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デザインは その人や商品の「・・らしさ」を大事にすること

160305_1平成28年3月5日(土)、情報通信交流館e-とぴあ・かがわで、四国経済産業局の主催で行われた、「四国デザインサミット in 香川」に参加してきました。

テーマは、「商品を売り出すために、デザインをどう活用する?」とされ、「当初100名の参加者の予定のところ、153名の申し込みをいただいた」と場内に椅子を追加し、場外のフロアには映像が中継出来る体制が用意されていました。

プログラムは次のとおりです。

○基調講演「地域資源を生かしたヒット商品づくりのためのデザイン活用法
   ~デザインを生かすプロデュースとマーケティングの考え方と実践~」 
   講師:株式会社 意と匠研究所 下川一哉
○知財の講習「デザインにおける知的財産権の守り方」
   講師:特許庁 普及支援課 産業財産権専門官 小柳崇
○事例発表 事業者×デザイナーの取り組み事例
 ・「伝統を未来につなぐ 土佐打ち刃物の包丁が女性に大人気!」
   発表者:笹岡鋏製作所 笹岡悟・デザイナー 平原彩美
 ・「四国発!デザイナー3名と事業者によるワークショップ形式のデザインづくり」 
   発表者:株式会社末広 山下由子、ビンデザインオフィス 山内敏功
○トークセッション「デザインをビジネスに活かす方法」
   四国の事業者 × 四国のデザイナー

プロデューサーの下川さんの基調講演では、

・デザイナーは、モノの意味が分からないままデザインをさせられる → 成功には結びつきにくい
・デザインの前段階が重要である。
・取材をする、一緒に酒を飲む、・・・ 物作りの気持ち、文化、・・・を知る
・デザインも大事だが、「サイズ」の問題は「デザイン」以上に大事だ。
・デザインの前にプロデュースが大事と感じている。

といった話しと共に、「共創型プロデュース」について紹介いただきました。

特許庁の小柳崇さんの知財の講習「デザインにおける知的財産権の守り方」では、意匠するための要件について、

・物品と認められるもの → 市場で流通するもの、動産 ランドスケープは登録できない
・物品自体の形態 → 物品自体のかたち
・視覚に訴えるもの → 肉眼で認識されるもの 
・視覚を通じて美観を起こさせるもの → 花火、臭いなどは意匠とならない
・工業上利用できる →量産できること。一品ものの手作りものは違う。
・新しい(新規性) →
ウェブで公開してしまうと、自分の意匠であっても新規性がないとして登録できなくなる
・創作性がある(進歩性) →東京タワーの形を模したアクセサリーは登録できない
・意匠登録を受けることが出来ない意匠に該当していない →公序良俗を害する恐れがある意匠

など、事例も合わせて紹介いただきました。

事例発表 事業者×デザイナーの取り組み事例では、「土佐打ち刃物の包丁」「茶大福」「サヌカイトを使った商品」の紹介があり、

・これまでの包丁は6千円。この柄の包丁は1万5千円。2.5倍の価格だが、一目惚れして買ってもらえるチャンスに。
・うちの仕事は変わっていない。よく切れる包丁を、今まで通り仕事をしているだけ。
・伝統工芸とデザインの相性はいい。もともと良い品質の伝統品との相性がいい。

といった話しが。

デザインについて、

・良い企画は「雑談」の中にある。デザインは「言葉」の中にある。
・デザインする上で、その人やその商品の「・・・らしさ」を大事にしている。

といった、デザインするにあたっての勘所も紹介いただき、

「地場の振興のために、自分たちは役に立つんだ」ということが、その地域でデザイナーが生きていくこととなる。

と締めくくられました。

サミットの様子をまとめました。
「160305_samit.pdf」をダウンロード(485KB)

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