トイレも進化します
平成27年10月25日、高松市こども未来館開館1年前プレイベントの「こども未来館まつり2015」が香川大学工学部キャンパスで開かれているというので、近くのサンメッセ香川で開かれているPanasonicの「でんきやさんの秋祭り」と共に、のぞいてきました。
まずはPanasonicの「でんきやさんの秋祭り」から。
会場に入ると、大画面の4Kテレビ、炊飯器や電子レンジにIHコンロ、冷蔵庫など家電が目に入ります。
一通り歩いて、スタッフに声をかけたのは、トイレのコーナーです。
タンクの無いタイプの温水洗浄トイレ「アラウーノ」です。
水道の圧力でそのまま汚物を流すので、タンクが無くなったのだろうとは思っていましたが、いろいろな工夫がされていました。
まず、水道の圧力で流すということはバルブの開閉に電気を使っているので、停電時にもトイレを流せるようにバッテリーを装着できるようになっています。
また、汚物の洗浄水の水量を少なくするために、便器の排水管の途中に設けられているウォータートラップ(S字型の管に水を溜めておくことで、臭いや虫などの進入を防ぐもの)の角度が、水の流れに合わせて変わるのだそうです。
素材に新素材を使うことで、一体成形で作成でき、陶磁器では出来ない形状も実現しています。一体なので隙間が無く、掃除がしやすくなっています。
男性の小用のことも考えられ、便器の縁にはおしっこが外に漏れてしまわないよう少し縁を隆起させた「タレガード」が、便座側には穴の内側に小さな隆起を持たせ、しずくが便座の下面に伝い流れるのを防ぐ「モレガード」が設けられています。
節水と共に節電では、便座も洗浄水も人が入ってきたことを感知し、瞬時(便座は約6秒)に暖め、待機中には便座や水を保温しておかない、電気を使わない構造になっています。
さらにはタンクが無くなったことで手洗いが無くなることから、手洗い装置も別途用意されています。タンクの手洗い部やタンク内に洗剤を置けなくなったことから、トイレ本体に洗剤用のタンクが設けられ、洗浄水と共に液体洗剤が混入される機能もつけられています。
新しいタイプにすることで、いろいろな配慮が必要になるものですね。
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