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米国に合わせた翻案かオリジナルか そこから考えて

180120p1140772平成30年1月20日(土)、香川大学幸町南キャンパス 又信記念館1階 特別講義室で、香川大学大学院地域マネジメント研究科の主催で行われた「香川大学ビジネススクール公開講座」に参加してきました。

この講座は、文部科学省高度専門職業人養成機能強化促進委託事業に採択され、その一環としてメディア・コンテンツ活用人材教育プログラムを公開講座として実施されたものです。

講師はWOWMAXカンパニーズ・グループ代表 海部正樹さんで、テーマは「ハリウッドアニメプロデューサー海部正樹が語る「米国必勝パターン」~日本のコンテンツ・商品の米国展開事例に見る成功の原理~」です。

日本食もアニメも共通することがあるとの話しで始まりました。

日本食は、冷たい、ベタベタしているもので、アメリカ人にとっては苦手な食べ物。そのような日本食のうち、天ぷら、すき焼き、鉄板ものは肉、温かい、テリヤキソースの味でアメリカ人の口に合った。

その後、健康食への関心の高まりから、アメリカ人向きに寿司を「翻訳」したアボガドを入れたカリフォルニア巻きなどのお寿司が広まり、さらにハリウッドの俳優などセレブな人たちの高級和食嗜好から日本の普通のお寿司が広まることに。

アニメで見ると、日本とアメリカの好みのズレを意識する必要がある。その例として、

・主人公が成功して得るものと失敗して失われるものの差が大きいほど米国人は喜ぶが、日本人は日常のほっとすることを好む。
・日本では道具を持った方がストーリー性が高まる ← ヤマト、エヴァンゲリオン、ガンダム、鉄人28号
・アメリカ人は素手で戦い、道具を使わない ← 米国 主人公の意志、考え、インパクトでストーリーを広げる
・日本は公務員 ← 官僚が戦う
・米国は社長やマスコミ、学生 ← 民間が一匹狼で戦う

ことなどを紹介いただきました。

日本語を英語に落とし込むだけでなく、寿司をカリフォルニアロールにするのが翻案、アボガドが入った食べやすくする、受け入れやすくするのがアダプテーション 翻案(ほんあん)である。

最近、ネット配信が出てきたことで、日本アニメのオリジナルが好きだという人が増えている。そのもの自身が価値があり、翻訳よりも字幕でいい、ワサビを入れろ、刺身に火を通すな、そんなお客が増えている、マーケットが増えている。

そうなると、宣伝や流通も違える必要がある。

「マーケットが何で、どのような手法があるかの参考にしてほしい」と締めくくられました。

米国に合わせた翻案を行うか日本のオリジナルにこだわるか、いろいろな手法をターゲットに合わせて考えていくことが必要です。

公開講座の様子をメモにまとめました。
「170120_anime.pdf」をダウンロード(187KB)

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