カテゴリー「経済・政治・国際」の44件の記事

私はマララ 教育こそがただ一つの解決策

170416_jica__1平成29年4月16日(日)、JICA四国主催の映画「私はマララ」上映会&JICAボランティア体験談に参加してきました。

2014年、17歳の少女がノーベル平和賞を受賞しました。タリバン制圧下で教育の必要性を訴え、15歳で銃撃され瀕死の重傷を負ったマララ・ユスフザイの記録映画です。

国連でのスピーチの映像で心に強く残ったのは、

2012年10月9日、タリバンは私の額の左側を銃で撃ちました。
テロリストたちは私たちの目的を変更させ、志を阻止しようと考えたのでしょう。

しかし、私の人生で変わったものは何一つありません。次のものを除いてです。
私の中で弱さ、恐怖、絶望が死にました。強さ、力、そして勇気が生まれたのです。

1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えられます。
教育こそがただ一つの解決策です。

ノーベル賞や国連のスピーチに年齢が関係ないことを感じさせるマララでした。

170416_jica__2続いて体験談は、サモアで算数や理科の小学校教育に取り組んだ青年海外協力隊の藤原岬さんです。

文化をどう受け入れるか
そんなキーワードのもと、3つの例を説明されました。

一つ目は「家族と教会を大事にする」こと。
家族を大事にすることは素晴らしいことだけれど、家族の面倒や介護のため、教師が週5日の授業のうち5日間出勤することが珍しく、上級生が下級生の勉強を見ていたりします。また、子どもの面倒を見てくれる家族がいなければ、子どもを学校に連れてきて生徒に面倒を見させたり、教会関係の行事(クリスマスなど)が近づくと、子どもを早く帰らせてイベントの練習をさせます。

二つ目は「大人は絶対である」こと。
生徒への体罰は普通に行われ、「悪いことをしたら叱るのは当然」と。

三つ目は職業としての「教師」感
聖職との感覚は無く、教師が教室で横になっていたり、授業中にもほかの教師とおしゃべりや携帯電話でゲームをしたりと・・・

文化とは、食べ物や衣服だけでなく、モノの考え方も文化である。

そんな文化のもと、どうやって現地の教員を指導し、子どもたちに教えるか。
日々様々な壁と対峙した1年9ヶ月間でした。

でも、日本を知り、サモアを知っているからこそ、気づけることがある、出来ることがある

そんな言葉で締めくくられました。

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ライスワークとライフワーク 本業で得られる経験がある

170128_平成29年1月28日(土)、瓦町FLAG8階 市民活動センターで高松市まちづくり学校実行委員会の主催で行われている「地域づくりチャレンジ塾2016」に参加してきました。

今回で4回目となり、マイプラン(社会や地域課題解決につながるオリジナルプラン)をプレゼンし、塾長の尾野さんたちからアドバイスをもらい、プランを鍛えます。

プレゼンの前には、地域イベントプロデューサーの桑村美奈子によるゲストトーク「パラレルキャリアで生きぬこう ~ライフワークとライスワーク~」がありました。

桑村さんは東京生まれの東京育ちですが、鬼ごっこの2級審判の資格を持ち、スポーツの良さを使って香川を有名にしたいと様々な活動をしています。

生活を支えるお金を稼ぐ本業である「ライスワーク」と、生きがいとしてやっている「ライフワーク」について、桑村さんご本人の人生からご紹介いただきました。

目的、目標に向け、国際協力のNPOの国際農業指導員から、大学生の就職支援、ITコンサルの人事、イベント会社などを経験し、今の人生のテーマは「香川と四国を日本と世界にひたすら自慢しまくること」で、最強のよそものでい続けること。良いところも、悪いところも、ひっくるめて香川が好きな人です。

塾長の尾野さんからは、
・何事も極めるまでには1万時間 毎日3時間で10年間で1万時間。
・桑村さんは週末の土日に毎週21時間で10年で1万時間だと思った。

①自分自身のなかで決まっていることは発信しなければならない。
②あなた自身の専門性、仕事の経験、それに裏打ちされたものを掛け合わせる。
③検索ワード はやり 人々の動向 これからを先取りする。
④自分の市場価値、売りポイント、相手からどう見られているかを正面から向き合う。 → 自分の価値、立ち位置
⑤自分自身のワクワク感

とまとめられました。

ライスワークとライフワーク、本業でお金も得られるが、本業で得られる経験があります。

ゲストトークの様子をまとめました。
「170128_chiiki.pdf」をダウンロード(182KB)

