カテゴリー「道路」の32件の記事

変状(症状)を「点検」し、損傷(病気)、原因を「診断」する

150730p1080087平成27年7月30日(木)、サンポート合同庁舎で行われた「橋梁メンテナンス講習会」に参加してきました。

演題は「道路橋の予防保全と耐候性橋梁の診断・補修」で、一般財団法人 土木研究センター理事長の西川和廣さんが講師です。

橋梁の点検や診断、補修のことを、人の検診、治療に例えながらわかりやすく説明いただきました。

点検」と「診断」、「理論」と「論理」、「変状」と「損傷」の違いや、PC橋や鋼橋、RC床版など橋梁の構造形式ごとの損傷と予防保全などの話しがありました。

特に、

・危機管理に重要なことは「公表」すること。この橋がどういう状況なのかを公表し、いざというときにはすぐに通行止めに出来るような警察協議をしておく。

・損傷(病気)を引き起こすことになった根本原因が、根治するために重要であり、変状(症状)を「点検」し、損傷(病気)、原因を「診断」する。

といった話が印象に残りました。

講習会の様子をまとめました。
「150730_maintenance.pdf」をダウンロード(198KB)

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自分は大丈夫だと過信しないで

150702p1070777平成27年7月2日(木)、サンポート合同庁舎のアイホールで開かれた「交通安全講習会」に参加してきました。

講師は、高松北警察署 交通第一課 交通指導係長 木村欣哉(きむらよしや)さんです。

ウクレレ演奏から始まり、交通事故の事例の映像を交えながら、「基本は、とまる、みる、まつ ことによって、安全な空間を作ること」ですと始まりました。

追突事故、2輪車との事故、子どもとの事故、自転車との事故、漫然運転による事故などの事故原因や、どうすれば良かったのかが説明されていきます。

自分は大丈夫だと過信しないで、油断、不注意、思い込みを防いで」「心にゆとりを持って運転してください」と締めくくられました。

今年に入って7月1日までの交通事故死亡者の数(人口10万人あたり)は、香川県はワーストワンとなっています。

自分は大丈夫と過信しないで、「もしかして・・・」の意識で、安全運転に心がけましょう。

講習会の様子をメモにまとめました。
「150702_anzen.pdf」をダウンロード(229KB)

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「カーズ」を観て・・・

131231p10108332006年製作のピクサー・アニメーション・スタジオの映画「カーズ」のDVD。

購入はしていたものの、見ないまま今日に至っていました。

気軽に見られるだろうと見始めると、映画のなかほどで「ドッキリ」とする会話が。

昔はああじゃなかったみたいよ。
40年前まであの高速はなかったの。

道はあんな風に地形を切り裂くんじゃなくって、地形に沿って作られていたのよ。
のぼったり、くだったり、曲がったり。

車は楽しみに行くために走っていたんじゃなくって、楽しみながら走っていたの。
10分短縮のためのバイパスが通ったの。

どうですか?

道路の造りかた、環境と公共事業のあり方、また、車の「楽しみ方」をサラリと言いえた会話に、ドッキリ。

移動には、その移動そのものが楽しく、その移動そのものが目的となるものもあるのでは。
映画の中では、それを「ドライブ」と呼んでいました。

あたりの景色、お店、自然、人、時間と空間を楽しむこと、それが目的となる道路や車とのつきあい方。

そんなことに気づかせてくれる映画でした。

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3,000個のロウソクが 日本一暑い四万十を照らします

130812cimg4133 国内観測史上最高気温41.0度を記録した四万十市で、四万十川の最下流、最も長い沈下橋である佐田沈下橋を、ロウソクによるライトアップをしようとする、一夜限りのイベントが行われました。

 「四万十かいどう推進協議会」の声かけにより、後川中学校の生徒さんをはじめとする大勢のボランティアの方々による取組です。

130812cimg4120 四万十市役所の安田さんが、平成18年の夏に始めたのがスタートで、今年で8回目となります。

 安田さんから、ライトアップ用のロウソク立ての作り方を説明いただきます。

 ワンカップのガラス容器に、3分の1ほど砂を入れ、小瓶の底で締め固め、100均で買ってきたロウソク(12個入りで105円です)の芯を立ててから、砂の上に水平に落とし込んでいきます。

