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2018年3月

主人公は「受け手」 相手を思いやらないと伝わらない

180325_keiei20180325平成30年3月25日(日)、高松商工会議所201会議室で一般社団法人 香川県中小企業診断士協会の主催で行われた経営セミナーに参加してきました。

テーマは「文章で伝える! 言葉で伝える! 伝える力を掘り下げる」です。

第1部は、元・記者が実践する「伝わる文章」の書き方 と題して、ことば経営 代表 中村かおり(中小企業診断士)さん、第2部は、自分を問いただす、自分を疑う、そして今の状況を楽しむ。考え方の成長でビジネスは成功する と題して、tsutaeru(ツタエル)代表 尾田美和子さんのお話です。

第1部の中村かおりさんからは、

 ・相手が精読を必要とする文章は、読みにくい文章である。
 ・主人公は「受けて」 受け手にわかりやすい言葉で、受け手にわかりやすい構造で伝えることが鉄則。
 ・相手の事情を想像し、受け手を思いやること。

など、「伝える」上での心構えから始まり、書き出す前の頭の整理として、

 ①伝えたいことは一つに絞る
 ②わかりやすい文章構造を組み立てる

また、書く前のポイントとしては、

 ・冒頭に命をかける(読んでもらえるかどうかの生命線)
 ・文法ミスは徹底してゼロに
 ・説明せずに描写する
 ・勇気を持って短く切る。30~40字を。60字は長すぎる。
 ・一文二意はNG(手抜きの証)
 ・読点は(主に)意味の切れ目に打つ
 ・重複は避ける

書いた後には、
 ①文章を寝かせて読み手目線でチェックする → 一晩寝かせる or 他人に読んでもらう
 ②メディアを変えて新鮮な目で見る → プリントアウト(紙)、音読(音声)
ことで推敲する。

最後は、「文章の上達法に王道なし。たくさん読む(真似る)、たくさん書く」と締めくくられました。

第2部の尾田さんからは、祖母の話やご自身の取り組みから、

 ・自分を売り込む、自分を信用してもらうこと、相手を信用することが一番難しかった。
 ・研究のための営業活動:展示会場に足を運ぶ。アンケートは自ら回収にいく。昼休みに電話をかける。
 ・西陣織で作った「お初履」の開発のため、思いを形にするために必要なプレーヤーを繋いでいった。
 ・緊密で無駄のない情報交換が、信頼関係の構築こそがいい製品づくりに繋がる。
 ・当たり前のことこそが出来ていない今の日本のものづくりの現状
 ・私の思いを正確に伝えに行かなければならない
 ・相手が何を求めているかを感じ取り、相手の質問に的確に説明できる力を付けておくことが大事

などのお話しがあり、最後は「西陣織で一つのモデルが出来れば、いろいろな伝統工芸に使えると思う」と締めくくられました。

主人公は「受け手」、相手を思いやらないと伝わらない。自分を信用し、相手を信用しないと伝わらない。
相手に共感してもらえなければ伝わりません。

セミナーの様子をまとめました。
「180325_tsutaeru.pdf」をダウンロード(411KB)

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本気で頑張っているから人は応援したくなる クラウドファンディング

180303_平成30年3月3日(土)、瓦町FLAG8階 高松市市民活動センターで行われた「NPOのための チャレンジ!! クラウドファンディング」に参加してきました。

講師は、2年前に香川でクラウドファンディングのサイト「FAAVO香川」を立ち上げた真鍋有紀子さんです。

・クラウドファンディングとは、「叶えたい夢や未来に共感をしてもらう」ことで、その実現に必要な資金の提供を受けること。
・サイトを見に来てくれるのも大変なのに、ページを見た人のうち、支援してくれるのは0.7~1%程度。
・補助金では、自分がやりたいことが世の中にニーズがあるのか、経済的にまわるのかがわからないまま世に出てしまう。
・クラウドファンディングでは、世の中にどれぐらい受け入れられるのか「不特定多数の人に思いを語り、応援してもらう」ための行為。

こんな話しや、クラウドファンディングを始めるにあたって、「何をしたいのかの明確化」「内容を整理しよう」「思いの伝わるリターン品を用意する」「どのぐらいの人が応援してくれそうか、イメージしてみよう」といったポイントの説明を受けたのち、グループに分かれてプロジェクトを深掘りし、発表です。

スタートしたら、とにかく一生懸命、真剣に走り続けるのみ!「自分が社会を変える」ことは出来ないかもしれないけれど、「社会を良い方向に変える人を応援する」ことはできる。そんな言葉で締めくくられました。

セミナーの様子をまとめました。
「180303_seminar.pdf」をダウンロード(211KB)

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電気ドリルを買う人が欲しいのは ドリルではなく「穴」である

180302_平成30年3月2日(金)、香川大学社会連携・知的財産センター3階 セミナー室で、香川大学と香川県の主催で行われた「21世紀源内ものづくり塾」公開セミナーに参加してきました。

本日のテーマは、「”新規事業形成”と”資金調達” -地方からのアプローチ-」です。
講師は、アクセラレーターである株式会社ゼロワンブースター 代表取締役 鈴木規文さんです。

ベンチャー企業に資金を出しているだけでは成功するか失敗するかリスクが大きい。
アクセラレーターとは、イノベーションの担い手であるベンチャー企業に、”出資”とともに、プログラムを通じて”メンタリング”、”オフィス”、”教育”を提供し、その成長をシームレスに支える。
そんなお話から始まりました。

スマホやパソコンで乗車位置と目的地を入力すると配車されるサービス、ウーバー(Uber)。マイカーを必要としない生活を実現できるサービスを、トヨタが考え出せたか。
音楽のストリーミング配信サービスのSpotify。CDを販売しているSonyRecordに考え出せたか。
今までの延長線の発想では、イノベーションは生まれない。

カラスが多くて困っていいたところ、「カラス進入禁止」の張り紙。
「カラスに文字が読めるか」とみんなは馬鹿にしたが、人々がその張り紙に注目したことで、人の視線を気にしたカラスは来なくなった。
実行を伴わないアイデアに価値はないのです。

事業の成功は、個人の事情、覚悟に依存している。
成功者はチームでやっている。 二人で一人の天才。
世界のビジネスプランコンテストは、「おまえのビジネスプランなんて見たくない」「おまえらのメンバー、チームを見ている」。
プランではなく、それをやりきろうとする熱意を持っているか「人」を見ている。

電気ドリルを買う人が欲しいのは、ドリルではなく「穴」である。
用事が片づけば、プロダクトや技術は何でもいい。
顧客が望むことをなせ。

ずばりと、わかりやすく、そしてドキリとする内容が続きます。

・昔はあった安定性、確実性、合意しやすい、合理性 が無い VUCAな時代。
・試して、失敗して、試して、繰り返す必要がある。
・明確な市場があった昔はビジネスプランが必要だったが、不明確な今の時代は、ガッツ、やる気、個人の覚悟や執念が求められている。

熱意を持ち、こだわり、いろいろな人と接触することが大事である。
そんな内容で締めくくられました。

セミナーの様子をまとめました。
「180302_gennai.pdf」をダウンロード(377KB)

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