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女性たちは声を上げ つながって 男女共同参画

161204_平成28年12月4日(日)、たかまつミライエ1階 多目的室で行われた「新・高松市男女共同参画センター開館記念&2016男女共同参画市民フェスティバル」に参加してきました。

講師は、NHK「クローズアップ現代」のキャスターを務められてきた匡谷裕子さんです。

演題は「ひと・まち・未来を輝かそう!! ~みんな参画 みんないきいき~」のテーマのもと「女性が活躍できる社会を目指して」とされています。

日本での教育は、小学校の数年間だけで、海外での生活。そんな私がNHKのキャスターを務めるようになった。偶然をチャンスに。

そんな話から90分間の講演は始まりました。

定員220名の会場は満席、私は6階の男女共同参画センターの研修室から講演を傍聴です。1階と6階を合わせると350名ほどの方が、講演を聴かれたそうです。

外資系化粧品メーカーでの石鹸販売の企画の仕事、バックパッカーでの自分探しの世界旅行、NHKとの出会い、「ニュース・トゥデー」での挫折、再度のチャンス「ワールドニュース」、「クローズアップ現代」までのことを、「衛星放送や時代の変化というタイミングが、私にチャンスを与えてくれました」と。

講演では、

・バブル崩壊、その当時の女性の正規雇用は7割。なのに、今は4割と女性の置かれている立場は不安定なものとなっている。
・日本はダイバーシティ、アクセルは踏んでいるが、世界と比べると「男女平等指数」、先進国144ヶ国中 94位、昨年は101位、今年は111位。世界は、日本以上にアクセルを踏んでいるということ。
・育児制度、短時間勤務制度、様々な制度は充実してきたが、女性と男性が平等であるという意識改革はまだまだ進んでいない。
・結婚や出産の両立をどう図るかという以前に、それにいたるまでの「人材育成のあり方」に問題があることがわかった。
・日本企業の女性役員比率 この4年間で倍になりました。1.7%が3.4%です。アメリカは17% ヨーロッパでは3割を越え4割を目指している。
・しかし、アメリカではこの17%がこの10年間動いていない。ガラスの天井を、一生懸命打ち破ろうと苦労してきた、家庭と仕事の両立のために苦労をしてきた。そんな母親の姿を見ている女性たちは上を目指さないのではないか。
・育児に参加しない、家事に参加しない、そんな方が会社のルールを決めているのです。
・能力のある女性たちがのびのびと働くことへの課題には、男女間の性別役割意識だけでなく、世代間の性別役割意識の問題がある。
・文系、理系なんてしばり無く、どんどんイノベーティブ、斬新なアイディアで起業したり、古くからの会社で新しいビジネスを生み出し、昇進していく女性たちが生まれて欲しい。

そんな話があり、最後は「いろんなチャンスがあって、応援してあげて欲しいし、女性たちは声を上げていって欲しいし、そんな女性をうるさいと思わないで欲しいし、自己肯定感が低いけれどチャレンジしていって欲しいし、それが地方にとって大事と思います」と締めくくられました。

男女間の性別役割意識だけでなく、世代間の性別役割意識の問題がある。
結婚や出産の両立をどう図るかという以前に、それにいたるまでの「人材育成のあり方」に問題がある。

そんなことに気づかせていただいた講演でした。

講演の様子をまとめました。
「161204_danzyosankaku.pdf」をダウンロード(468KB)

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やりたいこと、好きなことをやって、人から喜ばれて、歳をとる

161030p1110840平成28年10月30日(日)、サンポートホール髙松の第2小ホールで、香川県金融広報委員会の主催で行われた「暮らしに役立つ 金融経済講演会」に参加してきました。

講師は、さわやか副資材団会長で弁護士でもある堀田力さんです。

検事時代には、東京地検特捜部ではロッキード事件捜査を担当し、91年に退官、弁護士登録。「高齢社会NGO連携協議会」共同代表、厚生労働省の高齢者介護研究会座長などを歴任されている方です。

演題は「高齢社会をささえるネットワーク ~能力と財産を活かして幸せに暮らせる社会~」とされています。

講演の中では、

・欲を出さない。年金が入ってくるでしょ。それを使って、最後まで幸せに暮らすことを考えましょう。
・男性は「お金の自立」は出来ているが、「生活の自立」が出来ていない。
・そんな夫の追い出し方は二つ、「ほったらかす」「褒める」こと。
・やりたいこと、好きなことをやって、人から喜ばれて、歳をとるとはいいことだと、若い人のモデルにならなくっちゃあ。 ← 高齢化の最先端を行っている社会に住む私たちの責務です
・人の役に立っていると、毎日が楽しい。
・自分のする事を見つける。お茶を入れる。掃除をする。編み物を習ってもいい。話をしてもいい、話を聞くのも、習うのもボランティアです。