130812cimg4123 全体の流れや、これまでの経過は、四万十かいどう推進協議会の事務局である、中村商工会議所の佐伯さんから説明いただきました。

 今では、このロウソクのライトアップを見て、「うちでもやりたい!」と、四万十マラソンのスタート地点や、棚田のライトアップなど、各地で行われているそうです。

130812cimg4125 暑い中での作業となりますから、熱中症に気をつけ、水分補給や休憩をはさみながらの作業です。

Cimg4142 夕方には、大きなおにぎり2個が入ったお弁当が配られました。

 汗をかいた体には、塩の利いたおにぎりがとっても美味しかったです。

 何も具が入っていないおにぎりでしたが、この塩味が、汗をかいた今の体には、一番合っているようでした。

130812cimg4132 3000個のロウソクも、これだけのスタッフにかかれば、16時過ぎには出来上がりました。

 まずは、堤防へのロウソクの設置を行います。

 続いて、佐田の沈下橋が18時から通行止めとなるので、18時からいっせいに沈下橋上にロウソクを設置していきます。

130812cimg4146 50メートルのメジャーを引っ張り、1メートルおきに置いていきます。

 ロウソクの火が、みなさまによく見えるように、ワンカップのビンの印刷の向きにも気をつけながら置いていきます。

 沈下橋のロウソクは風で火が消えないよう、紙コップの底を切り取ったフードもかぶせていきます。

 続いては、薄暗くなるのにあわせて、いっせいにロウソクに点灯です。

130812cimg4158 10メートルおきに、チャッカマンを持ったスタッフが待機です。

 合図と共に速やかに火を付けていきます。

130812cimg4196 ロウソクは、佐田沈下橋につながる進入路沿いの堤防の天端や小段にも並べられています。

 あとは、終了の21時まで、消えたロウソクの補充や再点灯、安全管理などにあたります。

130812cimg4189 沈下橋のたもとでは、提灯の無料貸与も行われています。

 薄ぼんやりとした提灯の光が、ロウソクの光のラインにマッチします。

130812cimg4225 風でまたたくロウソクの光は、何か人間らしさを感じさせます。

 大半のロウソクは2時間以上、光を放ち続けてくれます。

130812cimg4232 しかし、そんな光にも多くの虫が飛び込み、あまりの虫の多さに、ロウソクの火が消えてしまうこともたびたびでした。

 気温が高くて暑い一日でしたが、多くのボランティアスタッフの熱い思いで、クールなロウソクの火が、多くの観客の体を、夕涼みさせたのではないでしょうか。

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高知県西部地域念願の道路が また西へ延伸

121209cimg0270  今日、平成24年12月9日(日)は、四国横断自動車道の中土佐ICから四万十町中央ICまでの区間の開通式が行われました。

 開通式典は窪川四万十会館で、「開会の辞」「式辞」「来賓祝辞」「来賓紹介」「挨拶」「工事経過報告」「謝辞」「閉式の辞」の順でとりおこなわれました。

 挨拶の中では、久礼坂が高知西南部への大きな障壁であったこと、昔は未舗装でガードレールもないような道路だったものが、国道56号として舗装道路となったこと。曲がりくねった道路は、ドライバー泣かせのルートだったことが紹介されました。

 今回開通した14.8kmの区間、時間の短縮効果は9分間と評価されていますが、この道路の意味するところは9分間の時間だけでは表しきれない、安全、安心、経済効果などを生み出してくれることでしょう。

 開会式典が終わり、開通セレモニーに移動する頃には雨も小降りとなっていました。

121209cimg0262  開通セレモニーが行われる四万十町中央ICを高知方面へ少し入った道路上では、窪川中学校の生徒さんたちによるブラスバンドの演奏が行われていました。

121209cimg0301  予定の時間となり、多くの来賓や関係者の方々、地元の幼稚園児も参加してのテープカットと、くす玉開披です。

 

 続いては、皆さんお待ちかねの「もち投げ」です。

121209cimg0317  大型トラック3台を使ったもち投げ台の前には1,000人を超えていると思われる地域の方々が、もち投げの開始を待っています。

 15俵、900キログラム。餅の数にすると約2万個が投げられたそうです。

121209cimg0321  お持ちを持ち帰るための手提げ袋を持参し、もち投げ開始時刻の30分前にはトラックの前に陣取る方々が多くいました。

121209cimg0327  ものの5分間ほどで2万個の餅は投げ終わり、袋いっぱいの餅をさげて帰る方、その場でお餅を食べ始める子どもなど、楽しんでいただけました。

