カテゴリー「文化・芸術」の72件の記事

これからの写真とは カメラマンの役割とは

171012_01平成29年10月12日(木)、香川大学 OLIVE SQUAER2階 多目的ホールで行われた「香川大学アドバンスト・セミナー」に参加してきました。

今日のテーマは「写真の意味が変わってきた理由とは、これからの写真は?」で、写真家で大阪芸術大学客員教授の所幸則さんです。

数多くのタレントさんの写真を撮られてきており、1枚の作品が数百万円という写真家です。

今では企業のための写真を撮ることはやめた。自分が良いと思った写真を撮り、「私、これ好き」と、良いソファーが買える値段で売りたい。

そんな所さんが、「肖像権」「スナップフォトがなくなる?」「動画から切り出された静止画と、ここだと思ってシャッターを切った写真の違い」「カメラマン地位の低下」「投稿サイト」「フォトコン」「フォトラボ-K」などについてお話しいただきました。

・中央の人達は肖像権を強く意識しており、「肖像権で訴訟されるのでは」と恐れて、スナップフォトを撮らなくなった。
・4Kの動画から静止画を切り出して使う時代。
・カメラマンは、ただシャッターを押すだけの人になっている。おもしろくない。

など、このままでは静止画で良いものがなくなると危機感を感じられており、「ワンセカン」「お散歩」など、アートに拘られている熱さが伝わってくる時間でした。

セミナーの様子をまとめました。
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世界一前向きな国パラグアイ

161010festa2016__1平成28年10月10日(月・祝)、アイパル香川で、かがわ国際フェスタ実行委員会の主催で行われた「かがわ国際フェスタ2016」の映画上映&トークショーに参加してきました。

今年の映画は移住80周年を記念し、パラグアイの映画「7BOX」です。

これまでに20本にも満たない映画しか製作されていないパラグアイで、それまではパラグアイで一番人気だった映画「タイタニック」を超えた映画です。

161010_7box7つの箱をめぐるアクション映画で、ハラハラドキドキ、ストーリーも面白く、映像や音楽も凝っている、1時間45分でした。

映画の前には、パラグアイからの技術研修員のサタケ・タナカ・アリシア・エミさんによるパラグアイの紹介がありました。

・南米の内陸の国、面積は日本の1.1倍。人口は日本の19分の1。
・公用語は、植民地時代に持ち込まれたスペイン語とグアラニー語。
・世界で唯一、表と裏が異なる国旗。表は「正義」「平和」「自由」を表し、裏はライオンが自由の帽子を守っている。
・イグアスの滝、ユネスコ国際遺産に認定されているトリニダードの遺跡
・国民性:世界で一番前向きな国 3年連続1位
・いたる所で、テレレ、冷たいマテチャを回し飲みしている。家族や友人の関係がパラグアイ国民の前向き性を作っていると思う。

161010p1110592そのパラグアイで、日本人移住者は農業の分野でその功績がたたえられ、尊敬されているそうです。
日本文化の教育が行われており、和太鼓、相撲、日舞が伝承され、日系3世、4世でも日本語の会話が出来るそうです。

世界一前向きな匡。
日本が学ぶべき事が多くあります。

映画界とトークショーの様子をまとめました。
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コト・モノ・ミチ これら全てサポートしてはじめて”デザイン”

160817平成28年8月17日(水)、ホテルパールガーデンで開かれた「香川県よろず支援拠点セミナー ビジネスを変える! デザインの効用」に参加してきました。

講師は、多くの地域産業から相談を受け、「ガイアの夜明け」、「日経ワールド」などにも取り上げられている有限会社セメントプロデュースデザイン代表取締役 金谷勉さんです。

デザインとは何かについて、

・町工場の「新たな顔」をデザインする:たなバイヤーとつながるよう、パッケージデザイン、バイヤーと出会う機会づくり、宣伝の仕方を企画
・場づくりのデザイン:地方の小さな企業が出展できる場づくりを展開
・ものづくりの「向こう側を伝える場」をデザインする:都市で「知る」きっかけを作り、各地で「感じる」きっかけをデザインする