など、しょぼくれた高齢者になるのではなく、「自分で介護保険料を節約し、自分で自分の体を活かし、自分で幸せになり、家族も幸せになり、社会の役に立つ」と締めくくられました。

講演会の様子をまとめました。
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誰かがどこかで自分を待っている JICAボランティア

161002p1110508映画にもJICAのボランティアにも興味があったので、平成28年10月2日(日)、髙松オリーブホールでJICA四国の主催で行われた「映画上映会 & JICAボランティア体験談」に参加してきました。

プログラムは次のとおり、発展途上国の犠牲の上に安く販売される衣料品の真実を訴える映画の上映と、ふたりのJICAボランティアの方の体験談などです。

○映画上映会 「ザ・トゥルー・コスト
○JICAボランティア体験談
 ・青年海外協力隊 
綾里佳
 ・シニア海外ボランティア 
片山正敏
○JICAボランティア募集説明会
○個別相談

衣服が安く手に入るのはなぜでしょうか。誰かの利益は、他の人々を搾取することによって得られるものであっては決してならない。

そんな強いメッセージを感じる映画です。

シニア海外ボランティアの片山さんからは、「我が国でその道に携わったスキルが、発展途上国ではまだ有用であると気づいた」と。

日本では当たり前の技術で、支援国の役に立てるのです。
誰かがどこかで自分を待っている。

シニアボランティアとは「人生の最終ステージであると同時に生きた証を確認する場である」と締めくくられました。

体験談などの様子をまとめました。
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経営者の能力と共に、熱意と人間性が大切です

161001a2016__1161001b2016__2平成28年10月1日(土)、瓦町FLAG8階 クリエイティブルームで香川県よろず支援拠点と髙松市の共催で行われた「よろずあきんど塾」に参加してきました。

今回を初回とする全7回の経営の知識を学べるビジネスワークショップです。

第1回のテーマは「なぜ商売をするのにお金が必要なのか 金融機関と良好な関係を築くためのエッセンス」です。

講師は、地元金融機関の多くの支店長を経験し、プロジェクトマネージャーとして多くの企業の支援を行っている、有限会社アトムビジネスコンサルタント 香川雅俊さんです。

161001p1110502財務のテキストやセミナーで出てくる、「賃借対照表」「損益計算書」「損益分岐点」の話ももちろんありましたが、金融機関から融資を受ける上での事業者の「熱意」、人間性、何度もアタックすることの大切さといった、資金を確保することに多くの時間を割いたことが印象的でした。

また、「決算書」は過去の成績表。「事業計画書」は事業者の「思い」といったことや、「運転資金」にも多くの時間を割き、売上が伸びることで運転資金が底をつくこと、仕入れの支払期日を遅らせてもらうことの効果など、具体的な数字を使った事例で説明いただきました。

中小企業の実態として、無借金経営の企業が増える傾向にあるなか、「経営者が理念を示し、金融機関等外部専門家と連携しながら、現場の意見を聴いて組織的な経営を行い、成長投資と新陳代謝を高め、稼ぐ力を向上させていくことが重要」と締めくくられました。

161001p1110501起業するには初期の準備資金と運転資金が必要で、その資金確保には金融機関との連携が不可欠です。

銀行に融資の相談に行き、つれない返事にすぐに腹を立てるような「人間性」では、商売は始まりません。

経営者の能力と共に、熱意と人間性が大切です。

ワークショップの様子をまとめました。
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今の時代 リノベーションで「まちづかい」

160919_renova_vol2__1平成28年9月19日(月・祝)、瓦町FLAG8階で丸亀市都市計画課の主催で行われた「丸亀市リノベーションまちづくりライブVol.2」に参加してきました。

今日の講師は、長野市善光寺で、「門前暮らしのすすめ」と題して毎月「空き家見学会」を開催し、県内外から参加者が訪れ、街歩きをしながら「空き家」を案内。
まちなかの空き家を「リノベーション」して、新しい利用者とマッチングし、まちに賑わいをつくっている株式会社MYROOM代表 倉石智典さんです。

