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自分の命を人任せ 行政任せにしていてはいけません

180629_s平成30年6月29日(金)、新しく建てられた高松市防災合同庁舎3階の会議室で、高松市の主催で行われた「男女共同参画週間」記念講演会に参加してきました。

講師は、株式会社危機管理教育研究所代表で危機管理アドバイザーの国崎信江さんで、演題は「女性・男性・家庭の視点で考える防災 ~大地震でも生き延びる~」とされています。

国の防災の委員会の委員や、被災地の入り支援活動を展開している方で、行き届いていない部分の支援に取り組み、熊本地震ではトレーラーハウスを使った福祉避難所を全国初で実現しました。避難所を建設するのではなく、持ってきてすぐに使うことを行いました。

講演では、津波が来るまでに2時間あることで安心している香川の人たちに対して、
 ・避難できるのは生き残っているから。家や家具に押しつぶされたら避難はできない。
 ・耐震性が無く壊れた家が道路をふさぎ、避難を邪魔する。
 ・家具の下敷きや閉じ込められている人の救助、負傷者を連れての避難、2時間で避難できない。

など、まずは揺れから生き残れる備え、自分の家が倒壊することで避難路を閉ざしてしまう運命共同体であることの認識が必要であることを、強く訴えられました。

大阪府北部の地震で家具やブロック塀の下敷きとなり死亡者が出た。防げる死だった。

大阪と同じ震度6弱、6強が想定されている香川県の被害想定は死者1,200人。震度7の地震を2回経験した益城町に比べても多い死亡者数。それほど、香川は脆弱な町だということか。

その他にも、
 ・備蓄品預かりシステム:津波から早く逃げるためには備蓄品を持っての避難では難しい。高台に住む親戚、知人に預かってもらう「備蓄品預かりシステム」など、新たな発想で備えて。
 ・この道具を誰が使うのかを考えて備える。高齢者や女性、子供でも使える重さや大きさ、構造のものを。てこに使う棒やジャッキなども・・・
 ・体力を消耗しない負傷者の搬送方法:一人の搬送に4~6人を必要とする竹と毛布の担架なんて南海トラフの巨大地震の負傷者数を考えると無理。訓練は最悪を考え、一人で一人の負傷者を運ぶことを考えて。
 ・女性の視点を:避難所運営を円滑にするには男性と女性のリーダーを配置し、女性の主体的な女性の参画を目指す。
 ・家庭防災向上には女性の関わりが重要。毎日の暮らしに防災を定着させることが継続につながる。
 ・自宅滞留促進:自宅にある食材を災害時にも食す視点が重要。

など、具体的な課題と提案がありました。

質疑では、コミュニティと福祉についての質問があり、
 ・自分がいないときに誰が家族を救ってくれるか。
 ・誰が自分のことを思い出してくれるか。
 ・自分で出来ることを出来るだけ備えておいて、それでも何を地域に求めますか。

と、ハットさせられる「問いかけ」で締めくくられました。

自分で出来ることを出来るだけ備えておくことからスタートです。
自分の命を人任せ、行政任せにしていてはいけません。

講演会の様子をまとめました。
「180629_bousai.pdf」をダウンロード(402KB)

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