といった話や、なぜデザイン会社なのにモノづくりを始めたのかについて、

・受注型の仕事で、状況の安定を図るために自社での収益仕事を始めた。
・デザインするだけでなく、デザインまわりをサポートできるコンテンツを作り、メーカーとバイヤーをつなぐ
・リボンでしおりを製作すれば高価でも売れる。どう使ってもらうか、どうディスプレイするかも併せて提案。

といった話があり、「コト:技術 モノ:意匠 ミチ:販路 これらを全てサポートしてはじめて”デザイン”である」と、商品が売れて、生業として成り立って初めてデザインであるとの話が印象的でした。

「良いモノを作っていれば売れる時代は終わった」「世の中の状況を把握し、どこの部分でどうがんばるかを示さないとデザインはできない」と締めくくられました。

セミナーの様子をまとめました。
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今年は ドンの音で身体が震えました

160813p1110046160813p1110055_2これまでは自宅のマンションの非常階段の9階と10階の間から見ていた高松まつりの花火大会、初めてサンポートの現地に行ってみてきました。

琴電の高松築港駅に着き、人の流れにまかせて北上。
玉藻公園のあたりからも花火は見えるのですが、街灯の明かりが邪魔だったり、フェリー乗り場へつながる横断歩道橋などが邪魔をしてくれます。

160813p1110092160813p1110096さらに、北上してみます。
5万トン級岸壁の手前、バラ公園になっているあたりまで来てみると、日頃の散策の時には気にならなかった木々が、花火の姿を邪魔してくれます。

さらに北上、歩行者天国になっている車道まで出て、ようやく邪魔物が無くなりました。

160813p1110151_2160813p1110221座って花火を見られるようにとキャンプ椅子を持参しましたが、座ってみられる雰囲気ではなく、みなさん、立ったままでの花火鑑賞です。

花火会場から南に3キロほど離れているマンションではとうてい感じられない、爆音を身体で感じられます。
大玉が上がったときには、ズボンの裾が震えているのがはっきりとわかります。

160813p1110232160813p1110282岸壁には飛鳥Ⅱが泊まっていました。徳島の阿波踊りと高松の花火大会などを見ながらのクルーズで、花火を見るには一番の場所と高さを確保しています。

花火が終わった21時前になると、飛鳥Ⅱの各層のライトが点けられ、花火を鑑賞しやすいように消灯していたようです。

帰るのも大変です。とうてい琴電に乗るのは無理だろうとバスターミナルへ。

160813p1110290160813p1110288移動途中では、瀬戸内芸術祭の作品の一つに、青森のねぶたのように、作品の内部の照明が点灯され、昼間とは全く違った作品を呈していました。

夜に来てみないとわかりませんでした。

8,000発の花火大会。
あっという間、感激の一時間でした。

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純愛の聖地庵治で 屋島を食べ尽くす

160807p1100981_2妻の知り合いの方が展示会をしているというので、純愛の聖地庵治・観光交流館に行ってきました。

映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の中で登場した写真館、「雨平写真館」が観光交流館に隣接しており、写真館の中はカフェになっています。

展示を見て、遅めの昼食です。

160807p1100989メニューを見ると、屋島にこだわったカレー「屋島カレー」と、かき氷「屋島丸」が目にとまり、妻と二人で分けっこすることにして、屋島カレーと屋島丸を頼みました。

屋島カレーは源平合戦の舞台「屋島」をモチーフに、屋島の形のご飯をバックに、タコ(平家)とイカ(源氏)がカレーのルーの中で熱い戦いを繰り広げているシーフードカレーです。

一方、屋島丸は、船の形をイメージした器に、屋島型の特大のかき氷がのっています。イチゴ、イチゴのシロップ、白玉、ソフトクリームなどがふんだんに使われ、美味しくいただきました。

ただ、一人で食べるにはなかなかの量なので、一人で注文する際にはお気をつけ下さい。

160807p1100982かき氷で冷えた身体を、外の熱気がまた温めてくれます。
写真館前の広場には、合格地蔵の「願掛けさん」が立っています。

四国は四県で構成され、四県(しけん)と読むことが出来ます。
また、北は古来、水を表す方位で水は学問、知恵を意味するそうです。

そこで、四国の最北端にい位置する庵治町のここ「観光交流館」に、合格地蔵が建立されたそうです。

160807p1100984合格地蔵の台には、桜色の五角ライン(合格ライン)が書かれており、これにタッチすると合格ラインに届くこと間違いなしと、凝った作りになっています。