演題は「エリアストックリノベーション -新しいまちのカタチと関わり-」とされています。

「まちづくり」ではなく「まちづかい」ならではのメリットや工夫どころとして、

・お店が「ポン!」と駅の近くに突然出来てしまうのではなく、出来るまでに時間と手間暇がかかるけど、出来たときには中にまで入ってきて手伝ってくれるご近所さんとの関係。
・「まちづくり」ではなく「まちづかい」 ご近所さんに迷惑をかけないように、自分がやりたいことをやっている、自分が使いたいようにやっている。
・6年前に始めたときは年間2件。ゲストハウス そこに泊まった人が次のお客さんを紹介してくれたり、1個の事例が出来たことが、次の大家さんや貸し主への説得力は大きい。

といった話や、中古物件のリノベ-ジョンゆえの「不動産」「設計」「建築」的な仕事として、

・古い建物なので、暑い、寒い、地震、シロアリなど、「建築」の立場で手を入れ、権利関係でどう使っていくか「不動産的」な仕事。
・用途変更 100m2以上の改築には申請がいるが、100m2未満は手続きがいらない。
・新築と違って、すでに建物があるので、イメージしやすい。やりたいカフェのイメージを持ってきてもらって、現場に重ね、具体にパースにしてあげる。
・大家さんが改修をして20万円で貸し出すのと、自分の好きなように借り主が改修し、家賃10万円と総支払額は変わらない。
・貸す気の無かった大家さんに貸してもらうので、大家さんと借りたい人の責任関係を明確にしておく。

といった話がありました。

ご自身を、「空き家」の未来をデザインする会社と表現し、まちづくりとまちづかい、無い時代とある時代、そんな視点から次のような整理をされました。

 まちづくり        まちづかい
 無い時代は作る    有る時代は使う
 都市計画        地域経営
 道・家・まち       宿・営・地
 客観基準/方程式  当事者判断/群

まちづかいのコツは、「どれだけうまく使いこなしていけるか、面白い瞬間、空間はみんなで共有できるのでは。そして「メトロノームの同期(例えばYouTubeから https://youtu.be/cDfFp34iJY4)」のように互いが同期することが出来る台(大きな方向性)を」と。

無い時代は作ったけれど、有る時代は賢く使う。
それは、「まちづくり」から「まちづかい」への転換です。

160919_renova_vol2__2まちづくりライブの様子をまとめました。
「160919_live.pdf」をダウンロード(616KB)

平成28年10月16日には「丸亀市リノベーションまちづくりライブVol.3」が、11月18日(金)~20日(日)には「リノベーションスクール@丸亀市」が開催されます。

みなさんも、参加してみませんか。

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経営戦略としての女性活躍 ~多様な人材の活躍できる働き方へ~

160829_w22ize160715105914_f01__1平成28年8月29日(日)、かがわ国際会議場で香川県の主催で行われた「かがわ働く女性活躍推進講演会」に参加してきました。

女性活躍推進法の概要説明、事例発表、小室淑恵さんの講演で、タイトルは「経営戦略としての女性活躍 ~多様な人材の活躍できる働き方へ~」とされています。

プログラムは次のとおりです。

○女性活躍推進法の概要説明
 香川労働局 雇用環境・均等室長 室谷留実

○企業事例発表①「女性が活躍できる職場環境づくりについて
 株式会社安岐水産 専務取締役 安岐麗子

○企業事例発表②「安心して働ける職場環境改善と充実 ~ワーク・ライフ・バランス~
 社会福祉法人喜勝会 総務リーダー 駒井眞理子

○講演「経営戦略としての女性活躍 ~多様な人材の活躍出来る働き方へ~
 株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役社長 小室淑恵

小室さんの講演では、

・「全員残業中止にしよう」と提案 → しかし社員からは、「残業しても早く成長したい」、「成長のチャンスを奪わないでください」と。
・言い方を変えた 「8時間を超えると、1.25倍の賃金を払うペナルティが企業に与えられる。8時間の中で成果を上げることが、あなたの仕事。それが出来ないのは何が問題なの」
・3ヶ月言い続けたら、原因が分かった・・・
 ・さっと答えられる知識がないので、手こずっていた。
 ・先輩なら1時間で出来るのに、スキルがないので僕は時間がかかった。
 ・残業して、自分のスキルを上げないまま、毎日を残業で摩滅していてはいけない。
 ・勉強したくなりました!
・6割の職員は育児や介護 → 朝の時間を活用し、資格取得やスポーツをしている → デイリーでこなす
・起業当時に比べ、今は4倍の人間で、40倍の業績を上げている → このことの最大の理由は、社員が成長する仕組みに入った。

