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障害者が街に出ることが社会を変える

160731_平成28年7月31日(日)、香川県リハビリセンター 福祉センター2階のAV教室で、福祉オンブズ香川の主催で行われた「夏の勉強会 『震災と障害者』 ~熊本地震に学ぶ~」に参加してきました。

講師は、香川県三木町生まれ、災害ボランティアの溝渕裕子(みぞぶち ゆうこ)さんです。

熊本ヘー週間ほどボランティアに行かれた溝渕さんは、避難所などを回り、障害のある方がおられるか、何か困り事はないか、聞き取りしていったそうです。

現地に行かなければ把握できない状況、知るべきことや考えるべき課題は多いようです。

現地に行ってできること、香川でできること、障害者だからできること、健常者だからできることなどについて、考えていきます。

溝渕さんの話では、

○熊本地震から

・点字ブロックにひびや段差。視覚障害者が使うのは難しそう。
・東北の教訓から、バリアフリーの避難所とすることで、一般の方と障害者を同様に受け入れられた。
・障害者の視点があることで、気づけることがあり、障害者からも安心感があり、相談しやすかった。
・段差などが有り、車いすが使えず、仮設住宅への入居を断念。

○東日本大震災から

・あるご婦人:家は壊れなかったが、ライフラインが壊れ自宅にいられない。避難所に行っても、「家が残っているなら来るな。障害者はじゃまや」と言われ悔しかった。車いすでは、支援物資を受け取りに行くのも難しい。
・避難所には障害者の方はいない。段差があり、車いすに対応できるトイレがない、水分を我慢し病気に。
・被災してしんどい状況の方から、「くるな!」と言われることもあり。

○様々な被災地を見て

・障害者は震災前から大変なのだから、だからこそ障害者が出来ることがある。障害者は震災前でも週に2回しかお風呂に入れてない。
・障害者の視点で、ここはスロープがあった方がいいとか、最初からそうしておいた方がいい。
・声なき声を聞き、なにに困っているのか、想像力を働かせることが大事。
・障害者が特別な存在ではなく、当たり前にいる人として。それが、災害時にも強い街づくりにもなる。

といった説明がありました。

質疑・意見交換では、

・思いを共有できる団体がそばにある事で、混乱が少ないのでは。香川では、どこがしてくれるのか。
・障害のある方と一緒に、どこに避難するか、どこを避難経路にするか、障害のある方と防災マップを作っている地域をご存じないか。
・女性、高齢者、障害者、それぞれの目線が入ることが大事。ついたてがあるだけで、みんなの目線が防げ、落ち着ける障害者、女性の着替えや授乳にもついたては必要だし。
・阪神、東北、熊本と3回経験していて、障害者に優しい仮設住宅が出来ていない。
・防災訓練に障害者も出て行くことで、うちの自治体にも障害者がいることを知ってもらえる。

などの意見や質問が出ました。

教室がいっぱいになるほどの障害者の方、障害者のご家族の方の参加のもと、溝渕さんの話の「障害者が街に出ることが社会を変える」の言葉が強く心に残った勉強会でした。

勉強会の様子をまとめました。
「160731_syougai.pdf」をダウンロード(437KB)

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