あなたも、世界の中心で、○○を叫びませんか。

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瀬戸内に住む私たちが地元の素晴らしさに気づき、誇りを持ち、情報発信

160718p1100908平成28年7月18日(月・祝)、レグザムホール(香川県県民ホール)で、OHK岡山放送の主催で行われた「OH!マイ瀬戸内 瀬戸内を語るシンポジウム ~世界を呼び込む魅力の発信~」に参加してきました。

本日は「海の日」、瀬戸内海は光を輝かしています。海の日を制定しているのは日本だけ。海を大切にしてきたことが伝わる一日、進歩にふさわしい一日に。「OH!マイ瀬戸内プロジェクト」を社内に立ち上げ、ニュースや特別番組でお届けしている。その中でも大きな取組が本日のシンポジウム。

そんな説明で始まりました。
パネリストなどは以下のとおりです。

○パネリスト

黒川節弘:今治造船代表取締役副社長
小嶋光信:岡山に本社 両備グループ代表CEO
内海武彦:B級グルメで地域おこし、整形外科医 四国B級ご当地グルメ連携協議会議長
石川康晴:岡山市に本社 数々のブランドを展開、ライフスタイル、アートへの取組 ストライプインターナショナル代表取締役社長
小西智都子:瀬戸内の島々のことでは一番詳しいかも、有人島の数多い取材 雑誌「せとうち暮らし」総編集長
アレックス・カー:アメリカ出身 若い頃から日本を研究 数々の著書 東洋文化研究家

○コーディネーター

梅原利之:観光協会会長を11年、四国新幹線の実現に尽力 JR四国顧問

シンポジウムは、

 パートⅠ 瀬戸内の魅力をどう再発見するか
 パートⅡ さらなる魅力充実に必要なこと
 パートⅢ 情報をどう発信しインバウンドにつなげるか

で構成され、本日の様子は、8月6日(土)午後1時から2時の特別番組で放映予定です。

160731arex○アメリカ出身 若い頃から日本を研究 数々の著書 東洋文化研究家のアレックス・カーさんからは、

・中国の山水画では、そびえるようなゴツゴツとした山。日本の絵の山は優しい山で、その典型が瀬戸内の山。
・瀬戸芸は、世界のアーティストは「一度は直島や瀬戸内に行かなければ」というまで影響が大きくなっている。
・「瀬戸内」という種の統一感。
・アイディアとしてのツアーがない。もう一つは「宿」。大人としてのある程度綺麗で、ある程度快適な宿はない。高松の町の近くにさえない。
・大手の交通社の情報でやってくるのではなく、ネットの情報で来ている。瀬戸内海はネットでの情報発信が出来ていない。
・観光業は競争社会。瀬戸内は古い山・川・海岸を大事にしないと、最終的に世界の観光の中で負ける怖さもある。
・みなさん起業家になりましょう。経済も行き止まりになり、古いやり方では成り立たない。新しいことをやる時が来ている。

160731ishikawa○岡山市に本社 数々のブランドを展開、ライフスタイル、アートへの取組 ストライプインターナショナル代表取締役社長の石川康晴さんからは、

・「無いものは作るが、良いものは残す」 そういうアプローチを見てください。
・瀬戸芸に岡山空港から入る、岡山空港から旅立たれる方もいるでしょうから、観光資源としてグルグル回るようになって欲しい。
・愛媛、香川、岡山、広島が、「瀬戸内芸術の道州制」、一つのアートのエリアになっても良いのでは。
・新しい視点で、食の開発をしてもいいのでは。食とアートは関係がありそう。笠岡のワタリガニ、今治でウニ 全員が知っているうどんや吉備団子を押すより、地域のブランディングを考えるきっかけに。
・自らの地域を誇らしく語ることが、ブランディングにつながる。

160731kojima○岡山に本社 両備グループ代表CEOの小嶋光信さんからは、

・瀬戸内海は架橋が出来る前と後で変わった。
・人影が消えていったのを変えていった、島々を舞台に変えていったインパクトが瀬戸芸。
・エーゲ海よりも瀬戸内海は美しい。海の中の島の緑がきれいだ。これが瀬戸内海の原点だ。
・瀬戸芸で、苦労して行くのも楽しみの一つ。
・一人一人から出て行く発信が、我々が地域のことに誇りを持ち、発信をしていくこと、世界へ向けていくことが大事。

