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2016年2月

負の連鎖をプラスの連鎖に換えていく原動力は「人が好きだ」ということと

160227_kenkyukai平成28年2月27日(土)、香川県社会福祉総合センター7階の大会議室で、香川県ソーシャルワーカー協会の主催により開かれた「香川県ソーシャルワーカー協会2015年研究大会」に参加してきました。

シリーズテーマ「つなげる つながる つながろう」のもと取り組まれているもので、今回のタイトルは「第28回 人間力大賞受賞者による実践報告」です。

青年版の国民栄誉賞といわれている人間大賞の受賞者、廣岡さん、北村さんの取り組みを熱く報告いただきました。

講演①「家族を崩壊させる大人のひきこもり ~現場対応と自立へのみちのり~」

ワンステップスクール伊藤学校 青少年育成コーディネーター 廣岡政幸さんは、1981年生まれ。幼少期に大病で足に障害、いじめを受け、小学生時代には喫煙、バイク窃盗、深夜徘徊、恐喝、傷害などあらゆる非行を行う、やんちゃな幼少期をすごし、ニュージーランドで2年間の療育プログラムを受け、そのときの経験を活かし、青少年の自立更正に取り組むことに。2008年にワンステップスクールを設立、3000人以上の生徒たちと向き合っています。

廣岡さんからは、フリースクールの取り組みについて、

・少年院や行政機関から、医療機関から、他団体からの救助要請の方を受け入れている。
・「時と場所」を問わず現場に駆けつけ、深夜に暴走中の少年を確保したり、大人に軟禁されて売春させられていた少女、数十年間ずっと引きこもりで誰とも接触できない人などなど・・・
・現場では、危険を感じることもある!

また、大人の引きこもりについて、

・6ヶ月以上の引きこもり 全国に70万人 
・うちのフリースクールには14歳から47歳の男女 7割は20歳以上
・中高年の引きこもりが増えることは、社会の働き手が減るだけでなく、社会保障を圧迫していく。
・大人の孤立無業者 約162万人と推定

引きこもりの傾向と共通点について、

・コミュニケーション能力は、「話す力」ではなく「人を信じる力」である。
・悪いこともさせながら、自分の思いを表現させることが大事。
・原因を追究し続け、原因が見つからなかったら、自分の子育てが原因だと、自己責任だと思ってしまう。
・しかし100万人を越える引きこもりがでる時代、自己責任では無く、社会に原因がある。
・大人に余裕がない。

誰かの優しさで人は救われ いつか、その人は また、あなたと同じように人を救う。そんな連鎖が世の中を良くする」と締めくくられました。

講演②「市民の力で子どもの未来を紡ぐ ~ひとりおかんっこ応援団取り組み紹介~」

NPO法人ノーベル ファンドトレイジング事業部マネージャー 北村政記さんは、NPO法人などの資金を集める「認定ファンドレイザー」の資格を取得している方で、大阪2児虐待事件を機に、ひとり親の自立を支援、市民の力で子どもの自立を目指す取り組みを進めている方です。

ひとり親の課題などとして、

・専業主婦の場合 夫の被扶養者として保険料を払っていると見なされる。
・離婚した場合、20歳から60歳までに732万円、自分で保険料を払わないといけない。
・なのに、受け取る年金額は同じ。

病児保育問題について、

・子供は熱を出す日を調整してくれない。
・「明日、子どもを預かってもらえないと、会社を首になる」といった事態にも
・0歳児は31日、1歳児で21日、2歳児で13日、3、4歳児で10日、5歳児でも9日の年間病欠日数
・子どもが病気をするだけで、たちまち生活の危機に直面してしまう、ひとり親家庭。今を支えることは、何より子どもの将来を支えることになる。だから今こそ支えましょう。

と、病児保育サポートを提供し、さらにその費用を支援する「ひとりおかんっ子応援団プロジェクト」の資金をファンドレイジングにより集めることを実践されています。

実践したい目標は、「日本一、母子福祉に対して人の関心、寄付、ボランティアを集めるファンドイレイザーになる」ことだと、締めくくられました。

研究大会の様子をまとめました。
「160227_sosial.pdf」をダウンロード(997KB)

