しのお肉でたくさんの野菜を食べている。
・野菜は「繊維」で構成されている。私たちは草食動物ではないので、繊維は体に入っても分解されない。ウンコになる。 → 世界有数のウンコ生産民族
・肉ばかりを偏食して食べていると、口の中に肉が好きな菌が増えてくる。 → この菌が食事と一緒に腸まで届くと、ビフィズス菌などの良い菌を追い出しにかかる
・体内では:肉タンパク質 → 肉アミノ酸 → 悪性菌、酸化 → 発ガン性物質
 肉ばかりを食べている人の発ガンのメカニズム
・食物繊維は + に帯電
 悪性菌は -
 腸内細菌(整腸菌、ビフィズス菌)は +
   ↓
 食物繊維は悪性菌と一緒にウンコになって出て行く。
・これが、野菜を肉といっしょに食べることの大事さ。

さらには、スタミナ食品としての甘酒のすごさ、血管を強くするテンペ、ダイエットへのの効果の話しなど、あっという間の2時間半でした。

日本人は世界の民族の中で一番の「菜食主義者」、世界有数のウンコ生産民族であり、これらは和食が生み出してくれていることを、気づかせてくれました。

講演会の様子をまとめました。
「150301_isyokudougen.pdf」をダウンロード(297KB)

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