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2017年2月

マイナス金利の今整備しなくていつ整備する 新幹線

170208___1平成29年2月8日(水)、サンポートホール高松 大ホールで、香川県JR四国線複線電化・新幹線導入期成同盟会、香川県議会地域公共交通活性化促進議員連盟の主催で行われたシンポジウム「四国の新幹線を考える」に参加してきました。

開会挨拶では、香川県JR四国線複線電化・新幹線導入期成同盟会 会長(香川県知事)浜田恵造さんからは、

・新幹線は、建設中を含めると3分の2の都道府県に行き渡っている。
・新幹線は、一部の大都市だけのモノではなく、高速道路と同じく全ての地域の施設である。

香川県議会地域公共交通活性化促進議員連盟 会長(香川県議会議員)平木享さんからは、

・JR四国の乗客数は、五反田一駅の数にすぎない。香川県だけではだめで、四国全体に声をかけ、議員連盟を作った。
・四国は多くの町があり、経済的にも劣っていない。松山~徳島で1時間、高松~徳島が20分になる、いわゆる3分の1となり、四国の中での交流も出来てくる。
・県民の力を結集しないと、この構想は前に進まない。

来賓挨拶では、自由民主党四国ブロック両院議員会新幹線PT 座長代理(参議院議員)山本順三さんからは、

・どうやって九州新幹線ができたのか、北陸新幹線がどう進んでいるのか、地域の方々と議論をしてきた。知事、議員、経済界が一緒になって、本格的な動きとなった。
・最低限の社会資本整備をしないと、地方創生なんてあり得ない。

などの挨拶からシンポジウムはスタートです。

170208p1140386第一部 基調講演四国の新幹線実現に向けて」の講師、京都大学大学院工学研究科教授(内閣官房参与)藤井聡(ふじい さとし)さんからは、

・新幹線ができたおかげで、人とモノと金が行き交うことで、その周辺が豊かになっていく。
・広島は近く、松山は遠く感じる。 → 人は乗り換えが嫌い 1回の乗り換えは30分の心理的な時間抵抗と同じ
・お金が取れる新幹線を作らないのは、アホです。ゼロ金利の今に整備しなければならない。 → 今、作らへんかったら、アホですよ
・四国に新幹線を作ることは閣議決定している。
・四国新幹線で一番の課題は橋を架けること ← 田中角栄の時代の構想で、瀬戸大橋に新幹線を乗せられる構造に出来ている。

最後は、新幹線を「単線」で作ると1兆7千億が1兆円ですむ。需要が出てきたところで複線化すればいい。10年ほどで、需要は出てくる。 と、締めくくられました。

第2部 基調講演新幹線とまちづくり戦略」の講師、富山市長 森雅志さんからは、

・交通に投資したことで、生活形態が変わり、健康になり、友だちができ、生き甲斐を感じている。
・マイカー利用者に比べ、電車で出てきた人は消費金額がより多く、滞在時間が長くなる → 車を心配しないので、お酒を飲め、駐車料金が気にならないので長く滞在できる
・シビックプライドを感じる人が増えてきた → 「大学が終われば故郷に帰ってこい」と思う人が増えた
・使いやすい公共交通機関と質の良い施設があれば市民は利用します。

最後は、手をこまねいていると、激しく人口は減る。新幹線だけが解決策ではない。新幹線の実現と同時に、魅力的なまちづくりをすることで、企業がその町に魅力を感じる。 と、締めくくられました。

170208___2第3部 シンポジウム四国の新幹線を考える」では、

藤井さんからは、

・地方の新幹線整備へのアンケートは、約7割が反対。この雰囲気では、国費の投資へは世論は進んでいかない。
・四国の新幹線だけは、四国の方々が「新幹線が必要や」と広めていくことで、香川、四国の人たちが、学術的なデータに基づいて、広めていくことが突破口になりうる。
・新幹線が函館まで通ったことで、新幹線が無いのは四国地域だけ。国費をかけて整備しているということは、四国の人たちの税金が九州や北海道に投資されているということ。それを返してもらえていないということ。
・高松だけでなく、四国だけでなく、大阪だけでなく、西日本が豊かになる。南海地震が来ても大丈夫ですね。

市長からは、

・県民、市民の爆発するような気概が大事だった。地元の熱い思いにつきる。是非がんばっていただきたい。

閉会あいさつでは、香川県JR四国線複線電化・新幹線導入期成同盟会 副会長(高松市長)大西秀人さんは、「四国の新幹線の必要性、重要性、地元の熱意が必要、財源など課題があるがクリア可能であることをわかっていただけたのでは」と締めくくられました。

マイナス金利の今、すでに新幹線が載せられる橋の整備が出来ている四国で新幹線の整備をしなければ、次のチャンスはありません。

シンポジウムの様子をまとめました。
「170208_shinkansen.pdf」をダウンロード(339KB)

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