カテゴリー「旅行・地域」の108件の記事

外国人宿泊者数の伸び率全国一 これをどう活かす!?

170916_01平成29年9月16日(土)、香川大学幸町キャンパス 研究交流棟5階 研究者交流スペースで、香川大学地域マネジメント研究科第14期生の主催で行われた「インバウンド礼賛にモノ申す!」に参加してきました。

地域に貢献するビジネスリーダーの創生を目的に、2005年に「地域マネジメント研究科」が開講し、今年の新入生となる第14期生の学生たち自らがテーマを設定し、本日の実施までを行います。

プログラムは次のとおり、14期生によるテーマの問題意識の説明、テーマに関するフィールドワークの検討結果の報告、霧の森大福のこだわり、思いについて株式会社やまびこの平野さんからの基調講演、最後はパネルディスカッションです。

P1130890○第一部 学生研究発表
・今回の基調テーマの背景や問題意識について説明
  研究科1年生 山田晋平
・観光インバウンド+αの提案
  研究科1年生 岩室博史
・酒文化と地域活性化について
  研究科1年生 松下一哉
・阿波踊りという地域資源の持続可能性について
  研究科1年生 福田泰弘

○第二部 基調講演「地域を支える”ねうち”」
  株式会社やまびこ 企画販売部長 平野俊己

○第三部 パネルディスカッション
  平野俊己 株式会社やまびこ 企画販売部長
  米田誠司 愛媛大学法学部準教授 福岡県出身、東京都庁9年勤務、湯布院で12年間観光、町づくり活動
  原真志 香川大学 地域マネジメント研究科 研究課長
  コーディネーター 地域マネジメント研究科1年生 志澤愛

学生研究発表では、

 ・四国の外国人宿泊者数の推移:2016年の伸び率は69.5%と全国一。
 ・インバウンド対応の課題としては、騒音問題、ゴミ問題、路上駐車など、地元の常連客が離れていく。
 ・インバウンドに特価しすぎず適度に取り組む その町の特徴を残しつつ観光客の需要を作る。
 ・小さな酒蔵だから出来ることを考え、人のつながりが人を呼び込み、さらに人が集う場所に。
 ・阿波踊り それを担う人たちの思い、地域への思いがあれば、祭りの本質は維持されていくのではないか。

 

170916p1130891株式会社やまびこ 企画販売部長の平野俊己さんからは、新宮村での「霧の森」や「霧の森大福」への取り組みについて、

 ・高速道路が出来、インターチェンジが出来、便利なものを通してしまったせいで、村民の暮らしを脅かす。 → 買い物が村外に行き、地元の商店がたちゆかなくなる。 → 村民が減り、役場職員が減り、学校が統廃合され、どんどん元気がなくなっていった
 ・村民が便利さを求めた結果が、こんな新宮村にしてしまい、村に誇りを持てなくなっていた。
 ・子供たちが地域を恥ずかしくて隠したくなるような状態から、誇りとして話せるような新宮村にすることを目標に。
 ・小さな茶畑 → 小さなことが無農薬を実現
 ・無農薬でやると、お茶の木自信が自分で頑張り、さらに香りが良くなる。
 ・小規模な茶畑が点在しているので、どこかで病気が発生しても広がらない。
 ・地元の抹茶を贅沢に使った大福。
 ・私たちはお菓子屋ではありません。地域おこしのための会社です。地元の抹茶以外使わない。
 ・急須でお茶を入れる文化が無くなっていくなか、「飲む」という文化といっしょに、外に出て行かねばならない。

など、新宮だから出来たこと、それにこだわっていること、大事にしていることについてお話しいただきました。

「地域出身のリーダーが必要、それを育てていくのが僕の次の仕事」と、よそ者である平野さんは基調講演を締めくくられました。

シンポジウムの様子をまとめました。
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香川を沸かせるヒントは 私たちの目の前にあります

170902p1130740平成29年9月2日(土)、香川大学 オリーブ・スクエアで、地域事業構想サポートプロジェクト実行委員会の主催による「地域事業構想サポートプロジェクト 香川ビジネス&パブリックコンペ2017 香川を沸かせる!シンポジウム」に参加してきました。

「シンポジウムを通じて、地域を元気にするプランのヒントを得て、コンペに参加して」との、実行委員長である地域マネジメント研究科 研究科長のさんの開会挨拶で始まりました。

