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2018年2月

あきらめたらそれで試合終了です

180217___1平成30年2月17日(土)、観音寺グランドホテルで一般社団法人 三豊・観音寺市医師会の主催で行われた三豊・観音寺市市民災害フォーラム「巨大地震 災害想定と危機管理 そのとき何をすべきか」に参加してきました。

講師は、回生病院 副院長兼救急センター長兼災害管理室長の関敬輔さん、香川大学危機管理先端教育研究センター 特命教授 萩池昌信さんのお二人です。

さんからは「南海トラフ地震 -起こることとその対応-」と題して、

・観音寺、三豊地域は震度7。三観地域:1~2mの津波、伊吹島:2~3mの津波
・津波到達までの3時間でなにをするか?
・液状化、ため池の決壊、火災被害

など、観音寺、三豊地域で何が起きるのかについての話しから始まり、被災時の医療機関の診療、クラッシュ・シンドローム、屋内でいるけがの原因、非常食の用意、トイレなど、発災時の医療機関の状況と住民の私たちがどう備えればいいのか、発災時にどう行動すればいいのかについてお話しいただきました。

萩池昌信さんからは「日常に活かす、防災の考え方」と題して、

・救急医療と災害医療の違い
・軽症の患者が先に運ばれてきて治療を受けてしまうと、重傷の人の治療が遅れ、死亡率が上昇する。トリアージの大切さ。
・避難所の生活は、地域を元にした集団生活。避難所の環境は、住民自身が作っていく。あきらめないことが大切。

といった話とともに、災害時のお願いとして「お薬手帳は必ず持参しましょう」「病院だけでなく、薬局も助けてくれます」「実は医療従事者も被災しています」と。

「災害対策は限界があるが、災害対応には限界はない」など、災害を学んできて心に残っている言葉で締めくくられました。

あきらめたらそれで試合終了です。

住民の私たち一人ひとりが出来ることがあります、しなければいけないことがあります。

フォーラムの様子をまとめました。
「180217_saigais.pdf」をダウンロード(1.06MB)

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四国に住む私たちは自分事として学び 備えなければなりません

180201_02_2平成30年2月1日(木)、国土交通省四国地方整備局の主催により、四国地方整備局の災害対策室で行われた「平成29年度 四国防災トップセミナー」に参加してきました。

タイトルは「確実に来る大規模災害に向けて ~被災自治体と災害報道の最前線より学ぶ~」とされ、陸前高田市の戸羽市長、NHKの災害担当記者だった中村さんが講師を務めます。

第1部は、戸羽太市長による「災害時に行政がなすべきこと ~東日本大震災の経験・教訓から~」です。

・被災した一番の原因は、情報の扱い方に問題があったこと。50cmの津波への対応で物事を考えているところに、市役所の屋根を50cm越えるほどの津波が来た。予想していることからズレたとき、想定した対応やマニュアルでは対応できない。
・何よりもトイレが大事。何も食べていないのに、何も飲んでいないのに、生理現象は止められない。
・被災の経験が無い首長が全ての指揮を執るシステム。誰かの助けが必要。
・人的な支援をお願いした。「私は何をしたらいいですか」の人を送り込んでも役にたたない。自分で何をすればいいかわかって動ける人、被災地の職員を指導できる人を送りこんで。
・1本のペットボトルの意味、ニーズの変化を知っている職員を応援に出して欲しいと国に要望。
・行政が避難所を運営していると、避難所が増えると職員は手数がとれなくなる。マスコミ対応も含めて避難所運営は住民に行ってもらう。
・公務員といえども人であり、家族がいる。陸前高田市では111人(25.1%)の職員が犠牲になっている。復興をやっていこうとした時、その時に職員がいない。
・いったん撤退するということも頭に入れながら、やるべきことをやったなら、いったん撤退することも、何事もない時に地域の人たちに話しをして。

180201_03そんな、被災を経験し対応した市長だから言える様々なお話。

四国の95市町村の首長を前に、「空振りであっても必ず逃げるということが、被害を減らす、減災につながることは、我々が実証したことです。希望を持って、家族を大事にし、市民のみなさまに防災、減災を訴えていってください」と締めくくられました。

 

第2部は、前災害担当記者でNHK副部長の中村淳さんによる「防災・減災のための報道 公共メディアの使命」です。

中村さんからは、災害時の情報発信で心がけていること、災害報道の4つの役割、災害を自分事として受けてもらうこと、デマを打ち消すのも公共放送の役割など、正確で迅速な情報を提供することはもとより、被害を軽減するために視聴者にさまざまな注意換気を行っていることの紹介がありました。

「来るものは来ると思って構えるしかない。地震は人の力で押さえることはできませんが、震災は人の力で防ぐことができる」と、締めくくられました。

確実に来る大規模災害にどう備えるかは、今を生きる私たちの使命です。

東日本や熊本地震などの経験や教訓を、四国に住む私たちは自分事として学び、備えなければなりません。

セミナーの様子をまとめました。
「180201_seminar.pdf」をダウンロード(296KB)

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