 12時より、パレードです。

121209cimg0337  パトカーに先導され、大型バスを含む約30台の車が、四万十町中央ICから久礼坂トンエルを高知側に出たところでUターンするコースで、パレードが行われました。

 トンネルや橋梁で結ばれたこの区間は、緩やかなカーブしか無く、走りやすい道路となっています。

 この道路は、様々な効果を、この地域に生み出してくれることでしょう。

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マイカー、それは日本の家族の夢でした。

120302cimg5757  今日は、東日本大震災の復興支援として復興道路整備のため、昨年の12月より東北地方整備局へ出向していた二人の若手職員による、現地の状況説明会がありました。

 夜は、二人を囲んでの懇親会です。

 その懇親会会場となった店の壁に飾ってあったのが、この「スバル360」の新聞記事です。

 富士重工業のスバルブランドは、1958年にこの軽自動車「スバル360」を製造から始まったそうです。

 富士重工では、今年の2月28日の「サンバー」の製造終了をもって、軽自動車の製造から撤退したそうで、今後はダイハツ工業からのOEMにより軽自動車の販売を続けるそうです。

 富士重工の軽自動車の製造の歴史は、ほぼ私の誕生と同時期に始まっていたんですね。

 新聞広告に目をやると、

 ジェット機づくりの技術が生んだスバル

 マイカー時代のトップをゆく スバル360

 都会の道はラッシュの洪水、地方にゆけば道路はデコボコ、そんな日本の道路事情に完全にマッチして製作された車、それがスバルル360

 4人が楽に乗れて、スタイル、性能、乗り心地などすべてがトップ、経済性は特に優れています。マイカーならスバル360

 また、「マイカー、それは日本の家族の夢でした。」との一文も・・・

 昭和37年(1962年)の掲載記事のようですが、まだまだ舗装されていない道路が普通だった時代。

 「マイカー、それは日本の家族の夢でした。」が、手に入れられない高嶺の花だったマイカーが手の届く存在になったとの意味で書かれた当時のコピーでしょうが、今ではどうでしょうか。

 若者も、車離れが進み、車を持つことに関心を示さなくなっているそうです。

 同じ「マイカー、それは日本の家族の夢でした。」が、車にあこがれていた過去の話を振り返る回想文に読めてしまう、それほど世の中は変わってしまったのでしょうか・・・

 都会にはいろいろな交通手段の選択が可能です。

 それに引き替え、地方はどうすれば移動の手段を確保することができるのでしょうか。

 車以外の選択肢があるでしょうか・・・

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「野性」と「野心」を持って 地域活性化

111001cimg8477  平成23年10月1日(土)、全日空ホテルクレメント高松 3階 飛天の間で、四国新聞社、高知新聞社、愛媛新聞社、徳島新聞社の4新聞社の主催による「四国活性化フォーラム2011 in 香川」に参加してきました。

 テーマは「お遍路で絆を結ぼう」で、建築家で東京大学名誉教授でもある安藤忠雄さんによる基調講演「可能性をつくれ」と、オカリナ演奏&トークセッションで構成されています。

 安藤さんの人気、注目度は高く、会場の約800席ほどの椅子は満席の状態で、通路に追加の椅子が加えられました。

 プログラムは次のとおりです。

13:00 開場 安藤忠雄氏サイン入り書籍の販売
13:30 開会
      主催社代表あいさつ  副家輝(四国新聞社 取締役y COO)
      最高顧問代表あいさつ 浜田恵造(香川県知事)
13:46 基調講演 「可能性をつくれ」 安藤忠雄(建築家・東京大学名誉教授)
14:48 休憩
15:10 オカリナ演奏&トークセッション 「お遍路で結ぶ絆」
      ホンヤミカコ(オカリナ奏者)
      住みます芸人 どさけん(香川住みます芸人)
      淀家満月(高知住みます芸人)
      モストデンジャラストリオ(愛媛住みます芸人)
      キャンパスボーイ(徳島住みます芸人)
      コーディネーター 宮宇地美穂(フリーアナウンサー)
16:40 閉会