第1部の基調講演は、”地域のためになる”を全国へ「学生服リユースShopさくらや ~成長のヒミツ~」と題した、株式会社サンクラッド 代表取締役社長 馬場加奈子さんのお話です。

自分の困りごとがみんなの困りごとだということに気づき、地域の方々とつながり、相手が笑顔になること、お母さんたち、子どもたちのニーズにあったものを提供してきただけ。

馬場さん自身が起業するまでや起業してから困ったことや悩んだことを盛り込んだ「キャリスタ塾」、キャリスタ塾の受講生をもっと具体化、実現化していこうと、起業したい人全体の悩みを盛り込んだ「キャリスタセカンド」。

「自分の困りごとが、多くのお母さんの困りごとだった。地域共感型ビジネスです」と締めくくられました。

最後は、コンペへの応募者の方々へ、
 ・香川を沸かせるヒントは、みなさんの目の前にあります。 → 困りごと、課題があります
 ・いろろな事に興味をもちアンテナを張りましょう。
 ・怖がらずにまず一歩進みましょう。 → 失敗から気づくことがあります
 ・成功者に相談しましょう。
 ・人の役に立つことをしましょう。 → そうすれば、応援してくれる人が出てきます。

とのヒントとエールでした。

170902p1130737第2部のパネルディスカッションは、「”地域のためになる”をビジネスにするヒント」と題して、基調講演をしていただいた馬場加奈子さん、菅宏司さん(かすがいジャパン(株)代表取締役、(株)今治.夢スポーツ 社外取締役)、古川康造さん(高松丸亀町商店街振興組合 理事長)、原真志さん(香川大学大学院 地域マネジメント研究科 研究科長、地域事業構想サポートプロジェクト実行委員会 実行委員長)の4名のパネリストと、香川大学大学院 地域マネジメント研究科の2年生でもある徳倉康之さん((株)ファミーリエ 代表取締役社長)がコーディネータです。

170902p1130735「私はコーディネーターではなくターミネーターです。台本もなければ、誰にどうふるかわからない」との徳倉さんの進行で、今日のポイントは3つ

①世の中にビジネスコンペはあふれている。生き残れるコンペはどういうコンペか。
 コンペをしていても、起業していない。起業していく、ステップアップにどうつないでいけるか。
②ビジネスの種をどこにどう植えて花を咲かせて実を採るのか。いくら良いことをしていても、お金が回っていかないとビジネスとして成立しない。ビジネスのアイデアをどういう風に具現化していくのか、ヒントをいただければ。
③私自身3年前Uターンしてきて起業しています。気づいたこと 本当に必要な人は誰なのか、イノベーターや起業家を誘致できないとダメ。
 地方の問題は何なのか。仕事はあるが、仕事の種類が少ない。そういう仕事と一緒にわくわく出来るなら人は帰ってくる。

・社会的な評価を受ける事業は、人が集まってくる。
・人に惹かれて人が集まってくる
・働く人も、顧客さんも、みんなが笑顔になれる仕事。
・企業誘致には限界があるとおもう。人の誘致が大事だ。
・異端な発想、そのような人たちに、その地域が居心地の良さを提供できる「寛容さ」。

そんな話が展開していきました。
「人が集まり、偶然の確率を高めていけることがビジネスコンペかな」と締めくくられました。

香川を沸かせるヒントは、私たちの目の前にあります。

シンポジウムの様子をまとめました。
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起きるものとして備えておく それが海外渡航の危機管理

170804p1130558平成29年8月4日(金)、香川大学で行われた「海外渡航者・教職員向け 危機管理セミナ-」に参加してきました。

香川大学では400人の留学生を受け入れ、100人の日本人学生を海外に派遣するという戦略。今日のセミナーはその一貫の取り組み。安全、安心のために、今日のセミナーを留学に活かして、安全に元気な顔で帰国し報告して欲しい。

そんな挨拶で始まりました。

講師はJ&Jヒューマンソリューションズ社 J&Jサポートプラザ 関口久仁子さんです。

海外添乗員として従事し、海外渡航における危機管理についての豊富な知識と経験を持つ方で、「海外研修・留学生のための海外リスクマネジメント」と題して、1時間お話しいただきました。

○起きて欲しくないことも、かなりの確率で起きることを想定して備えを

航空機の乗り継ぎを伴う場合、荷物が無くなること、自分が乗った航空機が延着して乗り継ぎできなかったり、乗り継ぎ便が故障で欠航するなんてのはかなりの確率で起きうること。