160731kurokawa○今治造船代表取締役副社長の黒川節弘さんからは、

・瀬戸内で釣りだちの魚の刺身を食べると、東京の刺身は食べられません。
・交通の便が悪い、一日に島に一便しかない。気軽に島観光が出来ること、アクセスが一番大事。
・エーゲ海よりも瀬戸内の方がはるかに見るところが多い。
・海外の人が九州に来ているが、次は阪神に行ってしまい、四国は素通り。新幹線やフェリーで移動。何をおいてもインフラ。
・世界的に何が、イベントが出来るかを考えて。さすれば、岡山、香川は活性化する。
・瀬戸内には魅力がある、島にも特徴がある。海だけでも四季がある、変化がある。

160731uchiumi○B級グルメで地域おこし、整形外科医 四国B級ご当地グルメ連携協議会議長の内海武彦さんからは、

・島に行って何が良いか。ゆったりとした時の流れを楽しむ。朝行って、夕方まで便がない。
・野良猫を抱いて、かわいいと萌える、それが島の魅力。
・四国はこの小さな島の中で、みんな違う。大事なのはそれをどう提供するか。 → 「旬」を味わうこと。
・女性に来てもらえる情報発信を。

160731konishi○瀬戸内の島々のことでは一番詳しいかも、有人島の数多い取材 雑誌「せとうち暮らし」総編集長の小西智都子さんからは、

・若者たちが、島の人たちが気がついていない良いところを見つけてくれる。
・20人の人口の島にゲストハウスが出来ました。若者と島の人たちが化学反応を起こし良いものが出来てきている。
・「あんなもの、お客さん出すようなものではない」と思っていたものが、外の方からは、「ストーリーがあるものがおいしい」、小豆島の黒豆、岡山の牡蠣料理、笠岡の・・島の鯛漁師 全ての魚が尾頭つき。
・いきなり行って味わえるものではなく、入り口で橋渡しをする人が必要。ゲストハウスのオーナーさんが、この役割を担っていると思う。
・瀬戸内のコンテンツ 島は不便なことが、価値になる。それを楽しむにはサポーターが必要。
・地元の方に、騙されたと思って島に行ってください。地元の方に愛されない観光地はない。

160731umehara最後は、コーディネーターの梅原利之さんが、「観光は地方創世の力。瀬戸内海という世界の宝石を持っているので、私たちが発信します。観光発信の主役、地方創世の主役は住民」と締めくくられました。

瀬戸内に住む私たちが、地元の素晴らしさに気づき、誇りを持ち、情報発信していくことが必要です。

シンポジウムの様子をまとめました。
「160718_setouchi.pdf」をダウンロード(284KB)

※写真はシンポジウムのパンフレットから引用しました。

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自分から情報を取りに行くことに心がけて チャイナ・ルール

160710_平成28年7月10日(日)、アイパル香川で、香川県知事公室国際課、公益財団法人香川県国際交流協会の主催で行われた「KAGAWAアンバサダー特別企画 小林純子さん講演会」に参加してきました。

講演会のテーマは「チャイナ・ルール」とされ、チラシには「中国在住歴10年の小林さんが、文化・習慣の違いに戸惑いながら現地で生活する中で気が付いた中国人独特の考え方や習慣、「チャイナ・ルール」。一見理解できないと思われるような言動の裏にある理由を理解することは、誤解や思い込みを避け、効果的なコミュニケーションを行うのに役立ちます」と。

中国へのイメージをフロアからも意見交換しながら、

・「法治国家」ではなく「人治国家」 → 勝手にルールを変えていく
・踏み込んで話しをしたり、親しくなると、家族同様につきあってくれる

といった話からスタートし、メディアリテラシーについて、

・最近の若者は、最新の情報を知りたくて、信頼のおける人や周りの人のことを知りたくて、GoogleやYahooよりも、TwitterやInstagramを使うようになっている。
・国民のマスコミ鵜呑み度が増えているのは日本だけ。自分で情報を吟味しようとする努力が減ってきているのでは。
・せめて、自分が好きなことは自分から情報を取りに行くことに心がけて。受け身ではなく、積極的に、友達と話したり、多種多様な意見を聞いて、思考を動かし、自分と違う意見を大切にして欲しい。そのため、世代や立場の違う人と話すこと。話すとは、考えないと話せず、この工程が大切。
・鵜呑みにしない意識を持って。