 主催社あいさつでは、「3.11の震災から我々は、自然の驚異に対する人間の無力さを感じ、一方、人と人が助け合う「絆」の大切さを感じた。「絆」は生きていくため必要なもの。四国ではお遍路さんに無償で食事やお世話をする「おせったい」のある地域。お遍路が生み出す「絆」の力を考える」と。

 最高顧問代表浜田香川県知事から、「遍路道を世界遺産に登録するには長い期間を要するが、今日の取組が、登録のきっかけに出来ればと思っている」とのあいさつがありました。

 

111001cimg8479 ○基調講演

 基調講演のテーマは「可能性をつくれ」。

 直島の地中美術館、日本のおばさんたちの可能性の話や、東日本大震災の復興会議の副議長、遺児育英資金などの話があり、「野性」、「野心」、「あきらめること」、「目標」の必要性について話されました。

 最後は、「四国のように一つにまとまっているところから、一人が元気よく立ち上がらなければならないと思っています」と締めくくられました。

 

○オカリナ演奏&トークセッション

 「風に抱かれて ~本谷美加子の四国巡礼」に出演し、お遍路参りをしたオカリナ奏者のホンヤ ミカコさんの演奏で始まり、四国4県の住みます芸人とのトークセッションです。

 4人がそれぞれ、4県のお遍路巡りをし、地元の方との交流の様子などを紹介しながら、「歩くスピードで発見がある」、「歩けない方もいらっしゃるでしょう。お遍路さんに声をかけて、何か親切にしてあげてください」、「ひとりでもお遍路してみようという方が増えることを願います」と。

 

111001cimg8483  フォーラムが終わり、シンボルタワーを覗くと、「秋祭り」が開催され、スーパーボールすくい、輪投げ、射的コーナー、バルーン教室など、多くの子どもたちで賑わっています。

 同時にデックスガレリアでは、「たかまつ大道芸フェスタ2011」が行われ、青色のジャージを来た女性大道芸人の方が、手品を交えたパフォーマンスを展開中でした。

111001cimg8485  中島みゆきの「うらみま~す~ うらみま~す~」の曲に合わせ、呪いの人形? や、赤い糸? をもじった大人向けと思える手品を交えたパフォーマンスに、子どもたちが群がっている様子は奇異にも感じました・・・。

 フォーラムの様子をまとめました。
「111001_kasseika.pdf」をダウンロード (316KB)

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非日常的な道路空間を楽しむ

110912cimg8054  平成23年9月19日(月・祝)に、第4回カーフリーデーが開催されるという看板を発見。

 高松市では、コンパクトなまちづくりに併せて、過度に自動車に依存しない人と環境に優しい公共交通と自転車を利用したまちづくりを目指して、平成20年から「カーフリーデー高松」(都市の中心部でマイカーを使わない日を設け、交通や環境、都市生活と車の使い方について、市民の皆様に考えていただく機会とする社会啓発活動)を開催しています。

 今回は、主会場を菊池寛通り(中央通りからフェリー通りまでの間)、第二会場を美術館通り(中央通りからフェリー通りまでの間)に、午前10時から午後6時まで行われます。

 主会場の菊池寛通りでは、環境パフォーマー・らんま先生や、ストリートミュージシャンによるステージイベントが行われるほか、ミニ電車やミニSL、おもしろ自転車などの乗り物も体験できます。

 第二会場の美術館通りでは、アウトドアワークショップやアート体験など、マイカーから解放された空間を活用したさまざまなイベントが行われるそうです。

 また、カーフリーデーの協賛事業として、丸亀町商店街やライオン通商店街、南新町商店街、常磐町商店街、高松天満屋では、ポイントが5倍(丸亀町では10倍)になったり、IruCaで電車やバスを利用し、丸亀町商店街などのお店で、IruCaで500円以上買い物するとecoポイントが50ポイント加算されます。

 自動車のこない通りで、非日常的な道路空間を楽しんでみませんか。

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地域の移動手段を確保するために

110214cimg4303  平成23年2月14日(月)、サンポートホール高松5階 第2小ホールで、国土交通省四国運輸局の主催で行われた「地域公共交通確保維持改善事業(四国ブロック)説明会」に参加してきました。