その日に手に届かないと困るもの、持病薬、連絡すべき電話番号、その日の着替え用下着(24時間ストアの無い国では必須)などは機内持ち込みの手荷物に。

乗り継ぎについては、その日に別の乗り継げる便があるか確認を。自分で交渉をできるよう想定を。

海外では忘れ物はまず戻ってこない。スマホを置き忘れたら戻ってこないと思っておいて。 → 忘れ物をしない意識、備えを。

そんな具体的な話しから始まり、自分の備えで避けることができるリスク、避けることができないリスクについて、実例をあげながら確認していきます。

○命が一番、お金もスマホも二の次

「金を出せ」と言われたら金を出す。
パスポートが無くなっても再発行してくれる。お金と時間はかかるが、再発行してくれ、必ず帰国させられる。けがをせずに帰国することが必須。

○パスポートとスマホ とられやすいのはどっち?

パスポートを売るにはすごい組織の人にしか売れない。ICチップも入っており偽造が難しいので。しかしスマホは転売可能で、ねらわれている。盗られたらあきらめてください。

スマホに連絡先など全てを入れていると、盗られたときに対処のしようがない。 → 必ず別の場所、3箇所にバックアップを持っておく。

クレジットカードも、盗られた時にカードの使用を止められるようカード番号とカード会社の連絡先を記録しておく。

また、テロへの備え、海外渡航中のメンタルヘルス、日本との習慣や交通法規、法律の違いを確認していくことなどもお話しいただきました。

起きて欲しくないこともかなりの確率で起きるのが海外渡航。起きるものとして、第2、第3の手段や手当てをしておくことが、実り多い海外旅行を実現し、笑顔で帰国できることにつながります。

セミナーの様子をまとめました。
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シビックプライド 自己肯定感のもとに誇りとデザイン

161217_civicpride平成28年12月17日(土)、栗林公園の商工奨励館北館で「シビックプライド高松」の主催、高松市、香川大学大学院地域マネジメント研究科の後援により行われた「シビックプライド 高松のヒトとコトをつなぐデザイン」に参加してきました。

シビックプライドとは「市民の都市に対する自負」。「市民」とは住民だけでなく、移住してきた人々や働きに来ている人も含むます。

「シビックプライド高松」は、高松に関わる人々が、高松に対して当事者意識と誇りを持ち、将来に向けて高松の魅力を高めたいという思い(シビックプライド)の醸成を研究する社会人学生4名がが設立した団体です。

香川大学大学院地域マネジメント研究科に在籍2年目の3名で修士論文を執筆中。テーマは「高松市に対するシビックプライド」で、今日の取り組みはその修士論文検討の一環で、次第は次のとおりです。

○基調講演「シビックプライドについて」
  講師:紫牟田伸子(しむた のぶこ)
○事例紹介 シビックプライドの醸成について高松市の事例からお話しいただく
  講師:人見訓嘉
○トークセッション(紫牟田伸子、人見訓嘉)

まず、「ものごとの編集」を軸に企業や社会・地域に適切に作用するデザインを目指し、地域や企業の商品開発、ブランディング、コミュニケーション戦略などに携わる紫牟田伸子(しむた のぶこ)さんによる基調講演「シビックプライドについて」です。

海外や国内の事例を紹介いただきながら、

・デザイン自体も「編集」的だと思った。意図や価値を可視化することがデザイン。
・編集 = 可視化・価値化
・シビックプラウドとは、都市に対する市民の誇り。「市民」であって「住民」だけではなく、移住してきた人や働きに来ている人も含む。
・ここをより良い場所にしようと関わっている自負心。
・地方行政でのシビックプライドは、まちづくりの楽しさを知り、それによって生まれる豊かさを知ること。

といった話があり、「ひとりひとりができることをすればいいのです。みんながやる必要はないのです。パブリックマインド。まちって楽しい」と締めくくられました。

質疑では、次のような説明がありました。

・行政は市民にサービスするものとの考えを転換する必要がある。行政が全てのサービスをするのが難しい時代、教育、福祉、・・・多様な課題
・地域や社会に貢献する人を行政は助けないといけない。楽しく課題を解決することにチャレンジする人は、行政と結びつくことが大事。
・「公共」は「公立」ではない。民間が図書館を作って公開すればそれは公共として機能する。
・行政はもっとコミュニケーションがうまくできたら。

 