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性別にかわりなく、その個性と能力を発揮することが出来る社会 男女共同参画社会

160220p1090842平成28年2月20日(土)、高松市主催の「たかまつ男女共同参画推進シンポジウム ~だれもがいきいきと自分らしく生きる男女共同参画社会の実現~」に参加してきました。

大西市長、岡下市議会議長のあいさつののち、経済ジャーナリストの治部れんげ(じぶ れんげ)さんの基調講演『男性も女性もハッピーになる「女性活躍」とは?』、そして「女性の活躍推進 ~パートナーは? 経営者は? 行政は?~」と題したパネルディスカッションです。

○基調講演

冶部さんからは、

・「外で働くこと」だけが「活躍」なのか、家事・育児・介護や地域活動は「活躍」ではないのか?
・イクメンかどうか 人は大きく変わる可能性がある 変えるのは周囲の人たち
・育児に専念するのは、人生を楽しむための選択の一つ。新婚旅行でどこに行くかより大事なのは「どういう家庭を作るか」ということ。

など、事例やアンケート結果と共に説明いただき、

・自分がどうしたいのか、よく考えてください。
・いろいろな考えがあることを認めてください。
・自分と違う選択をした人の選択を尊重してください。

と締めくくられました。

○パネルディスカッション

パネルディスカッションは、井原理代(高松市男女共同参画推進懇談会会長・香川大学名誉教授)さんをコーディネーターに、黒川眞弓(有限会社たも屋 専務取締役)さん、徳倉泰之(NPO法人ファザーリング・ジャパン理事)さん、馬場加奈子(株式会社サンクラッド(学生服リユースShopさくらや)代表取締役)、大西市長をパネリストに進められました。

黒川さんからは、
・女性は、気づかい、優しさ、笑顔が素晴らしく、接客業に向いている
・しだいに変わってきている 男性の手助けが大事
・女子が働きやすくなるように、学童保育の環境整備が欲しい、制度改革が欲しい。

徳倉さんからは、
・育メンの言葉がない頃から育メンに
・学生時代に、正しく男女共同参画、ライフキャリアを考えて
・働きやすい地域になること、当事者意識を持つこと
・日本は制度はあるが風土がない。有給取得の「要件」となっているが、「有給」は「権利」でしょ。
会議を8分の一にする方法。参加者を半分、時間を半分、回数を半分にすれば8分の一です。マインドの持ち方です。

馬場さんからは、
・自分が子育てで困ったことを何とかしたくて「さくらや」を始めた
・自分らしく生きる人になって欲しい、地域で子どもを育てられたらと感じている
・地域の見守りと地域支援に、さくらや、子ども食堂
・スタッフは限られた人数。社会協議会や行政の支援が必要

などのお話があり、コーディネーターの井原さんから「背景は違うが、従来型、言い換えると、これまでらしさから脱却し、ご自分で考え決断し、ご自分らしさに行き着いている」「これまでらしくない、異次元とも言えそうな、従来型ではない環境、応援態勢が、家庭ではパートナー、会社では経営者、行政に求められる」と締めくくられました。

シンポジウムの様子をメモにまとめました。
「160220_danzyosympo.pdf」をダウンロード(336KB)

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価値を見いだし、保全の方策、四国4県の連携が大事

160214p1090818平成28年2月14日(日)、かがわ国際会議場で、「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会の主催で行われたシンポジウムに参加してきました。

タイトルは長く、

四国遍路」と「サンディアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」との協力協定締結記念
こころをつなげて、四国はひとつ 「四国遍路を世界遺産に
」国際シンポジウム