 平成23年度予算に新しく設けられた「地域公共交通(維持改善事業)」についての、自治体の担当者向けの説明会です。

 事業仕分け、刷新会議での議論を経て、国がどういったものに補助すべきか、仕組みの見直しがなされたものの一つです。

 地方や離島では、過疎化や少子化、燃料の高騰、生活様式(車社会)の変化など様々な要因から公共交通の利用者が減り、その運行の維持が難しくなっています。

 その一方で、高齢の方など、移動に公共交通に頼るしかない方々の移動に支障が生じています。

 そんな中、人口減少、高齢化の進展、地球温暖化対策等の諸課題に対応するとともに、安全で安心な地域の移動手段を確保するため交通基本法の制定の準備が進んでいます。

 地域間幹線路線の補助要件の一つである、日あたり輸送量が15~150人について、地方ではこの日15人以上の要件は厳しく緩和措置が欲しい。

 本事業が、厳しい財源を有効に使う趣旨から「地域の交通、人の移動」を対象とするため、フェリーのような物流を担うモノが対象とならない事への対策を考えて欲しい。

 説明会に参加されている自治体や事業者の方々からたくさんの質問が出され、離島や地方の移動手段の確保に取り組まれている方々の、切実な要望と、熱い思いが感じられました。

 説明会の様子をまとめました。
「110214.pdf」をダウンロード (197KB)

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無くなってから気づくのでは手遅れです

10731cimg1772  平成22年7月31日(土)、サンポートホール高松で開かれた研究フォーラム「四国地域にとっての海上交通とは」に参加してきました。

 高速道路の大幅割引の影響や、リーマンショック以降の不景気の影響も相まって、フェリーへの乗客数や乗船台数が減っています。

 フェリー航路の廃止や寄港廃止が進んでいます。

 四国においてフェリーは当たり前。これが無くなるかも知れない現在の危機的な状況。

10731cimg1738  フェリーは利用者が限定的で、無くなることの影響が認識しにくい。これまで見えにくい海運、フェリーへの理解を深め、共に考えるために講演とパネルディスカッション、フロアとの意見交換を実施しようとするもので、日本計画行政学会四国支部の主催による取り組みです。

 フェリーの現状、問題の本質はどこにあるのか、問題を解決する方法はあるのか、そんな視点でフォーラムは進められました。

10731cimg1743  香川大学名誉教授 井原さんによる「開会挨拶と解題」に始まり、香川大学教授 土井さんによる「四国のフェリーを取り巻く状況と課題の整理」と題した現状の報告のあと、パネルディスカッションです。
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 パネルディスカッションは、徳島大学大学院 教授 近藤光男さんのコーディネートのもと、

 ・株式会社北四国産業 代表取締役 岡伸二
 ・株式会社マキタ 常務取締役技術本部長 竹内憲夫
 ・香川大学大学院 准教授 亀山嘉大
 ・徳島県県土整備部運輸総局副総局長 小谷野喜二
 ・石崎汽船株式会社 代表取締役社長 一色昭造

の、5名の様々な立場の方々、さらにはフロアの参加者もまじえてディスカッションが進められました。

 フォーラムの様子をまとめてみました。
「100731_ferry.pdf」をダウンロード (440KB)

 

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 研究フォーラムの開催趣旨には、次のようにまとめられています。

 四国地域は、中央部に険しい山岳がそびえ、かつ、四方を海に囲まれた地勢であり、古くから海上交通に大きく依存するとともに、海上交通を活かした産業を発展させてきた。現在の四国の海上交通の特徴を考えると、その一つは、多くのフェリー航路の存在であり、四国随一のものであり、また、地域の特性の一つと言える。フェリー航路は、通勤、通学、通院といった生活交通手段として、また、物流の効率化や安全の確保、大型製品の輸送手段、大規模災害発生時の緊急輸送手段等として社会的意義を有しているものと認識出来る。

 しかしながら、近年、景気の低迷や一昨年以来の高速道路通行料金施策により、四国発着のフェリー航路は厳しい状況に陥り、航路の存続が危惧されている。このようなことから、フェリー航路の現状や社会的意義、直面する課題、課題への対応の考え方などについて、今、地域で真剣に議論することが求められている。

 そこで、日本計画行政学会四国支部は、かかる問題について、地域の有識者や関係者による議論を通じて、課題の整理をしながら、地域としての認識を深めていくことを目的として、本研究フォーラムを開催するものである。

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