コピーライター、クリエイティブディレクター、髙松市広報アドバイザーの人見訓嘉(ひとみくによし)さんからは、シビックプライドの醸成について事例の紹介と共に、次のようなお話がありました。

・車のデザインはもう行き着くところまで来ていると思っていた → 「安全性の向上」というデザインの必要な部分があった
・デザインとは表現すること。表現するには、少し「覚悟」がいる。自分の考えを口にするには勇気が必要で、それには自己肯定感が必要。
・デザイン思考のできる人が増えることがまちを良くし、シビックプライドの醸成に寄与する。

紫牟田さんと人見さんによるトークセッションでは、「企業の役割」「スケール」「デザインへの”参加性”」などについてのやりとりがありました。

最後は、「主体になる人、主体になる人を助ける人、主体になる人を後押しする人 いろいろな関わり方をすることでの自己肯定感」と締めくくられました。

「公共」は「公立」ではない。一人ひとりがやれることをやればいい。自己肯定感がなければデザインは出来ない。そんなことを感じた時間でした。

講演などの様子をまとめました。
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その地域のために工夫を凝らしたものづくり 近代土木遺産

161014p1110709平成28年10月14日(金)、「建設フェア四国2016高知」と連携し、高知ぢばさんセンター センター棟2階 研修室で、公益社団法人土木学会四国支部の主催で行われた「土木学会特別講演会」に参加してきました。

プログラムは次のとおり、四国に点在する土木遺産の魅力と土木技術者女性の会の紹介です。

・開会挨拶 土木学会 四国支部 副支部長 堀井克章
・選奨土木遺産の概要と、選定された施設の概要を説明
・認定書授与式
・特別講演「四国に点在する近代土木遺産の魅力」
  講師:愛媛大学大学院理工学研究科 助教 白柳洋俊
・特別講演「(一社)土木技術者女性の会の紹介」
  説明者:(一社)土木技術者女性の会 西日本支部支部長 古谷祥恵

161014p1110679特別講演の前には、今年の選奨土木遺産に選ばれた愛媛県の「宮内川青石護岸」の選定理由と認定証の授与式が行われました。

矢羽根積みを実現した石工集団”えばさん”の「技術」、家の基礎など周辺の石積みも矢羽根積みが用いられている周囲の景観と融合した「意匠」、整備した遊歩道の花を地元の方が手入れを行うまちづくりの関連の「系譜」などが評価され、選奨されたとの説明がありました。

161014p1110680土木学会四国支部選奨土木遺産選考委員会委員長で、愛媛大学大学院理工学研究科 助教の白柳洋俊さんの特別講演「四国に点在する近代土木遺産の魅力」では、近代土木遺産を楽しむための3つの目線として、

1)近代化の戦略(Why)
 ・政府、名匠

2)構造形態(What、How)
 ・気候や地形による制約を受けた形
 ・構造材の選択肢が輸送レベルに大きく依存

3)技術者(Who)
 ・技術者の主体的な判断に基づく設計 事細かな規定なし
 ・地域の技術者によって共有される伝統や慣習が色濃く残る
 ・情報の伝達が遅い

さらに、四国内に点在する近代土木遺産として、

161014p1110701m・見えない内側にも完全な円形のアーチを持つ 愛媛県西条市 大宮橋
・煉瓦にも丸みをつけてあり、橋脚を丸く作っている 愛媛県松山市 石手川橋梁
・庵治石を使い、堅固な材料なので塗装無しで現在に至る 香川県 男木島灯台
・「複線化」を想定して下部構を作っている。しかし「単線」のままとなり、下流側は階段状にブロックが積まれている ことでん 長尾線の橋
・0.2キロワットの電力で橋を跳ね上げている 愛媛県 長浜大橋

161014p1110703mそのほかにも、大谷川砂防堰堤豊稔池ダム吉野川橋などの構造携帯や技術者について紹介がありました。

その当時、その地域の交通事情の良し悪しが、技術や材料の伝達に影響を与え、その地の材料を上手く活用し、その地域のために工夫を凝らしたものづくりがされています。

それが構造や景観へとつながり、それが意匠となり地域の財産となっています。

161014p1110682(一社)土木技術者女性の会 西日本支部支部長の古谷祥恵さんによる「土木技術者女性の会の紹介」では、

・土木学会誌で企画された「座談会・女性土木技術者おおいに語る」を契機に、1983年1月1日 土木技術者女性の会を発足。任意団体として約30名でスタート。
・劣悪な環境から母体を保護するための法律「坑内労働規制」が、トンネル内での女性の就労の障害となっていることから、「女性」から「妊産婦」へと規定改訂。
・会の目的、会が出来ること