と、残業して疲れ切り、スキルを上げる余裕がないことから、翌日も非効率な仕事の展開で、負のスパイラルに入っている会社が多いこと、そこから抜け出すヒントをたくさん紹介いただきました。

また、

・ワーク・ファミリーバランスとワーク・ライフバランス
・人口ボーナス期、人口オーナス期
・少子化の誤った分析と対策。「女性の社会進出が進むと、子どもが減る」といった誤解。

など、世の中の誤解や、人口ピラミッドの変化に対応できる社会システムの構築が必要で、「今は70代の人口が戦争のため一番少ない状態。2017年に団塊の世代が70代に突入する。育児と介護の時期は重ならないものが、団塊ジュニアは、育児と介護が重なる。待機児童が2万5千人なのに、介護の待ちは52万人。しかも介護は10年続く。女性が子供を産むのは43歳がリミット、団塊ジュニアの年齢から見るとあと2年がリミット」と、日本は待ったなしの崖っぷちに来ていることを強調されました。

ライフが充実すれば、人脈・アイディア・スキルが得られて、結果的にワークの質と効率が高まる。ワーク・ライフバランスに積極的に取り組み、勝てる組織と充実した人生を作っていきましょう。定年後の30年の評価をするのは会社ではなく家族です。

そんな言葉で締めくくられました。

今までのシステムでは対応できない状況にあることに気づき、行動することが必要です。
日本が茹でカエルになってはいけませんから。

講演会の様子をまとめました。
「160829_jyosei.pdf」をダウンロード(675KB)

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なぜこれをするのか 誰のためにするのか 三方良しの公共事業

160610p1100575平成28年6月10日(金)、かがわ国際会議場で、三方良しの公共事業推進研究会と(一社)地域建設業新未来研究会の主催で行われた「三方良しの公共事業推進カンファレンス2016四国」に参加してきました。

副題は「~10年の軌跡から学び、新たな一歩を踏み出す~」とされ、2007年に第1回カンファレンスを東京で開き、10年目の節目の年、第10回カンファレンスが高松で行われました。

プログラムは次のとおりです。

○第一部
 基調講演「三方良しの公共事業改革10年に思う」
  西日本高速道路取締役常務執行役員 奥平聖
 特別講演「担い手の確保に向けた四国地方整備局の取組」
  国土交通省四国地方整備局企画部長 畠中英人

○第二部 事例発表
 「新潟県庁よりビデオレター」~新潟県での三方良しスタートから今日までの取り組みについて~  
   新潟県土木部道路建設課課長補佐 瀬戸民枝(ビデオレターにて参加)
   三方良しの公共事業推進研究会新潟支部長 支部長 小野孝史
 「全てを可視化した三方良し ~建設ICTのものづくりのあるべき姿」
   一二三北路株式会社 建設土木工事部課長 坂下淳一
 「当社で取り組む三方良し」
   福島県福島市 寿建設株式会社 代表取締役社長 森崎英五朗
 「高知の片田舎で実践するチーム礒部の三方良しの公共事業、その10年」
   高知県奈半利町 有限会社礒部組常務取締役 礒部英俊、工事主任 田中彰司
 「地域住民の安全をいち早く確保するために、難条件の現場でいかに工夫したか」
   宮崎県 株式会社内山建設 土木部次長 金丸正明

○第三部 トークセッション「三方良しの公共事業改革」
 ゴールドラットコンサルティング日本代表 岸良祐司(きしら ゆうじ)
 国土交通省四国地方整備局長 石橋良啓
 西日本高速道路取締役常務執行役員 奥平聖(おくだいら きよし)
 三方良しの公共事業推進研究会理事 熊谷一男(くまがい かずお)

事例発表では、様々な現場での取組から、

・発注者と受注者は仮面夫婦ではなく、良い夫婦になるように、互いに一歩踏み出す勇気を持って、出会ったときのような初々しい良い関係に。
・みんなに「ありがとう」と言われる公共事業を目指して。
・ICTを導入することで不可視部分を可視化することを検討。
・笑顔がある 意見が言い合える さらに良いものづくりが出来る。
・まず、人を喜ばせてみよう。NMB 泣かす、笑らかす、びっくりさせる。
・喜ばせる技術 選ばれる企業。 7年前から「魅せる」現場作り
・どの現場に行っても、コミュニケーションをとる、わからないものを見えるようにする。
・自分からアクションを起こしたことで、相手からポジティブな反応が返ってきた。