また、

・「異国 = 文化が違う」 教育も風土も違うことを受け止める事が大事。
・日本:相手の気持ちになって考える ← 相手の気持ちが本当に分かっているわけではない
・日本人の傾向:相手の気持ちになった気になっていることが多い

など、日本人の思い込みの危うさを紹介いただきました。

講演会全体を通して感じたことは、異国とは文化が違うことを受け止めることが大事で、何か外人との間で事件が起きたときは、相手だけに責任を求めるのではなく、自分にも原因があったのではと思うことが、異文化の理解には大事であるということ。

最後は「中国について調べてみよう、中国に行ってみようと思っていただけたらうれしい」と締めくくられました。

自分から情報を取りに行くことに心がけて、井の中の蛙であってはいけません。

講演会の様子をまとめました。
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デザインは その人や商品の「・・らしさ」を大事にすること

160305_1平成28年3月5日(土)、情報通信交流館e-とぴあ・かがわで、四国経済産業局の主催で行われた、「四国デザインサミット in 香川」に参加してきました。

テーマは、「商品を売り出すために、デザインをどう活用する?」とされ、「当初100名の参加者の予定のところ、153名の申し込みをいただいた」と場内に椅子を追加し、場外のフロアには映像が中継出来る体制が用意されていました。

プログラムは次のとおりです。

○基調講演「地域資源を生かしたヒット商品づくりのためのデザイン活用法
   ~デザインを生かすプロデュースとマーケティングの考え方と実践~」 
   講師:株式会社 意と匠研究所 下川一哉
○知財の講習「デザインにおける知的財産権の守り方」
   講師:特許庁 普及支援課 産業財産権専門官 小柳崇
○事例発表 事業者×デザイナーの取り組み事例
 ・「伝統を未来につなぐ 土佐打ち刃物の包丁が女性に大人気!」
   発表者:笹岡鋏製作所 笹岡悟・デザイナー 平原彩美
 ・「四国発!デザイナー3名と事業者によるワークショップ形式のデザインづくり」 
   発表者:株式会社末広 山下由子、ビンデザインオフィス 山内敏功
○トークセッション「デザインをビジネスに活かす方法」
   四国の事業者 × 四国のデザイナー

プロデューサーの下川さんの基調講演では、

・デザイナーは、モノの意味が分からないままデザインをさせられる → 成功には結びつきにくい
・デザインの前段階が重要である。
・取材をする、一緒に酒を飲む、・・・ 物作りの気持ち、文化、・・・を知る
・デザインも大事だが、「サイズ」の問題は「デザイン」以上に大事だ。
・デザインの前にプロデュースが大事と感じている。

といった話しと共に、「共創型プロデュース」について紹介いただきました。

特許庁の小柳崇さんの知財の講習「デザインにおける知的財産権の守り方」では、意匠するための要件について、

・物品と認められるもの → 市場で流通するもの、動産 ランドスケープは登録できない
・物品自体の形態 → 物品自体のかたち
・視覚に訴えるもの → 肉眼で認識されるもの 
・視覚を通じて美観を起こさせるもの → 花火、臭いなどは意匠とならない
・工業上利用できる →量産できること。一品ものの手作りものは違う。
・新しい(新規性) →
ウェブで公開してしまうと、自分の意匠であっても新規性がないとして登録できなくなる
・創作性がある(進歩性) →東京タワーの形を模したアクセサリーは登録できない
・意匠登録を受けることが出来ない意匠に該当していない →公序良俗を害する恐れがある意匠

など、事例も合わせて紹介いただきました。

事例発表 事業者×デザイナーの取り組み事例では、「土佐打ち刃物の包丁」「茶大福」「サヌカイトを使った商品」の紹介があり、

・これまでの包丁は6千円。この柄の包丁は1万5千円。2.5倍の価格だが、一目惚れして買ってもらえるチャンスに。
・うちの仕事は変わっていない。よく切れる包丁を、今まで通り仕事をしているだけ。
・伝統工芸とデザインの相性はいい。もともと良い品質の伝統品との相性がいい。