などの説明があり、サポーター制度の規定を「会の目的に賛同し、賛助するために活動を支援する個人および団体」に改め、男性のサポーターが可能になりました。
そんなお願いで締めくくられました。

女性が働きやすい職場は、男性にとっても働きやすい職場です。

特別講演会の様子をまとめました。
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世界一前向きな国パラグアイ

161010festa2016__1平成28年10月10日(月・祝)、アイパル香川で、かがわ国際フェスタ実行委員会の主催で行われた「かがわ国際フェスタ2016」の映画上映&トークショーに参加してきました。

今年の映画は移住80周年を記念し、パラグアイの映画「7BOX」です。

これまでに20本にも満たない映画しか製作されていないパラグアイで、それまではパラグアイで一番人気だった映画「タイタニック」を超えた映画です。

161010_7box7つの箱をめぐるアクション映画で、ハラハラドキドキ、ストーリーも面白く、映像や音楽も凝っている、1時間45分でした。

映画の前には、パラグアイからの技術研修員のサタケ・タナカ・アリシア・エミさんによるパラグアイの紹介がありました。

・南米の内陸の国、面積は日本の1.1倍。人口は日本の19分の1。
・公用語は、植民地時代に持ち込まれたスペイン語とグアラニー語。
・世界で唯一、表と裏が異なる国旗。表は「正義」「平和」「自由」を表し、裏はライオンが自由の帽子を守っている。
・イグアスの滝、ユネスコ国際遺産に認定されているトリニダードの遺跡
・国民性:世界で一番前向きな国 3年連続1位
・いたる所で、テレレ、冷たいマテチャを回し飲みしている。家族や友人の関係がパラグアイ国民の前向き性を作っていると思う。

161010p1110592そのパラグアイで、日本人移住者は農業の分野でその功績がたたえられ、尊敬されているそうです。
日本文化の教育が行われており、和太鼓、相撲、日舞が伝承され、日系3世、4世でも日本語の会話が出来るそうです。

世界一前向きな匡。
日本が学ぶべき事が多くあります。

映画界とトークショーの様子をまとめました。
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今の時代 リノベーションで「まちづかい」

160919_renova_vol2__1平成28年9月19日(月・祝)、瓦町FLAG8階で丸亀市都市計画課の主催で行われた「丸亀市リノベーションまちづくりライブVol.2」に参加してきました。

今日の講師は、長野市善光寺で、「門前暮らしのすすめ」と題して毎月「空き家見学会」を開催し、県内外から参加者が訪れ、街歩きをしながら「空き家」を案内。
まちなかの空き家を「リノベーション」して、新しい利用者とマッチングし、まちに賑わいをつくっている株式会社MYROOM代表 倉石智典さんです。

演題は「エリアストックリノベーション -新しいまちのカタチと関わり-」とされています。

「まちづくり」ではなく「まちづかい」ならではのメリットや工夫どころとして、

・お店が「ポン!」と駅の近くに突然出来てしまうのではなく、出来るまでに時間と手間暇がかかるけど、出来たときには中にまで入ってきて手伝ってくれるご近所さんとの関係。
・「まちづくり」ではなく「まちづかい」 ご近所さんに迷惑をかけないように、自分がやりたいことをやっている、自分が使いたいようにやっている。
・6年前に始めたときは年間2件。ゲストハウス そこに泊まった人が次のお客さんを紹介してくれたり、1個の事例が出来たことが、次の大家さんや貸し主への説得力は大きい。

といった話や、中古物件のリノベ-ジョンゆえの「不動産」「設計」「建築」的な仕事として、

・古い建物なので、暑い、寒い、地震、シロアリなど、「建築」の立場で手を入れ、権利関係でどう使っていくか「不動産的」な仕事。
・用途変更 100m2以上の改築には申請がいるが、100m2未満は手続きがいらない。
・新築と違って、すでに建物があるので、イメージしやすい。やりたいカフェのイメージを持ってきてもらって、現場に重ね、具体にパースにしてあげる。
・大家さんが改修をして20万円で貸し出すのと、自分の好きなように借り主が改修し、家賃10万円と総支払額は変わらない。
・貸す気の無かった大家さんに貸してもらうので、大家さんと借りたい人の責任関係を明確にしておく。