など、「私たちのお客さんは住民です」という考えが流れています。

トークセッションでは、

・今日の事例発表は、世のため人のために工事をしている、それが公共事業であるとの気持ちを持ち続けつつ、何かを淡々とやることが共通するのかな。
・以前ははなるべく地域住民とは関わらず、早く現場を離れたかったのでは。七面倒くさいけれど、より関わったことで、より工事が良くできることに気づいた。
・10年前は、早く終わることで受発注者が喜び、その結果として住民の方も喜ぶのではだった。今は、住民の為にがまず感じられる。
・企業や行政で働いている一人一人が良しとなるような取り組みにならないといけない。働いている一人一人が「良し」となるような取り組みにしていかねばならない。
・まず現場の人の満足度を第一に そういう視点に気づいていなかった。

など、この10年の奇跡を振り返り、これからに向け、「100年後に土木史に記録されるような三方良しに。ごめんなさいではなく、ありがとうを集める現場で」と、岸良さんが締めくくられました。

現場に入るたびに、「なぜこれをするのか、誰のためにするのか」を考えることで、全然違うことが生まれます。

カンファレンスの様子をまとめました。
「160610_sanpouyoshi.pdf」をダウンロード(309KB)

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これからは自分で電力会社を選んだのだから 責任を担う

160423p1100407平成28年4月23日(土)、サンメッセ香川で行われた「~電力自由化で変わる新しい生活環境セミナー」に参加してきました。

4月1日から「電力小売全面自由化」が始まり、タイムリーな話題なので、このセミナーを目的にやってきました。

講師は、太陽光発電プランナー育成を目指す、一般社団法人日本PVプランナー協会の理事で、現場に精通している数少ない経営者である石丸貴樹さん。

わかりやすく、各家での電気の使い方をイメージできるようなわかりやすい説明で、30分の予定が50分たっていました。

電力の自由化は20年前、1995年からスタートしていたこと。「計画停電」「電力使用制限」を行わざるを得なくなった東日本大震災をきっかけに、電力の安定的な供給、電力供給システムの多重化が、電力自由化に拍車をかけ、本年4月から「電力小売全面自由化」に至ったことなどの説明から始まりました。

電力自由化のために、
 ・発電の自由化:誰でも電力供給事業者になれる
 ・小売りの自由化:どの供給事業者からでも電力を買える
 ・送・配電の自由化:誰でもどこへでも既設の送配電網を使って、電気を送配電できる
 ・配送電分離:既存の電力会社の発電部門と送電部門を切り離すことで競争環境を整える

が行われました。

これまでは電力会社を自分では選べなかったものが、これからは自分で電力会社やプランを選んだのだから、責任の役割を担う。どの電力会社を選ぶのか、変えるのも、変えないのも、私たちの権利であり責任なのです。

そのような電力会社の選択にあたって、
 ・CO2を出さない環境に優しい電気を選ぶことが出来る。 ← 3割は環境面から、料金が高くなっても選んでいる人
 ・地産地消の電力 地域で発電した電気を地域で消費し、利益を地域に還元 ← 自治体の収益となる(愛媛県が取組中)

といったメリットがあることも紹介いただきました。

その反面、
 ・現在は既存10電力会社に「電力の供給義務」が定められているが、2020年以降この義務の撤廃が検討されている。電力の安定供給への不安がある。
 ・「電力自由化」であり、「電力安売り」とは言っていない ← 携帯電話やガソリン、ガスなど、他のものとのセットで割引を強調するが、電気代が安くなった分は、セットになっているモノの選択権が無くなっている、より多くの通信費や燃料費を払うことになっているかもしれない

といったデメリットも。

発電事業に参入されている企業の技術者の方と話しをしたことがあります。

停電を防ぐために発電機やシステムの二重化をすると設備の費用やメンテナンスの費用がより高くなり、採算に乗らなくなる。システムは1系統で、故障すれば発電を止めればいい。

そんな話を聞いたことがあります。

安全・安定のためのコストと、その安全・安定のレベルのバランスはどうあるべきなのか。
台風や雷で起きる停電とは異なり、突然起きる停電、電気の使用量が多くなる夏場に停電・・・

電力自由化が、有事の際の安全性向上に、より良くつながりますように。

セミナーの様子をまとめました。
「160423_denryoku.pdf」をダウンロード(165KB)

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