とつけられています。
プログラムは次のとおりです。

●主催者あいさつ 「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会 千葉昭会長(四国経済連合会会長)
●来賓あいさつ ゴンサロ・デ・ベニート(駐日スペイン特命全権大使)
        辻村修 香川県議会議長
        加藤弘樹 文化庁文化財部記念物課長
●基調講演 「世界文化遺産の考え方と巡礼路の顕著で普遍的な価値」 西村幸夫 東京大学先端科学技術研究センター所長
●パネルディスカッション「四国遍路の魅力と世界遺産」            
 コーディネーター 稲葉信子 筑波大学教授 遺産保護、ユネスコ委員
 パネリスト 西村幸夫 東京大学先端科学技術研究センター所長
       フランシスコ・シングル スペイン・ガレリア州シャコベオ文化部長 美術史
       清水真一 徳島文理大学教授 日本建築史、文化財保存学
       辻林浩 和歌山県世界遺産センター所長 日本考古学、和歌山県世界遺産登録推進室長もつとめる
       胡光(えびすひかる) 愛媛大学教授 日本近世史
●閉会あいさつ 「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会 浜田恵三副会長(香川県知事

西村さんの基調講演では、文化・宝が戦争のターゲットとなったり、ダムなどの大事業により文化財が無くなってしまうのを、世界で守ろうとのことから「世界遺産」の発想につながった、そんなお話を聞くことが出来ました。

パネルディスカッションでは、

・ニューヨークタイムズ 世界で訪れたい52箇所に四国辺路が選ばれた
・周遊型の巡礼、何度もまわり、庶民のために作り、庶民がまわれるように四国の人たちのお接待が大事。
・修行、巡礼の姿は今も生きていることが特徴。
・四国辺路はまさに四国の文化であり、その地の景観、自然、風習が価値を生む。

といった、四国遍路の特徴を確認しつつ、世界遺産登録へ向け、

・四国遍路は何を価値として打ち出していくか。
・これから、どうやって指定された資産を守っていけるか。
・お接待そのものは珍しいことではないが、根強く今日まで続いていることを落としたくない。しかし、お接待は示しにくい。

など、課題も見え、コーディネーターの稲葉さんは「本物に基づいた調査をしっかりと行い、一つのストーリーにする。両輪 価値を見つけること 保全の措置をとるということ。4県が連携がとれていることが大事だと思う」と締めくくられました。

最後は、「世界遺産登録へ向け、四国全体でなおいっそう盛り上げていくことが重要。四国一帯となった取り組みを進めていくのでご協力を」と、浜田香川県知事の閉会あいさつで終わりました。

シンポジウムの様子をまとめました。
「160214_henro.pdf」をダウンロード(270KB)

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あなたに出来ることを今日から STOP地球温暖化

160206p1090771平成28年2月6日(土)、サンポートホール高松 第2小ホールで行われた「~STOP!地球温暖化~ CO2CO2削減フェスティバル2016 in かがわ」に参加してきました。

プログラムは次のとおりで、フジテレビの「とくだね」でお馴染みの天達さんの講演や、テツandトモさんの環境お笑いライブなどです。

160206p1090762m○みんなで省エネダンス「こつこつ・なかま」を踊ろう♪
○「学校CO2CO2(コツコツ)削減コンテスト in 香川」表彰式
○気象予報士 天達武史講演会「天気の達人が見た地球温暖化」
○テツandトモ 環境お笑いライブ
○天達さん、テツandトモとこどもたちとのQ&Aコーナー

天達さんの講演では、降水確率や雨の重さ、地球温暖化が進むとホッキョクグマやペンギンのヒナはどうなってしまうのかといったクイズや、雲をつくる実験や二酸化炭素が水に溶ける様子を確認する実験など、会場の子ども達と一緒に確認していきました。

160206p1090743mテツ and トモさんのライブは、「なんでだろ~」の手の動かし方のレクチャーや、自慢のあごにマイクスタンドを乗せるパフォーマンス、ステージはもちろんのこと客席も走り回っての元気とお笑いたっぷりの「環境お笑いライブ」でした。

ビデオ撮りと録音はダメですが、写真は撮っても良いとのことだったので、たくさんの方々が動きの速いテツ and トモんの姿を追っていました。

フェスティバルの様子をまとめました。
「160206_CO2fes.pdf」をダウンロード(254KB)

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