といった話がありました。

ご自身を、「空き家」の未来をデザインする会社と表現し、まちづくりとまちづかい、無い時代とある時代、そんな視点から次のような整理をされました。

 まちづくり        まちづかい
 無い時代は作る    有る時代は使う
 都市計画        地域経営
 道・家・まち       宿・営・地
 客観基準/方程式  当事者判断/群

まちづかいのコツは、「どれだけうまく使いこなしていけるか、面白い瞬間、空間はみんなで共有できるのでは。そして「メトロノームの同期(例えばYouTubeから https://youtu.be/cDfFp34iJY4)」のように互いが同期することが出来る台(大きな方向性)を」と。

無い時代は作ったけれど、有る時代は賢く使う。
それは、「まちづくり」から「まちづかい」への転換です。

160919_renova_vol2__2まちづくりライブの様子をまとめました。
「160919_live.pdf」をダウンロード(616KB)

平成28年10月16日には「丸亀市リノベーションまちづくりライブVol.3」が、11月18日(金)~20日(日)には「リノベーションスクール@丸亀市」が開催されます。

みなさんも、参加してみませんか。

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純愛の聖地庵治で 屋島を食べ尽くす

160807p1100981_2妻の知り合いの方が展示会をしているというので、純愛の聖地庵治・観光交流館に行ってきました。

映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の中で登場した写真館、「雨平写真館」が観光交流館に隣接しており、写真館の中はカフェになっています。

展示を見て、遅めの昼食です。

160807p1100989メニューを見ると、屋島にこだわったカレー「屋島カレー」と、かき氷「屋島丸」が目にとまり、妻と二人で分けっこすることにして、屋島カレーと屋島丸を頼みました。

屋島カレーは源平合戦の舞台「屋島」をモチーフに、屋島の形のご飯をバックに、タコ(平家)とイカ(源氏)がカレーのルーの中で熱い戦いを繰り広げているシーフードカレーです。

一方、屋島丸は、船の形をイメージした器に、屋島型の特大のかき氷がのっています。イチゴ、イチゴのシロップ、白玉、ソフトクリームなどがふんだんに使われ、美味しくいただきました。

ただ、一人で食べるにはなかなかの量なので、一人で注文する際にはお気をつけ下さい。

160807p1100982かき氷で冷えた身体を、外の熱気がまた温めてくれます。
写真館前の広場には、合格地蔵の「願掛けさん」が立っています。

四国は四県で構成され、四県(しけん)と読むことが出来ます。
また、北は古来、水を表す方位で水は学問、知恵を意味するそうです。

そこで、四国の最北端にい位置する庵治町のここ「観光交流館」に、合格地蔵が建立されたそうです。

160807p1100984合格地蔵の台には、桜色の五角ライン(合格ライン)が書かれており、これにタッチすると合格ラインに届くこと間違いなしと、凝った作りになっています。

あなたも、世界の中心で、○○を叫びませんか。

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障害者が街に出ることが社会を変える

160731_平成28年7月31日(日)、香川県リハビリセンター 福祉センター2階のAV教室で、福祉オンブズ香川の主催で行われた「夏の勉強会 『震災と障害者』 ~熊本地震に学ぶ~」に参加してきました。

講師は、香川県三木町生まれ、災害ボランティアの溝渕裕子(みぞぶち ゆうこ)さんです。

熊本ヘー週間ほどボランティアに行かれた溝渕さんは、避難所などを回り、障害のある方がおられるか、何か困り事はないか、聞き取りしていったそうです。

現地に行かなければ把握できない状況、知るべきことや考えるべき課題は多いようです。

現地に行ってできること、香川でできること、障害者だからできること、健常者だからできることなどについて、考えていきます。

溝渕さんの話では、

○熊本地震から

・点字ブロックにひびや段差。視覚障害者が使うのは難しそう。
・東北の教訓から、バリアフリーの避難所とすることで、一般の方と障害者を同様に受け入れられた。
・障害者の視点があることで、気づけることがあり、障害者からも安心感があり、相談しやすかった。
・段差などが有り、車いすが使えず、仮設住宅への入居を断念。