といった話しが。

デザインについて、

・良い企画は「雑談」の中にある。デザインは「言葉」の中にある。
・デザインする上で、その人やその商品の「・・・らしさ」を大事にしている。

といった、デザインするにあたっての勘所も紹介いただき、

「地場の振興のために、自分たちは役に立つんだ」ということが、その地域でデザイナーが生きていくこととなる。

と締めくくられました。

サミットの様子をまとめました。
「160305_samit.pdf」をダウンロード(485KB)

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価値を見いだし、保全の方策、四国4県の連携が大事

160214p1090818平成28年2月14日(日)、かがわ国際会議場で、「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会の主催で行われたシンポジウムに参加してきました。

タイトルは長く、

四国遍路」と「サンディアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」との協力協定締結記念
こころをつなげて、四国はひとつ 「四国遍路を世界遺産に
」国際シンポジウム

とつけられています。
プログラムは次のとおりです。

●主催者あいさつ 「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会 千葉昭会長(四国経済連合会会長)
●来賓あいさつ ゴンサロ・デ・ベニート(駐日スペイン特命全権大使)
        辻村修 香川県議会議長
        加藤弘樹 文化庁文化財部記念物課長
●基調講演 「世界文化遺産の考え方と巡礼路の顕著で普遍的な価値」 西村幸夫 東京大学先端科学技術研究センター所長
●パネルディスカッション「四国遍路の魅力と世界遺産」            
 コーディネーター 稲葉信子 筑波大学教授 遺産保護、ユネスコ委員
 パネリスト 西村幸夫 東京大学先端科学技術研究センター所長
       フランシスコ・シングル スペイン・ガレリア州シャコベオ文化部長 美術史
       清水真一 徳島文理大学教授 日本建築史、文化財保存学
       辻林浩 和歌山県世界遺産センター所長 日本考古学、和歌山県世界遺産登録推進室長もつとめる
       胡光(えびすひかる) 愛媛大学教授 日本近世史
●閉会あいさつ 「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会 浜田恵三副会長(香川県知事

西村さんの基調講演では、文化・宝が戦争のターゲットとなったり、ダムなどの大事業により文化財が無くなってしまうのを、世界で守ろうとのことから「世界遺産」の発想につながった、そんなお話を聞くことが出来ました。

パネルディスカッションでは、

・ニューヨークタイムズ 世界で訪れたい52箇所に四国辺路が選ばれた
・周遊型の巡礼、何度もまわり、庶民のために作り、庶民がまわれるように四国の人たちのお接待が大事。
・修行、巡礼の姿は今も生きていることが特徴。
・四国辺路はまさに四国の文化であり、その地の景観、自然、風習が価値を生む。

といった、四国遍路の特徴を確認しつつ、世界遺産登録へ向け、

・四国遍路は何を価値として打ち出していくか。
・これから、どうやって指定された資産を守っていけるか。
・お接待そのものは珍しいことではないが、根強く今日まで続いていることを落としたくない。しかし、お接待は示しにくい。

など、課題も見え、コーディネーターの稲葉さんは「本物に基づいた調査をしっかりと行い、一つのストーリーにする。両輪 価値を見つけること 保全の措置をとるということ。4県が連携がとれていることが大事だと思う」と締めくくられました。

最後は、「世界遺産登録へ向け、四国全体でなおいっそう盛り上げていくことが重要。四国一帯となった取り組みを進めていくのでご協力を」と、浜田香川県知事の閉会あいさつで終わりました。

シンポジウムの様子をまとめました。
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子どもの夢と願いを乗せて 琴電が走ります

150702p1070776七夕絵画電車 みなさまの願いが叶いますように

そんなポスターと共に、コトデンの電車の中が、幼稚園児の絵と短冊で飾られていました。

じてんしゃがじょうずになりますように」「れいとうみかんがたくさんたべられますように」など、子どもらしい願いがかかれています。

150702p1070775また、絵は「将来何になりたいか」がテーマのようで、野球選手、サッカー選手、お医者さん、お花やさん、ケーキ屋さんなど、昔と変わらない職業が並ぶなか、トップアイドルパティシエになりたいという子もいて、今を感じさせます。

この子どもたちの夢が叶いますように、みなさまも願ってあげてくださいね。

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