○東日本大震災から

・あるご婦人:家は壊れなかったが、ライフラインが壊れ自宅にいられない。避難所に行っても、「家が残っているなら来るな。障害者はじゃまや」と言われ悔しかった。車いすでは、支援物資を受け取りに行くのも難しい。
・避難所には障害者の方はいない。段差があり、車いすに対応できるトイレがない、水分を我慢し病気に。
・被災してしんどい状況の方から、「くるな!」と言われることもあり。

○様々な被災地を見て

・障害者は震災前から大変なのだから、だからこそ障害者が出来ることがある。障害者は震災前でも週に2回しかお風呂に入れてない。
・障害者の視点で、ここはスロープがあった方がいいとか、最初からそうしておいた方がいい。
・声なき声を聞き、なにに困っているのか、想像力を働かせることが大事。
・障害者が特別な存在ではなく、当たり前にいる人として。それが、災害時にも強い街づくりにもなる。

といった説明がありました。

質疑・意見交換では、

・思いを共有できる団体がそばにある事で、混乱が少ないのでは。香川では、どこがしてくれるのか。
・障害のある方と一緒に、どこに避難するか、どこを避難経路にするか、障害のある方と防災マップを作っている地域をご存じないか。
・女性、高齢者、障害者、それぞれの目線が入ることが大事。ついたてがあるだけで、みんなの目線が防げ、落ち着ける障害者、女性の着替えや授乳にもついたては必要だし。
・阪神、東北、熊本と3回経験していて、障害者に優しい仮設住宅が出来ていない。
・防災訓練に障害者も出て行くことで、うちの自治体にも障害者がいることを知ってもらえる。

などの意見や質問が出ました。

教室がいっぱいになるほどの障害者の方、障害者のご家族の方の参加のもと、溝渕さんの話の「障害者が街に出ることが社会を変える」の言葉が強く心に残った勉強会でした。

勉強会の様子をまとめました。
「160731_syougai.pdf」をダウンロード(437KB)

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瀬戸内に住む私たちが地元の素晴らしさに気づき、誇りを持ち、情報発信

160718p1100908平成28年7月18日(月・祝)、レグザムホール(香川県県民ホール)で、OHK岡山放送の主催で行われた「OH!マイ瀬戸内 瀬戸内を語るシンポジウム ~世界を呼び込む魅力の発信~」に参加してきました。

本日は「海の日」、瀬戸内海は光を輝かしています。海の日を制定しているのは日本だけ。海を大切にしてきたことが伝わる一日、進歩にふさわしい一日に。「OH!マイ瀬戸内プロジェクト」を社内に立ち上げ、ニュースや特別番組でお届けしている。その中でも大きな取組が本日のシンポジウム。

そんな説明で始まりました。
パネリストなどは以下のとおりです。

○パネリスト

黒川節弘:今治造船代表取締役副社長
小嶋光信:岡山に本社 両備グループ代表CEO
内海武彦:B級グルメで地域おこし、整形外科医 四国B級ご当地グルメ連携協議会議長
石川康晴:岡山市に本社 数々のブランドを展開、ライフスタイル、アートへの取組 ストライプインターナショナル代表取締役社長
小西智都子:瀬戸内の島々のことでは一番詳しいかも、有人島の数多い取材 雑誌「せとうち暮らし」総編集長
アレックス・カー:アメリカ出身 若い頃から日本を研究 数々の著書 東洋文化研究家

○コーディネーター

梅原利之:観光協会会長を11年、四国新幹線の実現に尽力 JR四国顧問

シンポジウムは、

 パートⅠ 瀬戸内の魅力をどう再発見するか
 パートⅡ さらなる魅力充実に必要なこと
 パートⅢ 情報をどう発信しインバウンドにつなげるか

で構成され、本日の様子は、8月6日(土)午後1時から2時の特別番組で放映予定です。

160731arex○アメリカ出身 若い頃から日本を研究 数々の著書 東洋文化研究家のアレックス・カーさんからは、

・中国の山水画では、そびえるようなゴツゴツとした山。日本の絵の山は優しい山で、その典型が瀬戸内の山。
・瀬戸芸は、世界のアーティストは「一度は直島や瀬戸内に行かなければ」というまで影響が大きくなっている。
・「瀬戸内」という種の統一感。
・アイディアとしてのツアーがない。もう一つは「宿」。大人としてのある程度綺麗で、ある程度快適な宿はない。高松の町の近くにさえない。
・大手の交通社の情報でやってくるのではなく、ネットの情報で来ている。瀬戸内海はネットでの情報発信が出来ていない。
・観光業は競争社会。瀬戸内は古い山・川・海岸を大事にしないと、最終的に世界の観光の中で負ける怖さもある。
・みなさん起業家になりましょう。経済も行き止まりになり、古いやり方では成り立たない。新しいことをやる時が来ている。

160731ishikawa○岡山市に本社 数々のブランドを展開、ライフスタイル、アートへの取組 ストライプインターナショナル代表取締役社長の石川康晴さんからは、

・「無いものは作るが、良いものは残す」 そういうアプローチを見てください。
・瀬戸芸に岡山空港から入る、岡山空港から旅立たれる方もいるでしょうから、観光資源としてグルグル回るようになって欲しい。
・愛媛、香川、岡山、広島が、「瀬戸内芸術の道州制」、一つのアートのエリアになっても良いのでは。
・新しい視点で、食の開発をしてもいいのでは。食とアートは関係がありそう。笠岡のワタリガニ、今治でウニ 全員が知っているうどんや吉備団子を押すより、地域のブランディングを考えるきっかけに。
・自らの地域を誇らしく語ることが、ブランディングにつながる。

160731kojima○岡山に本社 両備グループ代表CEOの小嶋光信さんからは、

・瀬戸内海は架橋が出来る前と後で変わった。
・人影が消えていったのを変えていった、島々を舞台に変えていったインパクトが瀬戸芸。
・エーゲ海よりも瀬戸内海は美しい。海の中の島の緑がきれいだ。これが瀬戸内海の原点だ。
・瀬戸芸で、苦労して行くのも楽しみの一つ。
・一人一人から出て行く発信が、我々が地域のことに誇りを持ち、発信をしていくこと、世界へ向けていくことが大事。

160731kurokawa○今治造船代表取締役副社長の黒川節弘さんからは、

・瀬戸内で釣りだちの魚の刺身を食べると、東京の刺身は食べられません。
・交通の便が悪い、一日に島に一便しかない。気軽に島観光が出来ること、アクセスが一番大事。
・エーゲ海よりも瀬戸内の方がはるかに見るところが多い。
・海外の人が九州に来ているが、次は阪神に行ってしまい、四国は素通り。新幹線やフェリーで移動。何をおいてもインフラ。
・世界的に何が、イベントが出来るかを考えて。さすれば、岡山、香川は活性化する。
・瀬戸内には魅力がある、島にも特徴がある。海だけでも四季がある、変化がある。

160731uchiumi○B級グルメで地域おこし、整形外科医 四国B級ご当地グルメ連携協議会議長の内海武彦さんからは、

・島に行って何が良いか。ゆったりとした時の流れを楽しむ。朝行って、夕方まで便がない。
・野良猫を抱いて、かわいいと萌える、それが島の魅力。
・四国はこの小さな島の中で、みんな違う。大事なのはそれをどう提供するか。 → 「旬」を味わうこと。
・女性に来てもらえる情報発信を。

160731konishi○瀬戸内の島々のことでは一番詳しいかも、有人島の数多い取材 雑誌「せとうち暮らし」総編集長の小西智都子さんからは、

・若者たちが、島の人たちが気がついていない良いところを見つけてくれる。
・20人の人口の島にゲストハウスが出来ました。若者と島の人たちが化学反応を起こし良いものが出来てきている。
・「あんなもの、お客さん出すようなものではない」と思っていたものが、外の方からは、「ストーリーがあるものがおいしい」、小豆島の黒豆、岡山の牡蠣料理、笠岡の・・島の鯛漁師 全ての魚が尾頭つき。
・いきなり行って味わえるものではなく、入り口で橋渡しをする人が必要。ゲストハウスのオーナーさんが、この役割を担っていると思う。
・瀬戸内のコンテンツ 島は不便なことが、価値になる。それを楽しむにはサポーターが必要。
・地元の方に、騙されたと思って島に行ってください。地元の方に愛されない観光地はない。

160731umehara最後は、コーディネーターの梅原利之さんが、「観光は地方創世の力。瀬戸内海という世界の宝石を持っているので、私たちが発信します。観光発信の主役、地方創世の主役は住民」と締めくくられました。

瀬戸内に住む私たちが、地元の素晴らしさに気づき、誇りを持ち、情報発信していくことが必要です。

シンポジウムの様子をまとめました。
「160718_setouchi.pdf」をダウンロード(284KB)

※写真はシンポジウムのパンフレットから引用しました。

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